2024年になったのか
横断歩道の信号待ちで突然、多々良先輩が千夏さんの肩を抱いたのでぎょっとした。
背の高い千夏さんの体がおおきく傾いて、多々良さんの体にぶつかる。千夏さんは凛とした表情をきょとんとさせて、上目遣いで首をかしげた。
「なに」
「あれさぁ」
多々良先輩が声を潜ませる。
「どれかわいい?」
「ん?…ああ」
主語もなく突然始まった会話だったが、二人には通じあっていたらしい。突然先輩に肩を抱かれた我らがマネージャーは、さしたる起伏も見せずに遠くを眺めた。
「右から2番目の茶髪」
千夏さんがいう。多々良先輩が笑った。
「うわぁ趣味悪いねおまえ、オレなら」
「いちばん左の黒髪美人でしょ?あーゆーキツそうな子好きですよねぇ、多々良先輩」
オレは聞き耳をたてながら周囲を見渡した。
道路を挟んで向かい側に女子高生のグループがいる。6人組。右から2番目が茶髪で左には黒髪美人。うわぁと思った。この人たち女子高生の品定めしてんのかよ。
千夏さんが多々良先輩の肩にもたれかかった。気品のある美人として有名な千夏さんの、甘えるみたいな仕草にドキッとする。
「あの黒髪ちゃん、パンツ何色だと思います?」
爆弾発言だった。千夏さんは確かにパンツと言った。パンツとは下着である。美女が美人のパンツの話をしている。不思議な光景だった。多々良先輩が、進路に悩む学生のように深く唸る。
「白の…フリル!」
「赤のヒモパンですよ」
「んなワケねえだろ」
「いくら掛けます?」
「ゴディバ五千円分」
「言いましたね」
肩を寄せあい、おたがいの耳元に囁きながらくすくす笑う。はたからみれば美男美女のカップルなのに、会話の内容が残念すぎた。それに、ここは公道で、我々バスケ部は練習試合に向かう最中なのである。現在進行形でふたりをみてるのはオレだけだ。他のやつらは、携帯を弄ったり隣の奴と会話したりしながら暇を潰している。
主将の多々良先輩と、一年のマネージャーがあれだけ親密であったことを、オレは今日初めて知った。
いや、初めてというには語弊がある。薄々感づいてはいた。上下関係を重んじる千夏さんは多々良先輩に対してだけ不意に敬語が抜けたりするし、誰からも慕われるリーダー気質の多々良先輩が、千夏さんに対してのみ我侭をいったりする。その姿は男女というより悪友のようだった。
2学年離れた二人が、いったいどんな関係であるのかは甚だしく謎であるが、少なくとも恋人ではないのだろう。
だって女子高生のパンツの話をしてる。
「なあ、確かめたくね?」
「そんなこと言って。見たいだけでしょ」
「それもあるけど」
「えっち」
ぞっとするほど艶やかに、千夏さんが笑った。
オレは千夏さんと出会うまで、人の笑顔にこんな攻撃力があるなんて知らなかった。千夏さんは表情一つで人の心に侵食する。美しい麻薬のようなひとだ。きれいなものは苦手だった。人でもものでも。自分の意思とは無関係に心を刺激されるあの感覚が好きじゃない。
千夏さんが腕を持ちあげた。
女子高生のほうを指差すように、間接を軽く曲げた状態で地面と平行に手をかざす。
電線に止まっていた集団のカラスが、一斉に羽ばたいた。
「ゴディバ、約束ですよ?」
小石が、スニーカーにぶつかった。
ん?と思って足元をみる。なんの衝撃も与えていない、ただ落ちているだけの小石がなぜか動いてる。規則性はなく、左右にころころ揺れて、上下に軽く跳ねる。
ポルターガイストだ。しかし、こんな小さい心霊現象に悲鳴をあげるワケにもいかず、オレはちょっと困惑したのち、顔をあげた。
瞬間。
「きゃあ!」
遠くから悲鳴が聞こえた。後ろの男からは口笛が鳴り、多々良先輩の横顔は「げっ」という風に顰められ、千夏さんの顔はみえなかった。
そしてオレは見てしまった。
前方にいる女子高生のスカートがふわあぁっと捲りあがった瞬間を。
声に釣られて女子高生をみたのはオレだけじゃない。たぶん、信号待ちをしてるバスケ部もサラリーマンも私服のおっさんも、みんながあの女子高生たちをみた。
なかでも多々良先輩が可愛いと絶賛していた黒髪美人のパンツに、男どもの視線は釘付けだった。
「…白のヒモパン」
誰かが重々しく呟いた。神の名を呼ぶように神聖なる声で発せられた馬鹿な一言に、近くにいた女の目が鋭さを増した。
信号が青に変わる。多々良先輩と千夏さんはくすくすと笑い声を押し殺していた。「ちょう最悪ぅ!」ときゃあきゃあ騒ぎながら歩いてくる女子高生とすれ違う。多々良先輩が千夏さんの肩をひじで突いた。千夏さんは笑いを堪えながら、そのひじを手で叩いている。
「この場合どうするよ?」
「どうしましょうねえ」
ふたりは普段どおりの距離感を取り戻し、先輩とマネージャーとしてのポジションに戻っていた。わずか30秒に満たない不思議な現象は、前を歩く先輩ふたりと、その真後ろを歩いていたオレしか知らないだろう。
世界には不思議なことが沢山ある。
いまの現象もきっと、そのなかの一つだろう。
考えを一通りまとめたオレは、今日の練習試合勝てるといいなと思いながら信号を渡りきった。
Fin
ふしぎな話
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先日、RTで「鳴かぬのか 強くなったな ほととぎす」っていう秀逸な一言が回ってきて、この名言がいまだに頭から離れず、韻を踏んでる文章とか読むと頭の中にこれが浮かんできてふふ…ってなります。
こんばんわ!
ツイッターでも呟きましたが、このたび年上の後輩ちゃんが私の部下としてやってきました。
前々から中途採用で「英語できる美人を入れろ」と圧掛けてたのですが、ついに念願の美女が我が部署へ。しかもイギリスの大学を卒業してる超ハイスペック女子。
やったー!
契約以外の下の子は初めてだったのでドキドキです。
やったー!
とてもうれしい!
親睦を深めていけたらいいな!
上司「すごく癖のある奴だから気をつけろ。暴力沙汰だけ回避してくれれば、あとはオレの権限で不問に付す」
ドキドキの意味合いが変わった瞬間でした。
どこの組の者が回されてくるんだ。
私の仕事に関する劣等感を刺激するほど優秀な部下なのか、本人自体が殴りたくなる性格しているのか。私的にはもちろん前者希望ですが、雰囲気的が完全に後者でした。
上司曰く「イラレと仲違いするタイプ」らしいですが、完全に厄介者払いで私に回しましたね?
ラギ「ちょ。私が抱えてる作家もイラレもアクが強いので、これ以上の悪玉菌を増やすのはやめてください」
上司「オレこの間おまえのワケわかんねぇ名古屋行きの申請、なにもきかずに受理してやっただろ?」
ラギ「計ったな!!?」
にっこり笑う上司を久しぶりにみました。
もうだれも信じない(闇落ち)
そして迎えた新人さん。
背が高くシルエットも美しく可愛らしい顔という才色兼備…の、第一声。
年上後輩「これからよろしくお願いします。池袋さんおいくつですか?出身大学は?」
コミュニケーション完全無視の格差社会に生きる女感が滲み出た一言だと思いました。
のっけから良いパンチ打ってくるな!
ラギ「後輩さんの5つ下です。大学は○○でした。とりあえず仕事内容教えますね」
年上後輩「池袋さん、重版の最高いくつですか?」
ラギ「ん?」
年上後輩「なんか池袋さんって、周りの評価と実力が伴ってない感じするんですよね」
ラギ「お仕事が一人でできるようになってから同僚を品定めしましょうね」
上司が隣でひやひやしてました。
高圧的で学歴主義な人は清々しい。
自分の努力をプライドに結びつける自己肯定は好きです。でも編集は人の心を掴むお仕事なので、もう少し穏やかに、他人の心に寄り添う気持ちが持てたら素敵ですね!(殺意)
学歴は武装ではありません、あくまで自分のこなせる仕事内容に幅を持たせるプロセス証明に過ぎないので、そこを鼻にかけるようではいけないのです。
年上後輩「なんでイラレは低学歴なのに、ただ絵が描けるだけで自分の才能に酔えるんです?〆切守れない人多すぎて苛々する」
年上後輩「私の知ってる金赤と違います、なので印刷会社とのやり取りでミスったのは私ではなく、池袋さんの情報不足です」
年上後輩「コイツ(作家)仕事しないでツイッターで愚痴こぼしてますけど」
なぜおまえは人の粗探しばっかりするんだ…(頭抱え)
人の悪いところがピンポイントでよく見える魚眼なのかい…。とりあえず「間違っても本名と職業晒したtwitterはやるなよ」と釘を刺しておきました。彼女は綺麗だし要領もいいしアドバイス力もあるけど、我が社のイメージを爆下げする破壊神でもあります。
と、まぁ反抗的な子ではありますが、それ以上によく気がつく子でもあります。
年上後輩「池袋さん、今日で缶コーヒー7杯飲んでます。胃が荒れるのでそれ以上は控えたほうがいいですよ。もう依存症でしょうけど」
年上後輩「これ落ちてましたよ。池袋さんのイヤリングですよね。若い子って感じですね」
年上後輩「池袋さん今日……ああ、前髪切ったんですか。邪魔そうでしたもんね。チャラチャラするのやめたらどうです?」
一言余計だね!
だけどすごいね!人に興味があるのか目に付くのかわからないけど、とても繊細だね!
なかでも一番驚いたのが、飲み会のときさり気なく私の飲み物を左側に用意してくれたときです。※お箸も鉛筆も右手に強制済み
ラギ「私の左利きいつ気づいたの?」
年上後輩「はあ? 最初からですよ。池袋さん、乾杯のあと左手にグラス持ち代えるじゃないですか。改札で定期押すときも腕がクロスし、ライターだって左でつけるし」
ラギ「後輩ちゃんA型!!?」
年上後輩「そうですけど」
ラギ「好き!!!!」
年上後輩「はあ???」
A型女子大好き!!!!
暴言が多くて他人の悪いところばっかり責める子ですが、比例するように自分にも厳しいので私は好きです。
仲良くなれる兆しが見えたので、これからも喧嘩しながらうまくやっていこうと思います。
先日、『神様のレプリカ』を更新しました。
朝霧さんから頂戴した素敵イラストに泥を塗る一年越し更新で、〆切守れないクズって社会のゴミだなと自分を戒めつつ、朝霧さんへの感謝と純粋に楽しい気持ちを込めて書きました。
こんな浦島ラギに感想を送ってくださったみなさま、本当にありがとうございました。
人が恋に落ちていく過程を考えるのがとてもすきなので、好きなものに共感してもらえることが純粋に嬉しいです。
そして!!
小説を読んでくださった悠羽さん・が!!!
悠羽さん @yuuhanesan
感想をイラストにしてみました!
と!!!!
3
2
1
・
・
・
ひょ・・・(言葉にできない)
神様のレプリカは「潔癖」をテーマに、淡く儚くを意識しながら文字を綴っているので、悠羽さんが送ってくださったイラストを見た瞬間本当に惚れ惚れしました。
私がつづった文字の情報を的確に整理した色使いやこの透明感は、悠羽さん独特の瑞々しい感性が織り成すものなのだろうなと思います。
これで中学生の方って…
悠羽さんはなんて可能性の宝庫なのだろう…
ほんとうにありがとうございました!
そして池袋の幸せは続く。
イスカさん @isukasan
♯RTしてくれた人の中から抽選でイラスト描きます
池袋ラギ @ragi_ikebukuro
RT ♯RTしてくれた人の中から抽選でイラスト描きます
(当たれ当たれ当たれ当たれ当たれ…)
イスカさん @isukasan
@ragi_ikebukuro おめでとうございます♡
池袋ラギ @ragi_ikebukuro
I thank God !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
当 選 ☆
なんて人に幸福を与えるハッシュタグなのだろう…。
己のくじ運の良さを世界中の神々に感謝しました…。
頂いたイラストがこちら!!!
マグネットしてる赤司くんと黄瀬くんをお願いしたのですが、マグネットしてる赤司くんと黄瀬くんが本当に届いた瞬間の衝撃は山が崩れ海が割れ空が落ちるくらいすごかったです。
イスカさんから初めてイラストを頂いてしまったあああぁぁ!!!
ん"ん"ん"ん"ん"…!!
創作意欲が掻き立てられる…
マグネットしてる二人が書きたい…
黄赤…黄赤…??
指が絡み合ってるってことは、このあと唇から舌へと移動するわけですね。なんて妄想が捗る艶やかなイラストなんでしょうか…。うっ…;
最近つらいこと続きで心が参ってましたが、これをきっかけにまた前に進める気がします。
本当にありがとうございました!涙
嬉しかったことも悲しかったことも全部受け入れて、私は私を作っていこう。
そんな私を好きになってくれた人たちを、全力で大切にしていこう。
一年が終わるまで、あと51日。
最近みた映画
■テッド1
初見。恋人を優先したり自分を捨てようとしたりする持ち主(友達)には寛大だったテッドが、くまモンと比較された瞬間にキレたのがめちゃくちゃ面白かったです。こういうユーモアは大好き
ノシ
先日、RTで「鳴かぬのか 強くなったな ほととぎす」っていう秀逸な一言が回ってきて、この名言がいまだに頭から離れず、韻を踏んでる文章とか読むと頭の中にこれが浮かんできてふふ…ってなります。
こんばんわ!
ツイッターでも呟きましたが、このたび年上の後輩ちゃんが私の部下としてやってきました。
前々から中途採用で「英語できる美人を入れろ」と圧掛けてたのですが、ついに念願の美女が我が部署へ。しかもイギリスの大学を卒業してる超ハイスペック女子。
やったー!
契約以外の下の子は初めてだったのでドキドキです。
やったー!
とてもうれしい!
親睦を深めていけたらいいな!
上司「すごく癖のある奴だから気をつけろ。暴力沙汰だけ回避してくれれば、あとはオレの権限で不問に付す」
ドキドキの意味合いが変わった瞬間でした。
どこの組の者が回されてくるんだ。
私の仕事に関する劣等感を刺激するほど優秀な部下なのか、本人自体が殴りたくなる性格しているのか。私的にはもちろん前者希望ですが、雰囲気的が完全に後者でした。
上司曰く「イラレと仲違いするタイプ」らしいですが、完全に厄介者払いで私に回しましたね?
ラギ「ちょ。私が抱えてる作家もイラレもアクが強いので、これ以上の悪玉菌を増やすのはやめてください」
上司「オレこの間おまえのワケわかんねぇ名古屋行きの申請、なにもきかずに受理してやっただろ?」
ラギ「計ったな!!?」
にっこり笑う上司を久しぶりにみました。
もうだれも信じない(闇落ち)
そして迎えた新人さん。
背が高くシルエットも美しく可愛らしい顔という才色兼備…の、第一声。
年上後輩「これからよろしくお願いします。池袋さんおいくつですか?出身大学は?」
コミュニケーション完全無視の格差社会に生きる女感が滲み出た一言だと思いました。
のっけから良いパンチ打ってくるな!
ラギ「後輩さんの5つ下です。大学は○○でした。とりあえず仕事内容教えますね」
年上後輩「池袋さん、重版の最高いくつですか?」
ラギ「ん?」
年上後輩「なんか池袋さんって、周りの評価と実力が伴ってない感じするんですよね」
ラギ「お仕事が一人でできるようになってから同僚を品定めしましょうね」
上司が隣でひやひやしてました。
高圧的で学歴主義な人は清々しい。
自分の努力をプライドに結びつける自己肯定は好きです。でも編集は人の心を掴むお仕事なので、もう少し穏やかに、他人の心に寄り添う気持ちが持てたら素敵ですね!(殺意)
学歴は武装ではありません、あくまで自分のこなせる仕事内容に幅を持たせるプロセス証明に過ぎないので、そこを鼻にかけるようではいけないのです。
年上後輩「なんでイラレは低学歴なのに、ただ絵が描けるだけで自分の才能に酔えるんです?〆切守れない人多すぎて苛々する」
年上後輩「私の知ってる金赤と違います、なので印刷会社とのやり取りでミスったのは私ではなく、池袋さんの情報不足です」
年上後輩「コイツ(作家)仕事しないでツイッターで愚痴こぼしてますけど」
なぜおまえは人の粗探しばっかりするんだ…(頭抱え)
人の悪いところがピンポイントでよく見える魚眼なのかい…。とりあえず「間違っても本名と職業晒したtwitterはやるなよ」と釘を刺しておきました。彼女は綺麗だし要領もいいしアドバイス力もあるけど、我が社のイメージを爆下げする破壊神でもあります。
と、まぁ反抗的な子ではありますが、それ以上によく気がつく子でもあります。
年上後輩「池袋さん、今日で缶コーヒー7杯飲んでます。胃が荒れるのでそれ以上は控えたほうがいいですよ。もう依存症でしょうけど」
年上後輩「これ落ちてましたよ。池袋さんのイヤリングですよね。若い子って感じですね」
年上後輩「池袋さん今日……ああ、前髪切ったんですか。邪魔そうでしたもんね。チャラチャラするのやめたらどうです?」
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ラギ「後輩ちゃんA型!!?」
年上後輩「そうですけど」
ラギ「好き!!!!」
年上後輩「はあ???」
A型女子大好き!!!!
暴言が多くて他人の悪いところばっかり責める子ですが、比例するように自分にも厳しいので私は好きです。
仲良くなれる兆しが見えたので、これからも喧嘩しながらうまくやっていこうと思います。
先日、『神様のレプリカ』を更新しました。
朝霧さんから頂戴した素敵イラストに泥を塗る一年越し更新で、〆切守れないクズって社会のゴミだなと自分を戒めつつ、朝霧さんへの感謝と純粋に楽しい気持ちを込めて書きました。
こんな浦島ラギに感想を送ってくださったみなさま、本当にありがとうございました。
人が恋に落ちていく過程を考えるのがとてもすきなので、好きなものに共感してもらえることが純粋に嬉しいです。
そして!!
小説を読んでくださった悠羽さん・が!!!
悠羽さん @yuuhanesan
感想をイラストにしてみました!
と!!!!
3
2
1
・
・
・
ひょ・・・(言葉にできない)
神様のレプリカは「潔癖」をテーマに、淡く儚くを意識しながら文字を綴っているので、悠羽さんが送ってくださったイラストを見た瞬間本当に惚れ惚れしました。
私がつづった文字の情報を的確に整理した色使いやこの透明感は、悠羽さん独特の瑞々しい感性が織り成すものなのだろうなと思います。
これで中学生の方って…
悠羽さんはなんて可能性の宝庫なのだろう…
ほんとうにありがとうございました!
そして池袋の幸せは続く。
イスカさん @isukasan
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池袋ラギ @ragi_ikebukuro
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イスカさん @isukasan
@ragi_ikebukuro おめでとうございます♡
池袋ラギ @ragi_ikebukuro
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マグネットしてる二人が書きたい…
黄赤…黄赤…??
指が絡み合ってるってことは、このあと唇から舌へと移動するわけですね。なんて妄想が捗る艶やかなイラストなんでしょうか…。うっ…;
最近つらいこと続きで心が参ってましたが、これをきっかけにまた前に進める気がします。
本当にありがとうございました!涙
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そんな私を好きになってくれた人たちを、全力で大切にしていこう。
一年が終わるまで、あと51日。
最近みた映画
■テッド1
初見。恋人を優先したり自分を捨てようとしたりする持ち主(友達)には寛大だったテッドが、くまモンと比較された瞬間にキレたのがめちゃくちゃ面白かったです。こういうユーモアは大好き
ノシ
【美月と彩未】
私にはじめて彼氏ができた春、あやみちゃんの両親が事故で死んだ夏、私の誕生日を祝った秋、あやみちゃんが大学に受かった冬。私たちは花火をした。だから迷わなかった。
『花火する?』
電話越しであるあやみちゃんの表情がみえない。もしかしたら断られるかも。徐々に不安になってきたとき、黙り込んでいたあやみちゃんは静かな声で「そうだな」と言った。
『外は危ないから屋上でやるか』
続いた声に同意した。
携帯をみれば、久しぶりに昔の彼氏からメールが届いていた。同い年の男の子だ。名前と顔は覚えてるが声を忘れた。人が人を忘れる順番は声・顔・思い出だというのは本当らしい。
短い文章だった。
『あれからたくさんの人と付き合ったけど、美月のことがいちばん好きだった。さよなら』
春に付き合った人で、肌を重ねたのは夏。声が漏れないように閉めきった窓の外で、セミが鳴いていたのを覚えてる。彼は他の子と経験がある人で、私は処女だった。行為は痛みは伴わず、彼は丁寧に私を抱いてくれた。
少し考えて、返信する。
『ありがとう。さよなら』
彼とは冬に別れた。明確な理由はない。喧嘩も不満もなかった。ついでに言うなら愛もなかった。それが原因なのだろう。いまならわかる。私を少女から女性に変えてくれた元彼は、諦めるように私の髪を撫でて、別れよう、と呟いた。
あの日もあやみちゃんと一緒だった。
彼と別れた夜、私はあやみちゃんの部屋を訪れた。ジャージ姿で出迎えた寝起きの幼馴染に「彼氏と別れた」と告げれば、あやみちゃんは欠伸をしながら「ふうん」と流した。そして興味なさそうな顔で「花火する?」と聞いた。
『ホラ、おまえがソイツと付き合った日も花火したじゃん。別れた日もやっとけばさ、ちょっと締めくくった感ない?』
その理屈は理解できなかったが、私はこくりと頷いた。
それから花火は習慣化した。
22時。
どこにいるんだと聞かれ「公園のベンチ」と答えた私を鬼のように叱りつけたあやみちゃんは、なんと車で迎えにきた。私が知る限り彼は無免許だ。
彼は世界の寒気を恨むような眼差しで近づいてきた。
「おまえなんで制服?」
「高校に行くんでしょ」
「スカート寒くね?」
「ちょうさむい」
「ホントおまえ馬鹿」
屈指の名門大学に現役合格した頭のいい幼馴染は、短く舌打ちしながら私に上着をかぶせた。ポケットにわずかな重みを感じて確認すると小型のスタンガンとバタフライナイフが入っていた。
「あやみちゃん、どっちか使う?」
「どっちも持ってろ」
あやみちゃんは私を車まで案内した。ワインレッドの広い車。座ったクッションが深く沈んだ。
「オレさっき人殺したんだよね」
車をどこで手に入れたんだと問う間もなく、あやみちゃんが爆弾発言をする。その声があまりにも穏やかだったので危うく流すところだった。シートベルトを装着しながら運転席に座る幼馴染をみる。
「どうして殺したの?」
「轢いた」
車が出発する。
ここへ向かう途中に2人の人間を跳ねたという。曰く「裸で女を追い回してたやつと、死体の山の中心で高笑いしてたアホ」を轢いたらしい。
あやみちゃんは絵本を読み聞かせるような平静な声で罪を語った。人選がどう考えても意図的だ。轢いてもいいと判断した上でペダルを緩めなかったのだろう。
車がみるみるうちにスピードがあがっていく。これは事故ったら即死だ。
「この車すげえ乗り心地いいわ」
幼馴染は怖いほど普通に笑った。
罪の意識など空き缶を捨てた程度のものなのだ。そういう人だ。国が定めた法より己の感覚で物事を測る。
あやみちゃんの横顔をみる。耳にピアスが嵌められている。真ん中にルビーが嵌めこまれた十字架のピアスだ。誕生石なんて関係なくあやみちゃんは赤を好む。不思議な人だ。いまもむかしも。
「あやみちゃんさ」
「あー?」
「私が電話したときどこにいた?」
「大学。おまえは」
「お家」
あやみちゃんと私は幼馴染だ。私達は海が見える町で出会った。近くの家に住んでいた1つ上のお兄さん。幼稚園から高校まで一緒だったあやみちゃんと私は、私が引っ越したあとも定期的に連絡をとっていて、18年間ほぼずっと一緒にいる。
つきあってるの? と何度も冷やかされては首を横に振った。肯定も否定もしないタチの悪いあやみちゃんは去年、一足先に高校を先に卒業した。
「なんて言って外出許可もらったんだよ」
「なにも言ってない。反対されるし」
「馬っ鹿だねーおまえ」
歌うようにあやみちゃんが言う。
「じゃあ家族に挨拶してねぇの?」
「ううん。おねーちゃんだけは『さよなら』って、お別れした」
「へぇ。…優月オレになんか言ってた?」
「妹を誑かしやがってゲス野郎」
「うわ」
「地獄に堕ちろ」
「うわあぁ」
役に立たない信号機を無視して、車は軽やかに道路を駆け抜ける。
「死んだら優月に謝んねえと」
あやみちゃんは愉快そうに目を細めた。やけに機嫌が良い。備えつけのラジオに手を伸ばしつつ「楽しそうだね」と聞けば「わかる?」と返された。
「これだから庶民は」
《臨時ニュースをお伝えします。》
ラジオが流れる。
「これだれの車?」
「大学教授。強奪した」
《…なお、悪質な行為を働いた者については、容赦なく殺害します。》
タイミングの良い言葉をきいて同時に笑った。
「殺害されるよあやみちゃん」
「窃盗は軽犯罪だろ。割に合わねえよ」
こんな事態に見舞われても秩序を守ろうとする日本人の精神は偉大だ。呂律の回らないアナウンサーがどもったまま話を押し進めるのを、あやみちゃんが「聞き苦しい」と言うまで聴いていた。
どのラジオ局も臨時ニュースか子守唄しか流していない。つまらないのでラジオは消した。
「携帯ってまだ生きてるかな?」
「なんで?」
「ツイッター。友達の安否確認」
「いま安否確認できたところで」
ふっとあやみちゃんが視線を流した。
20階建てのマンション。10階辺りに人がいた。嫌な予感がする。
「一分後には死んでるかもな」
その言葉がトリガーだったかのように人が飛んだ。ベランダから。落ちたのではない。あれは間違いなく意思を持って飛び降りた。
「う…」
あやみちゃんが視線を前に戻した。80キロで飛ばしていた車が40キロまでスピードダウンする。
あやみちゃんは嫌味っぽい流し目で私をみた。
「死体見にいく?」
「ぜったいイヤ!!」
「まだ友達の生存確認する?」
瞬間的な生存確認など無意味なのかもしれない。
あやみちゃんは薄く笑ってさらに速度を落として、死体が落下した地点を迂回した。
「せっかく携帯持ってきたのに」
「捨てれば?」
横の窓が開いた。
困惑する私を横目に、あやみちゃんはしれっとした声で続ける。
「持っててもしょうがねえじゃん。捨てろよ」
あやみちゃんはいつもそうだ。
1か0かですべてを計る。
けっきょく携帯は窓から投げ捨てた。
2年使ったスマホは、猛スピードで移り変わる風景の一部と化した。普通に過ごしてた頃は1日だって手放せなかったのに、捨てた瞬間なにかが吹っ切れたように気が楽になった。なんだか無性に楽しくなってきた。
「自由っていいね」
「そうだな」
人は人に囚われる。
体でも時間でもなく、精神を縛られている。
携帯には500人の友達が登録されていたが、いまの私は30人思い出すのがやっとだ。人の繋がりなんてこんなもの。
「あ」
「ん?」
「美月、掴まってろ」
「え?」
「揺れるぞ」
「は、うわああああ!?」
ガクンッ、とブレーキが踏まれた瞬間、あやみちゃんはハンドルを大きく回した。
大きな蛇行と揺れと衝撃。車が一回転と半周した。残像を残して視界が回る。タイヤとコンクリートが激しく摩擦を起こして断末魔のような音が鳴った。
「…あっぶねー。ぶつけるとこだった」
あやみちゃんは初運転でありながら、タクシーを捕まえるように片手をあげて車道に飛び出してきた男を避けるというパフォーマンスをしてみせた。
シートベルトがここぞとばかりに大活躍して事無きを得たが、心臓が体内で一回転したように吐き気がした。
「みつきちゃーん、生きてる?」
「…脳みそ揺れたんですけど」
「ウケる」
ウケない。
「なんで避けたの」
「人は殺しちゃいけませんって法律知らない?」
「言ってることめちゃくちゃだよぉ…」
圧迫された胸をさすりながら顔をしかめる。冗談にならないほど気持ちが悪くなってきた。
とくに内臓への負担が厳しい。
「やば、吐きそう」
「おー、吐け吐け。どうせ乗り捨てるし」
「服が汚れちゃうじゃん」
「後部座席に出せば?」
悪魔のようにケラケラ笑いながら嘔吐を推奨する幼馴染の誘惑になんとか耐え切った私は、車が停車すると同時に速攻外に飛び出した。しゃがみ込んで地面を睨みつける。脳がうわんうわんしている。気持ち悪い。
「おい」
砂利を踏む足がみえた。
顔をあげず足をみる。
「…私は二度と…車に乗らない」
「二度と乗れないから安心しろ」
「石になりたい」
「おーおー。蹴飛ばしたらどんだけ飛ぶかな?」
げしっ、と左腕を蹴られた、最低だ。なんて横暴なんだろう。ころんと後ろに転んだ私をみて笑うあやみちゃんは地獄に落ちたほうがいい。
「地面が冷たい」
「虚弱だな」
「幼馴染も冷たい」
「メンタル弱すぎ」
地面は固くてぶつけた尻が痛かった。
手を差し出してくれる優しさなど欠片もない幼馴染の性格は重々理解していたので、私は自力で立ち上がった。足と手についた土を払うと、あやみちゃんの視線が上下した。私の頭から爪先までをじっとみる。その不躾な視線にたじろいだ。
「な、なに」
「お前体重何キロ?」
「あやみちゃんってぜったい情緒に欠落あるよ…」
「60キロ以下?」
「私のどこに60キロの要素が!?」
両腕を広げて訴えれば、いつの間にか金属バットを持っていたあやみちゃんが、それを強引に手渡してきた。驚いて両手で受け止める。
「え? なに、」
「それ持ってろ」
あやみちゃんが視界から消える。屈みこんだのだ。そのまま自然な動作で腕が背中とふとももに回されてぎょっとする。
「ちょっ」
「るせ、舌噛むぞ」
ふわっと足が地面から離れた。なんの説明もしないまま高く抱き上げられて動揺する。
あやみちゃんの体温と匂いに脈が跳ねた。
「落ちんなよ」
ふとももを掴むあやみ先輩の指が肌に食い込んでぎゅっと目をつむった。心臓のざわめきを隠すようにくちをひらく。
「まってまって、こわ…高い揺れる危ない!」
「おまえが暴れなきゃ落とさねーよ」
ふとももの内側に食い込んだ親指に意識が持ってかれそうになるのを必死に堪え、心臓の高鳴りをなんとかやり過ごそうと意識を逸らした。
とにかく混乱を極めていた。
こんな、猫を抱っこするような色気のない作業でも、異性に肌を触られるのは緊張する。
きっと最後だ。
人生においてこれが、他人との最後の接触だ。
あやみちゃんは米俵を担ぐように私を担ぎ、閉ざされた校門をひょいっと飛び越えて着地した。10秒にも満たなかったと思う。びっくりするほど身軽な人。
「はーいおつかれさーん」
地獄の時間は過ぎ去った。
着地する振動で滑った指が尻と足の関節あたりに触れた瞬間、死ぬかとおもった。声をあげなかった自分を褒めてやりたい。
労るようにポンと肩を叩かれる。
「おまえ意外と軽かった」
「そんな感想いらないよ!」
「ソーネごめんねバッド貸して?」
このやろう。地面に降ろされた私はしぶしぶバットを手渡した。
真っ暗で先の見えない道を堂々と闊歩するあやみちゃんはマジで無敵だ。本物の怖いもの知らず。清閑としたグランドを見渡しながら、あやみちゃんに駆け寄った。
「昇降口は開いてないよ」
「なんで律儀にドアから入るんだよ」
割ろうぜ。
そう言って部屋の窓に近づいた。
室内を覗き込み、周囲を軽く確認したあと、バットを窓と垂直に立てる。
「ちょっと離れてろ」
パンッ、と乾いた音がした。
窓が割れた。一点を鋭く突くように割られたガラスの被害はおそらく最小限で、あやみちゃんはバットを投げ捨て内側の鍵を開錠して窓をひらいた。
「バッド捨てるの?」
「なに。バッティングでもする?」
「いや、しないけど」
足元に散らばるガラスに注意しながら中に侵入する。保健室だった。消毒液のにおいが鼻に突く。
「保健室だ」
「おれ高校生活で一度も来たことない」
「ここ寒いね」
「スカートなんか穿いてくるから」
「まだそこ責める…」
私達は羽毛の毛布を一枚と、保健室で手に入れた屋上の鍵を持って階段を登った。ふたりぶんの足音がコツコツ響く。土足のまま廊下を歩くことにいささか罪悪感を覚えつつ、今日ぐらい構わないだろうと開き直った気分にもなる。
「おっ」
3階の階段前で立ち止まったあやみちゃんは、ふっと視線を廊下に向けた。
3年生の教室がズラッと並んだ奥の奥など暗くてみえるはずもない。しかし、廊下の奥をひたと見据えた幼馴染は「なあ」と声を潜めた。
「6組お前のクラスだよな。寄ってく?」
「何しに」
「学校に愛着ねぇの」
「…いや、とくに」
「もう来れねえぞ?」
たしかに。
畳み掛けるように言われて少し考える。
しかし答えは同じだった。
「んー…大丈夫でかなぁ」
まっさらなキャンパスのように、清々しいほど未練も執着も感じなかった。
あやみちゃんはちらりと私をみたあと「そうか」と頷いて歩き始めた。もしかすると彼なりの気遣いだったのかもしれない。
3年間お世話になった学校の見納めにしては、淡々としている自覚がある。
「あやみちゃんは?」
「んー?」
「どっか思い出の場所とかないの?」
「ないね」
賢くて自信家で自分史に囚われないあやみちゃんはきっと、世界にだって未練はない。彼は衣食住すべてに興味がない。それは生きることに執着がないのと同義だ。
それから私達は無言で階段を登り、屋上の扉は壊すことなく鍵であけた。
「風つええ~!」
「屋上だからねえ!」
スカートを手で押さえながら叫ぶように喋る。
「お、なんかあっち燃えてね?」
「うそ、どこ?」
「西の方。あーあ、消防車も出動しないのに、なんで燃やすかねぇ」
あやみちゃんがフェンスに近づいていくので私も後ろから後を追った。
「わああ…」
町が燃えていた。
炎心は金色に輝いて、先端に向かうにつれて夕焼け色に変わっていく。炎だけが夜の空に浮かび上がっていた。夜に、月より星より美しいものをはじめて拝んだ。
あやみちゃんは美術品を鑑賞する瞳で炎を眺めた。
「火ぃみるスッとしね?」
「…あやみちゃんは炎が好きだもんね」
あやみちゃんの家が放火された夜もそうだった。
あやみちゃんのお母さんが二階の窓からもがくように身を乗り出して「助けて」と叫んだあの悲鳴を、いまでも時々思い出す。当時の私にとって、動物のようにキィキィ叫ぶ大人の姿はとても怖いものにみえたのだ。
あのとき、あやみちゃんは火だるまになっていく母親を凪いだ瞳で見つめていた。
もうダメだと悟ったのだろう。その瞳に光はなく、諦念だけが鈍く光っていた。
「花火しようよ、あやみちゃん」
彼が火で遊ぶようになったのはそれからだ。家族を燃やし尽くした炎を支配するように。
「そうだな」
あやみちゃんが私を気に入っている事については確信がある。
世界が終わる最後の日に、大事な人たちを差し置いて幼馴染を選んだのは私だけじゃない。あやみちゃんだって同じだ。
あやみちゃんがどうしていま私と一緒にいるのかは知らないが、たぶんこの人はもし私がこの場に誘わなければひとりで死んだだろう。平気でそういう事をする人だ。恋人も友達も平均より多く作るくせに、それはそれ、これはこれ、と平気で孤独を充実する。
あやみちゃんが時計に視線を落とした。
「0時ジャストに終わるらしいな」
地球が。
むかし地球に生息されていたとされる恐竜は、直径わずか10キロの隕石で絶滅したらしい。
今回衝突する隕石はその3倍。人類の滅亡は免れない。映画でしかみたことのないSFがいま、現実のものになろうとしている。
世界の滅亡はいまさっき、午後20時に臨時ニュースにて公表された。地球が滅亡することを、NASAは8年隠し続けた。世間はそれをひどく糾弾したが、私は英断だと思ってる。
私があやみちゃんに電話をかけたのは20時1分。自分が死ぬと知った瞬間、ひとりで死の瞬間を迎えるだろう彼の姿が脳裏を過ぎった。そのあとで必死に理由をこじつけた。
本当は花火なんかしなくていい。
「花火、しけってないといいね」
「大丈夫だろ、たぶん」
背を向けて歩き出したあやみちゃんは、屋上の真ん中に座り込んだ。
私は隣にしゃがむ。真っ先にねずみ花火を選んで私の足元にばら撒く辺り、性格の悪さが滲み出てる。
「ちょ、危なっ!?」
「はははっ」
手持ち花火を袋から選んで取り出した。
ススキ花火の先端から金の光が発射する。変色花火を3本持ったあやみちゃんが、緑の花火を私に向けて近づいてきたんで勢いよく逃げた。
雷のように四方に広がるスパーク花火、手で持つ部分に絵がついている絵型花火、菊のような火球がかわいい線香花火。
普段は大声なんてあげない私は、あやみちゃんと一緒にいるときだけ大きく叫ぶ。子供のように笑ってはしゃぐ。
あやみちゃんと一緒だとなんでも楽しかった。
彼が笑ってくれることが嬉しかった。
コンビニが花火を売りだす時期、金を寄せあって買溜める私たちを、コンビニの店員は嫌な目でみる。毎年の事なのでもう慣っこだが、それも今年で終わりだ。私達に来年は訪れない。
世界は今日、終わりを迎える。
「いやぁー、遊んだわあ」
満足した声音であやみちゃんが言う。
追いかけたり追いかけられたり、さんざん体力を消耗した私たちは毛布に包まって座り込んだ。町が燃えていた方とは反対側の、三陸海岸がみえる鉄柵の前。海は不気味な生物の屍骸が沈んでいるかのように仄暗く揺れている。
「あと2分だけど、なにか言い残すことは?」
ライターを左手で弄びながら、あやみちゃんが言った。これから、ライターの火とは比べ物にならないほど大きな業火に見舞われる。
「とくになし」
「え、まじで?」
「うん。あやみちゃんに改まって言いたいことも無いし」
「今までお世話になりましたとか言えよ」
「やだよ。私だってあやみちゃんにお世話したもん」
日本の反対側に隕石は落ちたらしい。
現在、温度4千度の熱風が風速300メートルで日本に近づいている。地球の裏側はすでにマグマだ。日本はこれから火の海に沈む。
「隕石が落下したとき、ブラジルに住んでた人にはどういう風に見えたんだろう」
「とりあえず、空に隕石の影が見える」
両手を後ろについて空をみあげた。
オーロラが出ている。昨晩からの異常気象だ。
地球が悲鳴を上げている。
「そのあとは?」
「国に直接隕石が衝突したわけじゃないらしいから、たぶん次に見えたのは、砕かれた隕石の破片じゃん?」
星みたいに見えたんじゃねえの?とあやみちゃんが笑う。地球に落下して砕かれた隕石は、一度大気圏まで跳ね返り、ふたたび隕石となって地球へと降り注いだという。流れ星のように。
「あと一分」
今日、日本は終わる。
予想時刻と同じ通り、空がだんだん赤くなってきた。真夜中なのにカラスが不自然に鳴いている。地球上の生物すべてに死が迫っていた。
「あやみちゃんは、何か言い残すことないの?」
星が落ちそうな夜を見つめる。
彼に言い残すことなどないだろう。聞きながら思った。あやみちゃんに未練はない。未練があるほど世界に執着していない。
「すきだよ」
思わず息を止めた。その意味を脳が理解する前に、ゴオオ、と地鳴りのような重音が響いた。空が夕焼けのように赤く染まり始めた。世界がゆっくりと終局に向かっているなかで、あやみちゃんは毛布のなかで私に寄り添った。
「今までありがとう。生まれ変わっても一緒にいたい。ずっと好きだった。異性として、かわいいと思ってた」
そんな気配なんてまるでなかった。
思春期なのに同じベットで寝た夜もあれば、互いの恋人の話もした。あやみちゃんはいつだって、いつだって平然と。
「一回くらい抱いときゃよかった」
唇が震えた。
いまなら死んでもいいと、本気で思った。
そんな私の願いを叶えるように、海から炎が立ち上がる。突風のような勢いで轟音でやってきて、頬に触れる2月の冷気は30度近く上昇した。髪の先端がチリチリ鳴る。人体に火が灯るのだ。これから。
あやみちゃん。あやみちゃん。
声に出さなかったのに、あやみちゃんはまるでそれが聴こえたみたいに微笑んだ。
「美月」
私達が死んだあと、太陽の光は一千年遮られると科学者が言っていた。人類が再生して文化を築くまで、気の遠くなるような歳月がかかる。
死が、迫ってる。
「…大丈夫だよ」
とん、と手の甲が触れた。どちらからともなく繋いだ手は、泣きたくなるほど温かかった。子供のとき、母とはぐれた私を探して見つけてくれたときと、同じ繋ぎかたで。
映像を寄せ集めてつぎはぎした昔の記憶が、頭の中で繰り返し再生される。人が走馬灯と呼ぶものだろう。人は愛があれば、こんなにも心穏やかに最期を受け入れることができるのか。
「生まれ変わったら、また花火しようぜ」
また明日があった頃と同じ調子であやみちゃんは笑った。盛大な爆発音が地球を割るように鳴り響いた。私はあやみちゃんの笑顔を脳裏に焼き付けるように強くみつめて、そっと目を閉じた。
唇に温かい何かが触れた気がした。
それは急激に高まった空気だったかもしれないし、それとも、もっと別の、愛を契る祈りだったのかもしれない。
さようなら、地球。
もしも奇跡が起こるなら、どうかまた彼のもとへ。
いい人生だった。
Fin
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いつか、どこかに繋がる物語。
私にはじめて彼氏ができた春、あやみちゃんの両親が事故で死んだ夏、私の誕生日を祝った秋、あやみちゃんが大学に受かった冬。私たちは花火をした。だから迷わなかった。
『花火する?』
電話越しであるあやみちゃんの表情がみえない。もしかしたら断られるかも。徐々に不安になってきたとき、黙り込んでいたあやみちゃんは静かな声で「そうだな」と言った。
『外は危ないから屋上でやるか』
続いた声に同意した。
携帯をみれば、久しぶりに昔の彼氏からメールが届いていた。同い年の男の子だ。名前と顔は覚えてるが声を忘れた。人が人を忘れる順番は声・顔・思い出だというのは本当らしい。
短い文章だった。
『あれからたくさんの人と付き合ったけど、美月のことがいちばん好きだった。さよなら』
春に付き合った人で、肌を重ねたのは夏。声が漏れないように閉めきった窓の外で、セミが鳴いていたのを覚えてる。彼は他の子と経験がある人で、私は処女だった。行為は痛みは伴わず、彼は丁寧に私を抱いてくれた。
少し考えて、返信する。
『ありがとう。さよなら』
彼とは冬に別れた。明確な理由はない。喧嘩も不満もなかった。ついでに言うなら愛もなかった。それが原因なのだろう。いまならわかる。私を少女から女性に変えてくれた元彼は、諦めるように私の髪を撫でて、別れよう、と呟いた。
あの日もあやみちゃんと一緒だった。
彼と別れた夜、私はあやみちゃんの部屋を訪れた。ジャージ姿で出迎えた寝起きの幼馴染に「彼氏と別れた」と告げれば、あやみちゃんは欠伸をしながら「ふうん」と流した。そして興味なさそうな顔で「花火する?」と聞いた。
『ホラ、おまえがソイツと付き合った日も花火したじゃん。別れた日もやっとけばさ、ちょっと締めくくった感ない?』
その理屈は理解できなかったが、私はこくりと頷いた。
それから花火は習慣化した。
22時。
どこにいるんだと聞かれ「公園のベンチ」と答えた私を鬼のように叱りつけたあやみちゃんは、なんと車で迎えにきた。私が知る限り彼は無免許だ。
彼は世界の寒気を恨むような眼差しで近づいてきた。
「おまえなんで制服?」
「高校に行くんでしょ」
「スカート寒くね?」
「ちょうさむい」
「ホントおまえ馬鹿」
屈指の名門大学に現役合格した頭のいい幼馴染は、短く舌打ちしながら私に上着をかぶせた。ポケットにわずかな重みを感じて確認すると小型のスタンガンとバタフライナイフが入っていた。
「あやみちゃん、どっちか使う?」
「どっちも持ってろ」
あやみちゃんは私を車まで案内した。ワインレッドの広い車。座ったクッションが深く沈んだ。
「オレさっき人殺したんだよね」
車をどこで手に入れたんだと問う間もなく、あやみちゃんが爆弾発言をする。その声があまりにも穏やかだったので危うく流すところだった。シートベルトを装着しながら運転席に座る幼馴染をみる。
「どうして殺したの?」
「轢いた」
車が出発する。
ここへ向かう途中に2人の人間を跳ねたという。曰く「裸で女を追い回してたやつと、死体の山の中心で高笑いしてたアホ」を轢いたらしい。
あやみちゃんは絵本を読み聞かせるような平静な声で罪を語った。人選がどう考えても意図的だ。轢いてもいいと判断した上でペダルを緩めなかったのだろう。
車がみるみるうちにスピードがあがっていく。これは事故ったら即死だ。
「この車すげえ乗り心地いいわ」
幼馴染は怖いほど普通に笑った。
罪の意識など空き缶を捨てた程度のものなのだ。そういう人だ。国が定めた法より己の感覚で物事を測る。
あやみちゃんの横顔をみる。耳にピアスが嵌められている。真ん中にルビーが嵌めこまれた十字架のピアスだ。誕生石なんて関係なくあやみちゃんは赤を好む。不思議な人だ。いまもむかしも。
「あやみちゃんさ」
「あー?」
「私が電話したときどこにいた?」
「大学。おまえは」
「お家」
あやみちゃんと私は幼馴染だ。私達は海が見える町で出会った。近くの家に住んでいた1つ上のお兄さん。幼稚園から高校まで一緒だったあやみちゃんと私は、私が引っ越したあとも定期的に連絡をとっていて、18年間ほぼずっと一緒にいる。
つきあってるの? と何度も冷やかされては首を横に振った。肯定も否定もしないタチの悪いあやみちゃんは去年、一足先に高校を先に卒業した。
「なんて言って外出許可もらったんだよ」
「なにも言ってない。反対されるし」
「馬っ鹿だねーおまえ」
歌うようにあやみちゃんが言う。
「じゃあ家族に挨拶してねぇの?」
「ううん。おねーちゃんだけは『さよなら』って、お別れした」
「へぇ。…優月オレになんか言ってた?」
「妹を誑かしやがってゲス野郎」
「うわ」
「地獄に堕ちろ」
「うわあぁ」
役に立たない信号機を無視して、車は軽やかに道路を駆け抜ける。
「死んだら優月に謝んねえと」
あやみちゃんは愉快そうに目を細めた。やけに機嫌が良い。備えつけのラジオに手を伸ばしつつ「楽しそうだね」と聞けば「わかる?」と返された。
「BM乗ってみたかったんだよな」
「びーえむ?」
「この車。高級車なの。乗り心地良いだろ?」
「わかんない」「これだから庶民は」
《臨時ニュースをお伝えします。》
ラジオが流れる。
「これだれの車?」
「大学教授。強奪した」
《…なお、悪質な行為を働いた者については、容赦なく殺害します。》
タイミングの良い言葉をきいて同時に笑った。
「殺害されるよあやみちゃん」
「窃盗は軽犯罪だろ。割に合わねえよ」
こんな事態に見舞われても秩序を守ろうとする日本人の精神は偉大だ。呂律の回らないアナウンサーがどもったまま話を押し進めるのを、あやみちゃんが「聞き苦しい」と言うまで聴いていた。
どのラジオ局も臨時ニュースか子守唄しか流していない。つまらないのでラジオは消した。
「携帯ってまだ生きてるかな?」
「なんで?」
「ツイッター。友達の安否確認」
「いま安否確認できたところで」
ふっとあやみちゃんが視線を流した。
20階建てのマンション。10階辺りに人がいた。嫌な予感がする。
「一分後には死んでるかもな」
その言葉がトリガーだったかのように人が飛んだ。ベランダから。落ちたのではない。あれは間違いなく意思を持って飛び降りた。
「う…」
あやみちゃんが視線を前に戻した。80キロで飛ばしていた車が40キロまでスピードダウンする。
あやみちゃんは嫌味っぽい流し目で私をみた。
「死体見にいく?」
「ぜったいイヤ!!」
「まだ友達の生存確認する?」
瞬間的な生存確認など無意味なのかもしれない。
あやみちゃんは薄く笑ってさらに速度を落として、死体が落下した地点を迂回した。
「せっかく携帯持ってきたのに」
「捨てれば?」
横の窓が開いた。
困惑する私を横目に、あやみちゃんはしれっとした声で続ける。
「持っててもしょうがねえじゃん。捨てろよ」
あやみちゃんはいつもそうだ。
1か0かですべてを計る。
けっきょく携帯は窓から投げ捨てた。
2年使ったスマホは、猛スピードで移り変わる風景の一部と化した。普通に過ごしてた頃は1日だって手放せなかったのに、捨てた瞬間なにかが吹っ切れたように気が楽になった。なんだか無性に楽しくなってきた。
「自由っていいね」
「そうだな」
人は人に囚われる。
体でも時間でもなく、精神を縛られている。
携帯には500人の友達が登録されていたが、いまの私は30人思い出すのがやっとだ。人の繋がりなんてこんなもの。
「あ」
「ん?」
「美月、掴まってろ」
「え?」
「揺れるぞ」
「は、うわああああ!?」
ガクンッ、とブレーキが踏まれた瞬間、あやみちゃんはハンドルを大きく回した。
大きな蛇行と揺れと衝撃。車が一回転と半周した。残像を残して視界が回る。タイヤとコンクリートが激しく摩擦を起こして断末魔のような音が鳴った。
「…あっぶねー。ぶつけるとこだった」
あやみちゃんは初運転でありながら、タクシーを捕まえるように片手をあげて車道に飛び出してきた男を避けるというパフォーマンスをしてみせた。
シートベルトがここぞとばかりに大活躍して事無きを得たが、心臓が体内で一回転したように吐き気がした。
「みつきちゃーん、生きてる?」
「…脳みそ揺れたんですけど」
「ウケる」
ウケない。
「なんで避けたの」
「人は殺しちゃいけませんって法律知らない?」
「言ってることめちゃくちゃだよぉ…」
圧迫された胸をさすりながら顔をしかめる。冗談にならないほど気持ちが悪くなってきた。
とくに内臓への負担が厳しい。
「やば、吐きそう」
「おー、吐け吐け。どうせ乗り捨てるし」
「服が汚れちゃうじゃん」
「後部座席に出せば?」
悪魔のようにケラケラ笑いながら嘔吐を推奨する幼馴染の誘惑になんとか耐え切った私は、車が停車すると同時に速攻外に飛び出した。しゃがみ込んで地面を睨みつける。脳がうわんうわんしている。気持ち悪い。
「おい」
砂利を踏む足がみえた。
顔をあげず足をみる。
「…私は二度と…車に乗らない」
「二度と乗れないから安心しろ」
「石になりたい」
「おーおー。蹴飛ばしたらどんだけ飛ぶかな?」
げしっ、と左腕を蹴られた、最低だ。なんて横暴なんだろう。ころんと後ろに転んだ私をみて笑うあやみちゃんは地獄に落ちたほうがいい。
「地面が冷たい」
「虚弱だな」
「幼馴染も冷たい」
「メンタル弱すぎ」
地面は固くてぶつけた尻が痛かった。
手を差し出してくれる優しさなど欠片もない幼馴染の性格は重々理解していたので、私は自力で立ち上がった。足と手についた土を払うと、あやみちゃんの視線が上下した。私の頭から爪先までをじっとみる。その不躾な視線にたじろいだ。
「な、なに」
「お前体重何キロ?」
「あやみちゃんってぜったい情緒に欠落あるよ…」
「60キロ以下?」
「私のどこに60キロの要素が!?」
両腕を広げて訴えれば、いつの間にか金属バットを持っていたあやみちゃんが、それを強引に手渡してきた。驚いて両手で受け止める。
「え? なに、」
「それ持ってろ」
あやみちゃんが視界から消える。屈みこんだのだ。そのまま自然な動作で腕が背中とふとももに回されてぎょっとする。
「ちょっ」
「るせ、舌噛むぞ」
ふわっと足が地面から離れた。なんの説明もしないまま高く抱き上げられて動揺する。
あやみちゃんの体温と匂いに脈が跳ねた。
「落ちんなよ」
ふとももを掴むあやみ先輩の指が肌に食い込んでぎゅっと目をつむった。心臓のざわめきを隠すようにくちをひらく。
「まってまって、こわ…高い揺れる危ない!」
「おまえが暴れなきゃ落とさねーよ」
ふとももの内側に食い込んだ親指に意識が持ってかれそうになるのを必死に堪え、心臓の高鳴りをなんとかやり過ごそうと意識を逸らした。
とにかく混乱を極めていた。
こんな、猫を抱っこするような色気のない作業でも、異性に肌を触られるのは緊張する。
きっと最後だ。
人生においてこれが、他人との最後の接触だ。
あやみちゃんは米俵を担ぐように私を担ぎ、閉ざされた校門をひょいっと飛び越えて着地した。10秒にも満たなかったと思う。びっくりするほど身軽な人。
「はーいおつかれさーん」
地獄の時間は過ぎ去った。
着地する振動で滑った指が尻と足の関節あたりに触れた瞬間、死ぬかとおもった。声をあげなかった自分を褒めてやりたい。
労るようにポンと肩を叩かれる。
「おまえ意外と軽かった」
「そんな感想いらないよ!」
「ソーネごめんねバッド貸して?」
このやろう。地面に降ろされた私はしぶしぶバットを手渡した。
真っ暗で先の見えない道を堂々と闊歩するあやみちゃんはマジで無敵だ。本物の怖いもの知らず。清閑としたグランドを見渡しながら、あやみちゃんに駆け寄った。
「昇降口は開いてないよ」
「なんで律儀にドアから入るんだよ」
割ろうぜ。
そう言って部屋の窓に近づいた。
室内を覗き込み、周囲を軽く確認したあと、バットを窓と垂直に立てる。
「ちょっと離れてろ」
パンッ、と乾いた音がした。
窓が割れた。一点を鋭く突くように割られたガラスの被害はおそらく最小限で、あやみちゃんはバットを投げ捨て内側の鍵を開錠して窓をひらいた。
「バッド捨てるの?」
「なに。バッティングでもする?」
「いや、しないけど」
足元に散らばるガラスに注意しながら中に侵入する。保健室だった。消毒液のにおいが鼻に突く。
「保健室だ」
「おれ高校生活で一度も来たことない」
「ここ寒いね」
「スカートなんか穿いてくるから」
「まだそこ責める…」
私達は羽毛の毛布を一枚と、保健室で手に入れた屋上の鍵を持って階段を登った。ふたりぶんの足音がコツコツ響く。土足のまま廊下を歩くことにいささか罪悪感を覚えつつ、今日ぐらい構わないだろうと開き直った気分にもなる。
「おっ」
3階の階段前で立ち止まったあやみちゃんは、ふっと視線を廊下に向けた。
3年生の教室がズラッと並んだ奥の奥など暗くてみえるはずもない。しかし、廊下の奥をひたと見据えた幼馴染は「なあ」と声を潜めた。
「6組お前のクラスだよな。寄ってく?」
「何しに」
「学校に愛着ねぇの」
「…いや、とくに」
「もう来れねえぞ?」
たしかに。
畳み掛けるように言われて少し考える。
しかし答えは同じだった。
「んー…大丈夫でかなぁ」
まっさらなキャンパスのように、清々しいほど未練も執着も感じなかった。
あやみちゃんはちらりと私をみたあと「そうか」と頷いて歩き始めた。もしかすると彼なりの気遣いだったのかもしれない。
3年間お世話になった学校の見納めにしては、淡々としている自覚がある。
「あやみちゃんは?」
「んー?」
「どっか思い出の場所とかないの?」
「ないね」
賢くて自信家で自分史に囚われないあやみちゃんはきっと、世界にだって未練はない。彼は衣食住すべてに興味がない。それは生きることに執着がないのと同義だ。
それから私達は無言で階段を登り、屋上の扉は壊すことなく鍵であけた。
「風つええ~!」
「屋上だからねえ!」
スカートを手で押さえながら叫ぶように喋る。
「お、なんかあっち燃えてね?」
「うそ、どこ?」
「西の方。あーあ、消防車も出動しないのに、なんで燃やすかねぇ」
あやみちゃんがフェンスに近づいていくので私も後ろから後を追った。
「わああ…」
町が燃えていた。
炎心は金色に輝いて、先端に向かうにつれて夕焼け色に変わっていく。炎だけが夜の空に浮かび上がっていた。夜に、月より星より美しいものをはじめて拝んだ。
あやみちゃんは美術品を鑑賞する瞳で炎を眺めた。
「火ぃみるスッとしね?」
「…あやみちゃんは炎が好きだもんね」
あやみちゃんの家が放火された夜もそうだった。
あやみちゃんのお母さんが二階の窓からもがくように身を乗り出して「助けて」と叫んだあの悲鳴を、いまでも時々思い出す。当時の私にとって、動物のようにキィキィ叫ぶ大人の姿はとても怖いものにみえたのだ。
あのとき、あやみちゃんは火だるまになっていく母親を凪いだ瞳で見つめていた。
もうダメだと悟ったのだろう。その瞳に光はなく、諦念だけが鈍く光っていた。
「花火しようよ、あやみちゃん」
彼が火で遊ぶようになったのはそれからだ。家族を燃やし尽くした炎を支配するように。
「そうだな」
あやみちゃんが私を気に入っている事については確信がある。
世界が終わる最後の日に、大事な人たちを差し置いて幼馴染を選んだのは私だけじゃない。あやみちゃんだって同じだ。
あやみちゃんがどうしていま私と一緒にいるのかは知らないが、たぶんこの人はもし私がこの場に誘わなければひとりで死んだだろう。平気でそういう事をする人だ。恋人も友達も平均より多く作るくせに、それはそれ、これはこれ、と平気で孤独を充実する。
あやみちゃんが時計に視線を落とした。
「0時ジャストに終わるらしいな」
地球が。
むかし地球に生息されていたとされる恐竜は、直径わずか10キロの隕石で絶滅したらしい。
今回衝突する隕石はその3倍。人類の滅亡は免れない。映画でしかみたことのないSFがいま、現実のものになろうとしている。
世界の滅亡はいまさっき、午後20時に臨時ニュースにて公表された。地球が滅亡することを、NASAは8年隠し続けた。世間はそれをひどく糾弾したが、私は英断だと思ってる。
私があやみちゃんに電話をかけたのは20時1分。自分が死ぬと知った瞬間、ひとりで死の瞬間を迎えるだろう彼の姿が脳裏を過ぎった。そのあとで必死に理由をこじつけた。
本当は花火なんかしなくていい。
「花火、しけってないといいね」
「大丈夫だろ、たぶん」
背を向けて歩き出したあやみちゃんは、屋上の真ん中に座り込んだ。
私は隣にしゃがむ。真っ先にねずみ花火を選んで私の足元にばら撒く辺り、性格の悪さが滲み出てる。
「ちょ、危なっ!?」
「はははっ」
手持ち花火を袋から選んで取り出した。
ススキ花火の先端から金の光が発射する。変色花火を3本持ったあやみちゃんが、緑の花火を私に向けて近づいてきたんで勢いよく逃げた。
雷のように四方に広がるスパーク花火、手で持つ部分に絵がついている絵型花火、菊のような火球がかわいい線香花火。
普段は大声なんてあげない私は、あやみちゃんと一緒にいるときだけ大きく叫ぶ。子供のように笑ってはしゃぐ。
あやみちゃんと一緒だとなんでも楽しかった。
彼が笑ってくれることが嬉しかった。
コンビニが花火を売りだす時期、金を寄せあって買溜める私たちを、コンビニの店員は嫌な目でみる。毎年の事なのでもう慣っこだが、それも今年で終わりだ。私達に来年は訪れない。
世界は今日、終わりを迎える。
「いやぁー、遊んだわあ」
満足した声音であやみちゃんが言う。
追いかけたり追いかけられたり、さんざん体力を消耗した私たちは毛布に包まって座り込んだ。町が燃えていた方とは反対側の、三陸海岸がみえる鉄柵の前。海は不気味な生物の屍骸が沈んでいるかのように仄暗く揺れている。
「あと2分だけど、なにか言い残すことは?」
ライターを左手で弄びながら、あやみちゃんが言った。これから、ライターの火とは比べ物にならないほど大きな業火に見舞われる。
「とくになし」
「え、まじで?」
「うん。あやみちゃんに改まって言いたいことも無いし」
「今までお世話になりましたとか言えよ」
「やだよ。私だってあやみちゃんにお世話したもん」
日本の反対側に隕石は落ちたらしい。
現在、温度4千度の熱風が風速300メートルで日本に近づいている。地球の裏側はすでにマグマだ。日本はこれから火の海に沈む。
「隕石が落下したとき、ブラジルに住んでた人にはどういう風に見えたんだろう」
「とりあえず、空に隕石の影が見える」
両手を後ろについて空をみあげた。
オーロラが出ている。昨晩からの異常気象だ。
地球が悲鳴を上げている。
「そのあとは?」
「国に直接隕石が衝突したわけじゃないらしいから、たぶん次に見えたのは、砕かれた隕石の破片じゃん?」
星みたいに見えたんじゃねえの?とあやみちゃんが笑う。地球に落下して砕かれた隕石は、一度大気圏まで跳ね返り、ふたたび隕石となって地球へと降り注いだという。流れ星のように。
「あと一分」
今日、日本は終わる。
予想時刻と同じ通り、空がだんだん赤くなってきた。真夜中なのにカラスが不自然に鳴いている。地球上の生物すべてに死が迫っていた。
「あやみちゃんは、何か言い残すことないの?」
星が落ちそうな夜を見つめる。
彼に言い残すことなどないだろう。聞きながら思った。あやみちゃんに未練はない。未練があるほど世界に執着していない。
「すきだよ」
思わず息を止めた。その意味を脳が理解する前に、ゴオオ、と地鳴りのような重音が響いた。空が夕焼けのように赤く染まり始めた。世界がゆっくりと終局に向かっているなかで、あやみちゃんは毛布のなかで私に寄り添った。
「今までありがとう。生まれ変わっても一緒にいたい。ずっと好きだった。異性として、かわいいと思ってた」
そんな気配なんてまるでなかった。
思春期なのに同じベットで寝た夜もあれば、互いの恋人の話もした。あやみちゃんはいつだって、いつだって平然と。
「一回くらい抱いときゃよかった」
唇が震えた。
いまなら死んでもいいと、本気で思った。
そんな私の願いを叶えるように、海から炎が立ち上がる。突風のような勢いで轟音でやってきて、頬に触れる2月の冷気は30度近く上昇した。髪の先端がチリチリ鳴る。人体に火が灯るのだ。これから。
あやみちゃん。あやみちゃん。
声に出さなかったのに、あやみちゃんはまるでそれが聴こえたみたいに微笑んだ。
「美月」
私達が死んだあと、太陽の光は一千年遮られると科学者が言っていた。人類が再生して文化を築くまで、気の遠くなるような歳月がかかる。
死が、迫ってる。
「…大丈夫だよ」
とん、と手の甲が触れた。どちらからともなく繋いだ手は、泣きたくなるほど温かかった。子供のとき、母とはぐれた私を探して見つけてくれたときと、同じ繋ぎかたで。
映像を寄せ集めてつぎはぎした昔の記憶が、頭の中で繰り返し再生される。人が走馬灯と呼ぶものだろう。人は愛があれば、こんなにも心穏やかに最期を受け入れることができるのか。
「生まれ変わったら、また花火しようぜ」
また明日があった頃と同じ調子であやみちゃんは笑った。盛大な爆発音が地球を割るように鳴り響いた。私はあやみちゃんの笑顔を脳裏に焼き付けるように強くみつめて、そっと目を閉じた。
唇に温かい何かが触れた気がした。
それは急激に高まった空気だったかもしれないし、それとも、もっと別の、愛を契る祈りだったのかもしれない。
さようなら、地球。
もしも奇跡が起こるなら、どうかまた彼のもとへ。
いい人生だった。
Fin
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いつか、どこかに繋がる物語。
※もちゃさんと私以外、フォロワーさんのIDは別物です
9月某日。
ラギ @ikebukuro_ragi
もちゃさん東京来いよ!!!
もちゃ @patepote63
私、未成年、バイトしてない、お金ない!!!
ラギ @ikebukuro_ragi
じゃあ私が名古屋行くよ!!!
もちゃ @patepote63
えっ
軽率に東海道旅行を決める。
職場にて。
上司「あ、おい池袋。最近おまえ直行直帰し過ぎだって総務が怒ってたぞ」
ラギ「上司!いいところに!私に名古屋の仕事回してください!」
上司「おまえオレの話聞いてる?」
そんな感じで名古屋行きの仕事をゲット
(※旅費は領収書で落としていくスタイル)
ラギin名古屋
新幹線の暇な時間をツイでしのぐ私。
ラギ @ikebukuro_ragi
いまからもちゃさんに会いに行くう☆★本物の女子高生に会いに行くよ!ひゃっほおおお!
フォロワーさん↓
イスカさん@isukasann
ラギさんが傾倒している…あの…!
16さん@16sann
えっ、とうとう!?生いもちゃさんおめでとうございます!(繋がってない)
なつめさん@natumesann
あっ!ラギさんの大好きないもちゃさんですね!
あたもんさん@atamonnsann
すごい、ついに二人が会えるんですね(笑)
陸さん@rikusann
私もJKと遊びたい…癒されたい…
露香さん @tuyukasann
ラギさん楽しそう。もちゃさんのこと全然知らないのに何故か知ってる気になるw
たくさんの祝辞を頂きました。
(※もちゃとは繋がってない方々)
とりあえずもちゃにライン。
「私ともちゃさんの密会お祝いされてる」「ひえええ」瀕死のもちゃ。「私、迷う可能性があるので一時間前行動してますね!」必死のもちゃ。
もちゃが電車で苦戦してる間に優雅なるティータイム+TLチェックする私。ご家族にも挨拶を。
ラギ @ikebukuro_ragi
@motyaane 妹さんお借りします!
もちゃ姉さま @motyaane
@ikebukuro_ragi んんん私もついて行きたかった…!
ラギ @ikebukuro_ragi
@motyaane もちゃ姉さんにもお土産買っていきますね///
もちゃ姉さま @motyaane
@ikebukuro_ragi うひぃ私何もご用意できてないので芋のブラでいいですか?
ラギ @ikebukuro_ragi
@motyaane お気遣いありがとうございます!差し支えなければパンツも同封して頂けると幸いです!!!
実際に頂いたお手紙。
もちゃさんの血族素晴らしすぎて泣きました。
そして名古屋に到着。待ち合わせは栄駅にあるオアシス21。名古屋駅→栄駅は約五分。地下鉄。地下鉄どこだ。外?えだるいタクシー。並んでる!くそが!
もちゃにライン。「生きてますか?」「乗り換え成功」「もちゃさんできる子!」「もちゃ死ぬ」「死なないで!」「つ、ついたーーー!!!」私も着いたー。おめでとう私達。「もちゃさんどこ?」「ここどこ?」「オアシスありそうです?」「おそらくオアシスついた?ぽよ?」「ぽよよ!!」私もオアシス居るんだけど。
ちんたらラインしながら歩いてたら正面から下向いて歩いてくる女子高生がひとり。あ、あの服もちゃさんだ。「おーい?」「……。」「おいw」「ひええ!」
無事合流!!!
近くのスタバに立ち寄る。
ラギ「もちゃさん今日私の前で財布開いたらペナルティだから。赤司くん描かせるから」
もちゃ「ツイッターで言ってたの本当なんです!?!?」
ラギ「まじまじ。ちなみにツイッターでは盛り上がったけど実際に会ったら話が盛り上がらなかったときの解決法として、目の前の相手とツイッターで会話する案も本当に実行するから」
もちゃ「ラギさん名古屋に何しに来たんです!?!?」
ラギ「もちゃに会いにだよ!!!」
スタバりながらツイッターで祝福してくれた温かいフォロワーさん達の話をする私。「ツイッターでも一応合流したこと書こうか」「了解です」
ラギ @ikebukuro_ragi
もちゃさんと合流!!!
おめでとう!!!
もちゃ @patepote63
【朗報】ラギさんと合流
すぐさまふぁぼがくるTL。
ラギともちゃさんは人の温かさを知りました。
オアシスをぐるっと見た後、パルコに移動。「タクろ」「え」「もちゃさん手であげて」「えっ」タクシーを止める。もちゃさんを詰め込む。「パルコまでお願いします」「…ラギさん」「おう」「私タクシー初めて乗りました」「マジか」可愛すぎかよ!!
パルコ到着。タクシーが閉まる。「わああ自動で閉まった」「そうだよー(笑)」穢れなきJK1年の尊さを噛み締めながらパルコへ。「なんか欲しいのないの?」「欲しいの…」「服とか」「服…」いまいちピンと来ない模様。ぐるっとパルコ内部を見て回るも、もちゃさんずっと呆気。
「よしもちゃさんお菓子食べよう」「お菓子!」やっと食いつきをみせるもちゃ。西館に移動。B1にてステラおばさんを発見。満席である。「お土産にしよっか~」「お土産!!」バイキング形式のクッキー。「好きなのお取り」「ラギさんこれ100グラム○○円…」「好きなの取れ」
なかなか取らないので枚数指定。「チョコチップいいね」「いいですね」「10枚取って」「ざっくり!」「もちゃ姉なに好き?」「チョコチップ…」「もうその箱のやつ全部入れよう」「それはいけない!!」
欠けてないクッキーを丁寧に選抜しながら選んでくもちゃさん可愛すぎて写真撮りたかったんですけど、公共の場だったので抑えました。
「なんか欲しいないの?」「えっ…と」きょろきょろ。「時計…?」「時計?」「とか…」「とか??」時計が欲しいのか。
ショップ移動。時計をみつける。可愛いの発見。二人で品定めしてたら店員さんがやってくる。「なにかお探しですか~?」「この子に似合う時計を」「ラギさん値段!値段みよ!」「これなんか可愛いですよ~」「おお、もちゃ着けてみよう」「値段!」「お姉さんがプレゼントされるんですか?」「妹なんです」「ラギさん!!!」
購入。すごくげっそりするもちゃさん。その場でつけるところが可愛すぎて泣いた。
「指輪とか欲しくない?」
「ラギさん、私に貢ぐのやめて!!!」
彼女がいたので指輪はマズイかなと思って控えました。
パルコをコンプリート。
タクシーに乗る。「私の好きな漫画をさ」「はい」「もちゃさんに読んで欲しいんだよね」「はい??」ナディアパーク。ジュンク堂へ。
「私が好きな漫画の一巻買うから全部読んでね」「は、はい」「好きじゃなかったら捨ててね」「ひいいい」買いまくって押し付ける。「読んで下さいね」読んだら感想送れよ!
「今日のもちゃさんの使命はなんだと思う?」「使命…」「それは赤司くんを描くことです」「ひょっ」カフェ・ド・ラッカーサに移動。
「何食べたい?」「ココア…」「固形物」「フォンダンショコラとか」「シフォンケーキいいね」「あ、チョコレートケーキ」「いいや全部頼もう」そして食べ切れずに残す。「もちゃさんのココア美味しそう(コーヒー注文)」「おいしいですよ」ココア注文。そして残す。
「もういいや下げて貰おう」「赤司くんですか」「赤司くんです」テーブルを綺麗にする。もちゃに持参させた筆記用具を出す。「さあ描け」「いま?」「いま」「ラギさんは?」「私ツイッターやってる。ついでに私宛の手紙も書け」「ひょっ」
描かせてる間にツイッター。
ラギ @ikebukuro_ragi
もちゃなう名古屋なう栄なーう
RUIさん @ruisann
@ikebukuro_ragi 栄…私も行こうかな…
ラギ @ikebukuro_ragi
@ruisann ひょおおおマジすか!!!
もちゃさんから事前に「18時帰宅必須」と聞いていたので19時にRUIさんと待ち合わせる私。
赤司くんを描くもちゃさんを盗撮。
3枚目くらいでバレる。「いま撮りましたか!?」「撮ってない撮ってない」「撮りましたよね!?」「もちゃさんピース」「ピース(従う)」「ツーショット撮ろ」「ええええええ」
なんだかんだ抵抗しないもちゃさん好きです。
彼女といるとき買って買ってとせがまれる事が多いので、貢がないでって慄いたもちゃさん見てるのはとても新鮮でした。かわいいなあ。もちゃさん可愛い。色んなものを与えたくなる。愛され上手なんですねえ。
そしてお別れ。さらばもちゃ。
もちゃ「じゃ、お気をつけて」
時間に追われてるからか、わりと躊躇いなく改札をくぐったもちゃさんの背中を見送りながら「くそお!金握らせて別れのハグとか要求すればよかった!」と後悔する私。
そしてそのあとRUIさんと合流したのですが…。
どこまで書いていいのか分からない。
写真…
いや、内容はNGかな…公言してない…んんん…
る、るいさんどこまで隠してるんだろう…
とりあえずツイッターに乗せた写真だけ記念に。
秘密主義のRUIさんの素性を暴くのは良くないと思うのでザクッとその部分だけ割愛しますが、とにかく私のデータフォルダがリア充になった事だけはお伝えしておきます。
可愛かった…。
本当に可愛かった。
次は酒を交えて海とか行きたいですね!
最後に最近食べた写真どーん
どの写真をうpしてないのか。
サイパン行ったのとかディズニー行ったのとか書いた?書いてない?
今週は岡山行きますーん!
楽しみすぎる…!
お仕事行ってきまーす!
ノシ
卑屈は顔に出る。怠惰は身体に、知恵無しは会話に、驕りは態度に、冷たさは瞳に。
優しさは声に宿る。心遣いは仕草に、賢さは沈黙に、察しは言葉選びに。
私が一年前くらいにツイッターで呟いた『亡くなった恩師』の言葉を、「自分の言葉」として発言してる記事がとても目に余ります。自作発言は一切許可しておりません。
コピーして貼りつけた文字の羅列に、いったいアナタの何が篭もってるというんでしょう。
大事にしていた言葉だからこそ、無暗に自分の思考発言をされて、どんどん価値が薄れていくのが本当に悔しいです。
言葉とは他人から学ぶものです。言わば使い回しです。
私が現在扱っている言葉も、親や友人、先生や上司など、様々な人から感銘を受けた言葉であり、感性であり、感情であります。
レプリカよりもオリジナルを。
他人の言葉を引用して並べたものを評価されるより、自分の言葉を、想像した世界を共感してもらえたときの方が数百倍嬉しい筈です。
思い当たる節がある方はどうか今一度、自身の作品・会話文等を見直し、誠意ある対応をお願い致します。
池袋ラギ
---
録り溜めしたアニメを1.3倍速で黙々と消化してる自分と、8末デッドが迫って3徹した一ヶ月前の自分がとても似ていることに気がついて
溜め数がノルマ額に見えてきたので、泣く泣くダイヤは消しました。
75話ってなんだよ…。(怯え声)
30分×75話=2250分
2250分=37.5時間
_人人人人人人人_
> 一日超え! <
 ̄YYYYYYY ̄
漫画で…読むね…?
しかし四月は君の嘘全22話はかろうじて残した。
良作と!聞いたから!身を削ってでも!観るよ!(吐血)
そしてついに昨晩、6月に終了した黒バスアニメを消化してきました。
黛×赤司の可能性!!!!
私が黛さんにハンティングされたのはたぶん神の啓示です。
授かった感がある。(確信)
正直いままで黛なんて、名探偵コナンでいうところの光彦くらい興味なかったんですけど、昨日の今日で『黒バスといえば黛!!!』ってくらいの爆上げ。
私の心の中のピンスポが黛さんに向いたのは驚きでした。突然のライトアップ。落雷レベルです。
黛さんのラブ・ハンター感しゅごぃ…///
漫画で読んだときは「ふぅん」程度だったのですが、アニメでの「無様だな」発言がやばい。
あの殺伐とした空気の中、誰一人味方のいない精神崩壊なうの孤独な一年生赤司くんに追い討ちかける黛の乱。
おまえ三年生だろ!!!
労りの心はないのか!お前の血は何色だ!好き!!!(混乱)
刃物で滅多刺しされて意識不明の重症な人をすり潰してミンチにする外道っぷりが痛快でした。突然の下克上。相手は瀕死状態なのに。赤司くんいま病んでたのに!病んでたのに!
公式公認の喧嘩ップルかよ…。
らぎは こんらん している
そして散々ディスったあとの救済イベ。
「お前はこんなところで終わる奴か?(※要約)」
ストックホルム症候群のような心理的誤作動を連想させる見事なテクニックでした。
まゆずみさん!!!!
荒れ狂う萌えに耐え切れなくなった私はツイッターTLにて、もちゃさんを呼び出し。(大迷惑)
ぴんぽんぱんぽーーーん♪
ラギ:この中にもちゃさんはいらっしゃいませんか!!!
もちゃ:呼ばれた気がした
ラギ:黛赤萌え 喧嘩ップル萌え ラブラブしてるところが思い浮かばない萌え…
もちゃ:黛さんと赤司くんCPは利害の一致に見えてくる不思議www
ラギ:こいつらアレですよね ハプニング系ホモ
もちゃ:嫌々付き合ってる的なやつですね
ラギ:ベットにて「お前は寝てろ。僕が自分でやる」 「はあ?何言ってんだ」 「お前はそそり立勃つ棒だけ貸してくれればいい」 「なんのためのセックスだよ!」 「…ずっと気になってたんだが」 「ああ?」 「なんのためのセックスだ?」 「それは……な、なんのためだろう?」 愛情表現しないでここまで来たから土壇場で戸惑う奴www
もちゃ:そそり勃つ棒に笑うwww
同意してくれるもちゃさん好き!
私、実はもちゃさんのCP地雷とか全然知らないんですけど、たぶん心の中で「もちゃさんの地雷踏み抜いてもこちら側に引き込めるだろう」と失礼極まりないことを思っている。珍しくそれくらい密接な距離感である。
相手にも寄りますが、親しい仲にも礼儀があって、その上で相手も自分も好意的なときって、自分が相手を許せる距離感=相手が自分を許せる距離感なんだと思うんです。ラギ論。
間違ってたらごめんね、いもちゃさん…
実は内心で「なんだコイツ馴れ馴れしい寄るなよ」とか思ってたらちゃんと教えてね!謝るよ!そして改善するよ!
ブラックもちゃさん可愛いェ…。(末期)
いもちゃさんと言えば先日
「一人プリクラを極める赤司くん」
ネタで盛大に盛り上がりました。(どうしようもない)
■大まかな話の流れ↓
もちゃさん「ぼっちでプリクラ撮っても落書き時間に赤司くん描いて二人いるように見せかければ万事解決」
ラギ「むしろぼっちプリを進んで撮る赤司くん」
もちゃさん「なぜベストを尽くしたのか」
そして二人でどんどん内容を膨らませ(悪化させ)最期は「暴走爆裂ボーイの赤司くんと常識人虹村さんはお似合いだね」って事に落ち着いたのですが
翌日にもちゃさんからリプが届いてて
赤司くんのひとりプリクラ貰いました。
せーじゅーろーひとプリでびゅー
↑メインタイトル感やばい。
赤司くんを過剰にイジッてるときの主犯は大概私ですが、もちゃさんも幇助罪くらいには当てはまると思います。
後々のもちゃさんの呟き↓
もちゃ:こういう虹赤プリクラくれ
幇助どころじゃない。
共犯や。もちゃさん私と同じ罪状で懲役くるでコレ。
ありがとう…もちゃさんに出会ってから私、サディスト力めっちゃ向上した気がする。赤司くんに対する愛の鞭に鋭さと激しさが増した気がする。
話は変わりますが、最近フォロワーさんに素敵なイラストを頂いたのでご紹介します。
■あたもんさんより
久しぶりに高熱を叩き出してフラッフラだったとき、あたもんさんが「ラギさん元気出して!」って描いてくれました。会社でサラッと描いたって言っててびっくりした。
さらっと…?
絵師さんってそんな、さらっと絵が描けちゃうものなんですか…?
熱も吹き飛ぶあたもんさんからの愛で、私の体はこのあと7時間酷使したのち解放されました。
■悠羽さんより
悠羽さんのファンシーで艶やかなイラスト大好きです…。(遺言)
バンビのキッスの表紙にさせて頂きました!
テツナちゃん…!テツナちゃん…!
お話してると芸術気質な方だなあと感じるのに、TLを読んでるとボーイッシュな印象を受ける、人間像が霧のようなベールに包まれている不思議なお方。
ありがとうございます…
ありがとうございます…(涙)
■なつめさんより
この間、わりと卑怯な手を使って個人的連絡先を入手した、池袋の被害者なつめさん///照
TLを遡って読んでいたら
「ラギさんを描いてみた」
とナチュラルに掲載されていたため「私!?私で合ってる!?」と本気で疑心暗鬼になった。
なつめさんのフォロワーさんに私と同じ名前の人物がいないか全員確認したのち、ネットでラギと検索をかけて、それらしい漫画・ゲームキャラを探し(昆虫人間とか出てきてびびった)「大丈夫私だ」という確信を胸に抱いてから「なつめさーーーーーん」と話しかけました。
私でした。そして私は幸せな気持ちになり、お礼を言ったのちラインのホーム画面に設定いたしましたとさ。~完~
■にゃほさんより
死んだ…。
にゃほさんはいつも、突然、不意に、私が想像もしていなかった方法で、とびっきり私を喜ばせるから心臓に悪く、どうしようもなく愛おしいです…。(プロポーズ)
うちの田中とカナタを描いてもらいました。擬人化です。明らかに田中なんて顔してないヴィジュアル系田中(白髪)をみるたびに胸が締め付けられる思いです。あああかっこいい;にゃほさん男の子の絵を描くの本当にお上手で素敵です;
ありがとうございました!!!
■16さんより
百合ップル、東堂さん×巻島さん!!!
可愛すぎる(涙)
いまこの素敵な画像に文字を載せる制作をしていますなう。
オメガカップルの二人。
こんな質の高いイラストを頂いてしまって、それに見合うだけの物語が書けるだろうかと、休日はほとんどPCの前に座って必死に試行錯誤してます。趣味に没頭できる時間がなにより嬉しいので、その時間をより輝かしいものにしてくれた16さんに、感謝してもし足りないほどです;
普段読まないガールズ同士の恋愛小説やオメガバースの仕組みを参考にしながら、絶賛製作中ですので出来上がったらぜひ、この素敵な表紙絵をみにきてください。小説は説明書みたいなものなので読まなくても大丈夫です!
皆様ほんとうにありがとうございました。
この愛されてる感…。
愛されてる感を胸に抱いて、このシルバーウィーク(仕事)を乗り切ろうと思います。
どーでもいい話ですけど、しばらく接待無いので髪色茶髪に戻しました。
今年の冬は誰かフォロワーさんに会いたいなあ。
そしたらピンクメッシュ入れる。
ノシ
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集団のなかには必ず、足並み揃わないやつがいる。
小鳥はそういう子供だった。ここだよ、と指定された場所に留まらない。
空を飛べる小鳥のように、パタパタと羽を散らして飛び回る。
天を射るように翼を広げ、空に投身するように高く飛ぶ。
集団の多くは小鳥に羨望の眼差しをむけた。小鳥の個性を自由と呼んだ。
集団が美しいと称える小鳥の翼が、オレにはとても怖かった。
落ちるんじゃないか。
漠然とした恐怖だった。いつもハラハラした。緩急の激しいその飛び方に。
風に身を任せて翼を傾けるとき、力尽きたように羽を閉じ、地面ギリギリで上昇するとき。
だからオレは小鳥がいつ落ちてもいいように、彼の飛ぶ空の下を這い回った。
地面を腹で這い生きる蛇のように、首だけを高くあげて。
受け止める両手も、支える翼も、止まり木になる力もない。
だけどクッション代わりにはなれる。
そうやって小鳥の真下を這ううちに、いつしか集団とも逸れ、オレは安全からも自由からも遠ざかっていた。
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中学三年、梅雨も本番。
この頃から小鳥は本格的に音楽にのめり込んだ。すべて独学だ。音感を身につけたいと言った小鳥が最初に手をつけたのはピアノだった。
部活を引退し、県内で一番頭の良い高校から推薦を貰った小鳥は、合格祝いにピアノを買ってもらった。
「地下の防音室をオレの部屋にしてもいい?」
この頃、小鳥の一人称は「オレ」に変化していた。
小鳥がいつ自分の呼び方を変えたのかは知らない。互いの家にいても言葉を交わすことが少なくなっていた。
仲が悪いわけじゃない。
放課後は毎日いっしょにいる。
二人で様々なレコードを聴き、音調を確かめ、楽譜を読んだ。
その空間に言葉はいらなかった。
ただ、それだけだ。
小鳥は、二階にあった自室と、物置に使用していた12畳の広い地下室を交換した。
地下室には窓はない。
窓がない部屋は心が塞がると、小鳥の母親は止めた。
しかし小鳥は、持ち前の美しい顔で「ゆずるがいるから大丈夫」と心にもない嘘を吐いた。
小鳥の依存は度を過ぎている。
どことなく察していたのだろう小鳥の母親は、小鳥とオレの関係に不安を抱いているようだった。
高校受験が迫っていた頃だ。
なにをどう勘違いしたのか、小鳥の母が深夜に尋ねてきた。
手に菓子折りを持って。
「少し変わった息子だけどよろしくね」
その挨拶には度肝を抜かれた。
進路を聞かれ、とくに決めていないと返せば、小鳥の母は切羽詰った顔でオレに頭を下げた。
「小鳥を見捨てないであげてちょうだい」
人様の子供の進路にまで口出しはできない良識と、我が子を心配する母性が入り乱れた、深く憔悴しきった顔をしていた。
並々ならぬ様子に、何事かと焦ったオレの母親は血相を変えて「アンタ小鳥くんに手を出したの?」と玄関で大声を出した。
あのときは本気で眩暈がした。
「あっ…はははっ! ひゃー、おっもしろ」
「笑い事じゃねぇよ馬鹿」
近くにあった枕を投げ飛ばす。小鳥は笑いながらキャッチして、それを腹に抱えてまた笑う。
呆れたやつだ。自分の母親がしでかした行動に、まるで我関せずな顔をする。
ひとしきり笑い転げたあと、小鳥はにっこりと笑って自らを指差した。
「オレ彼女いるんだけど」
「知ってるよ。つか、そういう話は家族にも話せよ。お前の母さん、小鳥にはオレ以外の友達がいないと思ってるぞ」
「まぁまぁ」
コイツの変わり者気質はたぶん母親の遺伝子だ。行動がいささか浮世離れしている。
小鳥はくるくる回転する椅子の背を抱き、二ィ、と口角をあげる。
「それでなんて説明したの?まさかオレとゆずるが付き合ってるって思わせたまま放置?」
「だって慌てて否定したら怪しいだろ」
「そこで黙り込むほうが怪しいよ」
どっちもどっちだ。
「いっそオレの両親にも彼女紹介しに来いよ」
「いつか別れるのに?」
「別れる前提で付き合うな」
何人目ともしれない彼女の存在を思い描いて溜息を吐く。
小鳥の女癖の悪さは、いまや頂点を極めつつある。
校内の美女は全部お手つき。
悪名高い小鳥のうわさは後を立たないし、彼も己の行動を改める素振りがない。
性に奔放なのか女が好きなのかは分からない。
この手の話題は振ったこともなければ振る予定も無かったのだ。
今回の騒動がなければ。
「なんでお前、大事にできないもの持ちたがるワケ?」
「できるできないなんて、そのときにならないと解らないじゃん」
「わかるだろ。自分の性格考えろよ」
「人間なんて、いつ死ぬかわかんないし」
半目で視線を上下させる。
どこからどうみても健康体の幼馴染だ。
「おまえ、死ぬ予定あるの?」
「ゆずるは神様ってなんだと思う?」
「はあ?」
突飛な言葉に思考がついていかず、間の抜けた声が出た。
やや身構える。
「なんだよいきなり」
「パッと思いついたことでいいよ」
「…小鳥は賢いからパッと思いつくんだろうけど、普通の人間はそういう浮世離れした話はパッと閃かないんだよ」
「神の存在は証明できない。だからこそ考えは無数に存在する。オレはゆずる個人の考えを聞きたい」
オレはベットに座ったまま立てひざをついた。
こういう話は好きじゃない。
「…”生物として人間が頂点に立つことを、ひとはどこかで恐れてる。”」
「ああ。なんだっけそれ。なにかの本に書いてあったね」
「いちばんにならないための保身だろ」
「それゆずるの考えじゃなくて教科書の引用じゃん」
ゴロゴロと篭もった音がした。外で雷が鳴っている。
地下の窓の無い部屋で聞こえたそれは、錯覚だろうか。
「ゆずるとオレの関係って、……に、似てるよね」
その呟きは聞こえなかった。
小鳥は考えるように目を伏せた後、感情の読み取れない瞳でオレを見据えた。
「ねぇゆずる」
「なんだよ」
「ゆずるは、高校どこに行くの?」
手に持っていた楽譜が落っこちた。頭が思考を止めて真っ白になる。
小鳥はいつもと変わらない穏やかさでオレを見ていた。
なんだか酷く苦しいと思ったら、息を止めていたらしい。ふ、と吐き出すように半笑いした。
コイツはいまなんて?
「…高校?」
「うん。え、まさかゆずる、まだ決めてないの?」
冷水を浴びせられた気分だった。
音が一気に遠くなる。耳元で鉄砲を撃たれたようだ。喉が焼かれたように声が出ない。
オレは目をきょろきょろと動かし、何回も瞬いた後、縋るように小鳥をみた。
「まだ、特には…」
「ふぅん。そうなんだ」
期待を込めてぼかした最後の希望さえ、残酷に否定される。
繋いでいた手を離されて、突然ひとりにされた気分だった。
「この時期に決めてないのはやばいんじゃない?」
一緒の学校に行こうよ。中学に進学した頃のように、小鳥の言葉を待っていた。
だけど、それ以降、小鳥の口から進学に関する話題が出たことは一度も無かった。
高校三年、冬。
「ゆずるくんは高校どこにいくの?」
ピンポイントで触れられたくない話題を、白雪姫は無邪気に聞いた。
春夏秋冬にあわせて4回ある席替えで、オレと白雪姫は春と冬で隣の席になった。
新しい学年が始まった春と、卒業を控えた冬。
はじまりと終わりの季節を隣で向かえて隣で見送るのだ。
不思議な気持ちだった。
こんなにも親しく話しかけてくれる白雪姫の名前を、オレは知らない。
「どうしようかな」
机に頬杖をつきながら口元で笑う。白雪姫は驚いたように目を丸くした。
「まだ決めてないの?」
「うん」
「先生になにも言われないの?」
「散々言われたよ」
うっすら笑う。
なんども瞬いてオレを見つめる白雪姫は相変わらず綺麗な黒髪をしていて、なんとなく手を伸ばしてみた。
「わっ…」
白雪姫が身を竦ませた。オレは聞こえなかったフリをしてその髪に指を絡めた。
猫を撫でるような気持ちで触れた髪は艶やかで手触りが良い。その毛並みの良さは誰かを連想させる。
「ゆ、ゆずるくん!」
「ん?」
白雪姫が身を引いた。
指に絡めていた黒髪がさらっと水のようにこぼれて指先を通り抜ける。
白雪姫は華奢な体を強張らせ、オレをじっと見つめた後、じんわりと頬を赤らめた。
ぱくぱくと動く唇が可愛い。
なにも考えたくないなと、唐突に思った。
何も考えたくない。
身を任せ、心を渡し、誰かの声に従いたい。
オレは我侭な小鳥が嫌いじゃない。
命令されたから傍にいたんじゃない。
自分の意思で、王様のように傲慢で身勝手な小鳥の隣に居座った。
だから、小鳥がわがままを言ってくれないと、オレは何を目的に生きればいいのかを見失う。
「キミはどこの高校に行くの?」
あまりに怠惰な心は、もう誰でも構わなかった。
オレが望むのはすべてを決めてくれる存在で、オレを欲しがる子供のような小鳥だった。
オレの記憶に小鳥がいない日なんて一日もない。小鳥が年月を費やし作った自我の無いオレを、アイツ自身が捨てるというのなら、オレは何のために生きてきたんだろう。
ずっと二人で生きてきた。
オレだけがそう思っていた。
「オレ、キミと同じ高校に進学しようかな」
小鳥が隣にいないなら、この世界のどこで生きたってオレは一生、独りぼっちだ。
成績は悪くなかった。
いや、悪くない、なんて温いものじゃない。
上位は常にキープしていた。
そこで初めて、自分は選ぶ側の人間であることを理解した。
未来は無限に広がっていた。
だけどオレは選ぶことをしなかった。
そこに教師がいれば教師の薦めに従ったし、親に希望があるなら反発せずその進路を歩んだだろう。
そこに偶然、オレがオレを投げやりに扱っていたその時期に、隣にいたのは彼女だった。
名前も知らない、ただ何度か隣の席になったことがある、小鳥と似た髪質をもつ女の子。
不思議な子だった。
ただ、仲が良いわけでもない男の拠りどころにされて、動揺するどころか受け入れるように口元を綻ばせた彼女をみたとき、仄暗い歓喜が胸を満たした。
進学先は彼女と共に決めた。
--------
跪く男第3話。
私にとって読んでくれる相手がいるのかも解らない話を書き続けることは、マスターベーションに似た感覚がある。
集団のなかには必ず、足並み揃わないやつがいる。
小鳥はそういう子供だった。ここだよ、と指定された場所に留まらない。
空を飛べる小鳥のように、パタパタと羽を散らして飛び回る。
天を射るように翼を広げ、空に投身するように高く飛ぶ。
集団の多くは小鳥に羨望の眼差しをむけた。小鳥の個性を自由と呼んだ。
集団が美しいと称える小鳥の翼が、オレにはとても怖かった。
落ちるんじゃないか。
漠然とした恐怖だった。いつもハラハラした。緩急の激しいその飛び方に。
風に身を任せて翼を傾けるとき、力尽きたように羽を閉じ、地面ギリギリで上昇するとき。
だからオレは小鳥がいつ落ちてもいいように、彼の飛ぶ空の下を這い回った。
地面を腹で這い生きる蛇のように、首だけを高くあげて。
受け止める両手も、支える翼も、止まり木になる力もない。
だけどクッション代わりにはなれる。
そうやって小鳥の真下を這ううちに、いつしか集団とも逸れ、オレは安全からも自由からも遠ざかっていた。
----
中学三年、梅雨も本番。
この頃から小鳥は本格的に音楽にのめり込んだ。すべて独学だ。音感を身につけたいと言った小鳥が最初に手をつけたのはピアノだった。
部活を引退し、県内で一番頭の良い高校から推薦を貰った小鳥は、合格祝いにピアノを買ってもらった。
「地下の防音室をオレの部屋にしてもいい?」
この頃、小鳥の一人称は「オレ」に変化していた。
小鳥がいつ自分の呼び方を変えたのかは知らない。互いの家にいても言葉を交わすことが少なくなっていた。
仲が悪いわけじゃない。
放課後は毎日いっしょにいる。
二人で様々なレコードを聴き、音調を確かめ、楽譜を読んだ。
その空間に言葉はいらなかった。
ただ、それだけだ。
小鳥は、二階にあった自室と、物置に使用していた12畳の広い地下室を交換した。
地下室には窓はない。
窓がない部屋は心が塞がると、小鳥の母親は止めた。
しかし小鳥は、持ち前の美しい顔で「ゆずるがいるから大丈夫」と心にもない嘘を吐いた。
小鳥の依存は度を過ぎている。
どことなく察していたのだろう小鳥の母親は、小鳥とオレの関係に不安を抱いているようだった。
高校受験が迫っていた頃だ。
なにをどう勘違いしたのか、小鳥の母が深夜に尋ねてきた。
手に菓子折りを持って。
「少し変わった息子だけどよろしくね」
その挨拶には度肝を抜かれた。
進路を聞かれ、とくに決めていないと返せば、小鳥の母は切羽詰った顔でオレに頭を下げた。
「小鳥を見捨てないであげてちょうだい」
人様の子供の進路にまで口出しはできない良識と、我が子を心配する母性が入り乱れた、深く憔悴しきった顔をしていた。
並々ならぬ様子に、何事かと焦ったオレの母親は血相を変えて「アンタ小鳥くんに手を出したの?」と玄関で大声を出した。
あのときは本気で眩暈がした。
「あっ…はははっ! ひゃー、おっもしろ」
「笑い事じゃねぇよ馬鹿」
近くにあった枕を投げ飛ばす。小鳥は笑いながらキャッチして、それを腹に抱えてまた笑う。
呆れたやつだ。自分の母親がしでかした行動に、まるで我関せずな顔をする。
ひとしきり笑い転げたあと、小鳥はにっこりと笑って自らを指差した。
「オレ彼女いるんだけど」
「知ってるよ。つか、そういう話は家族にも話せよ。お前の母さん、小鳥にはオレ以外の友達がいないと思ってるぞ」
「まぁまぁ」
コイツの変わり者気質はたぶん母親の遺伝子だ。行動がいささか浮世離れしている。
小鳥はくるくる回転する椅子の背を抱き、二ィ、と口角をあげる。
「それでなんて説明したの?まさかオレとゆずるが付き合ってるって思わせたまま放置?」
「だって慌てて否定したら怪しいだろ」
「そこで黙り込むほうが怪しいよ」
どっちもどっちだ。
「いっそオレの両親にも彼女紹介しに来いよ」
「いつか別れるのに?」
「別れる前提で付き合うな」
何人目ともしれない彼女の存在を思い描いて溜息を吐く。
小鳥の女癖の悪さは、いまや頂点を極めつつある。
校内の美女は全部お手つき。
悪名高い小鳥のうわさは後を立たないし、彼も己の行動を改める素振りがない。
性に奔放なのか女が好きなのかは分からない。
この手の話題は振ったこともなければ振る予定も無かったのだ。
今回の騒動がなければ。
「なんでお前、大事にできないもの持ちたがるワケ?」
「できるできないなんて、そのときにならないと解らないじゃん」
「わかるだろ。自分の性格考えろよ」
「人間なんて、いつ死ぬかわかんないし」
半目で視線を上下させる。
どこからどうみても健康体の幼馴染だ。
「おまえ、死ぬ予定あるの?」
「ゆずるは神様ってなんだと思う?」
「はあ?」
突飛な言葉に思考がついていかず、間の抜けた声が出た。
やや身構える。
「なんだよいきなり」
「パッと思いついたことでいいよ」
「…小鳥は賢いからパッと思いつくんだろうけど、普通の人間はそういう浮世離れした話はパッと閃かないんだよ」
「神の存在は証明できない。だからこそ考えは無数に存在する。オレはゆずる個人の考えを聞きたい」
オレはベットに座ったまま立てひざをついた。
こういう話は好きじゃない。
「…”生物として人間が頂点に立つことを、ひとはどこかで恐れてる。”」
「ああ。なんだっけそれ。なにかの本に書いてあったね」
「いちばんにならないための保身だろ」
「それゆずるの考えじゃなくて教科書の引用じゃん」
ゴロゴロと篭もった音がした。外で雷が鳴っている。
地下の窓の無い部屋で聞こえたそれは、錯覚だろうか。
「ゆずるとオレの関係って、……に、似てるよね」
その呟きは聞こえなかった。
小鳥は考えるように目を伏せた後、感情の読み取れない瞳でオレを見据えた。
「ねぇゆずる」
「なんだよ」
「ゆずるは、高校どこに行くの?」
手に持っていた楽譜が落っこちた。頭が思考を止めて真っ白になる。
小鳥はいつもと変わらない穏やかさでオレを見ていた。
なんだか酷く苦しいと思ったら、息を止めていたらしい。ふ、と吐き出すように半笑いした。
コイツはいまなんて?
「…高校?」
「うん。え、まさかゆずる、まだ決めてないの?」
冷水を浴びせられた気分だった。
音が一気に遠くなる。耳元で鉄砲を撃たれたようだ。喉が焼かれたように声が出ない。
オレは目をきょろきょろと動かし、何回も瞬いた後、縋るように小鳥をみた。
「まだ、特には…」
「ふぅん。そうなんだ」
期待を込めてぼかした最後の希望さえ、残酷に否定される。
繋いでいた手を離されて、突然ひとりにされた気分だった。
「この時期に決めてないのはやばいんじゃない?」
一緒の学校に行こうよ。中学に進学した頃のように、小鳥の言葉を待っていた。
だけど、それ以降、小鳥の口から進学に関する話題が出たことは一度も無かった。
高校三年、冬。
「ゆずるくんは高校どこにいくの?」
ピンポイントで触れられたくない話題を、白雪姫は無邪気に聞いた。
春夏秋冬にあわせて4回ある席替えで、オレと白雪姫は春と冬で隣の席になった。
新しい学年が始まった春と、卒業を控えた冬。
はじまりと終わりの季節を隣で向かえて隣で見送るのだ。
不思議な気持ちだった。
こんなにも親しく話しかけてくれる白雪姫の名前を、オレは知らない。
「どうしようかな」
机に頬杖をつきながら口元で笑う。白雪姫は驚いたように目を丸くした。
「まだ決めてないの?」
「うん」
「先生になにも言われないの?」
「散々言われたよ」
うっすら笑う。
なんども瞬いてオレを見つめる白雪姫は相変わらず綺麗な黒髪をしていて、なんとなく手を伸ばしてみた。
「わっ…」
白雪姫が身を竦ませた。オレは聞こえなかったフリをしてその髪に指を絡めた。
猫を撫でるような気持ちで触れた髪は艶やかで手触りが良い。その毛並みの良さは誰かを連想させる。
「ゆ、ゆずるくん!」
「ん?」
白雪姫が身を引いた。
指に絡めていた黒髪がさらっと水のようにこぼれて指先を通り抜ける。
白雪姫は華奢な体を強張らせ、オレをじっと見つめた後、じんわりと頬を赤らめた。
ぱくぱくと動く唇が可愛い。
なにも考えたくないなと、唐突に思った。
何も考えたくない。
身を任せ、心を渡し、誰かの声に従いたい。
オレは我侭な小鳥が嫌いじゃない。
命令されたから傍にいたんじゃない。
自分の意思で、王様のように傲慢で身勝手な小鳥の隣に居座った。
だから、小鳥がわがままを言ってくれないと、オレは何を目的に生きればいいのかを見失う。
「キミはどこの高校に行くの?」
あまりに怠惰な心は、もう誰でも構わなかった。
オレが望むのはすべてを決めてくれる存在で、オレを欲しがる子供のような小鳥だった。
オレの記憶に小鳥がいない日なんて一日もない。小鳥が年月を費やし作った自我の無いオレを、アイツ自身が捨てるというのなら、オレは何のために生きてきたんだろう。
ずっと二人で生きてきた。
オレだけがそう思っていた。
「オレ、キミと同じ高校に進学しようかな」
小鳥が隣にいないなら、この世界のどこで生きたってオレは一生、独りぼっちだ。
成績は悪くなかった。
いや、悪くない、なんて温いものじゃない。
上位は常にキープしていた。
そこで初めて、自分は選ぶ側の人間であることを理解した。
未来は無限に広がっていた。
だけどオレは選ぶことをしなかった。
そこに教師がいれば教師の薦めに従ったし、親に希望があるなら反発せずその進路を歩んだだろう。
そこに偶然、オレがオレを投げやりに扱っていたその時期に、隣にいたのは彼女だった。
名前も知らない、ただ何度か隣の席になったことがある、小鳥と似た髪質をもつ女の子。
不思議な子だった。
ただ、仲が良いわけでもない男の拠りどころにされて、動揺するどころか受け入れるように口元を綻ばせた彼女をみたとき、仄暗い歓喜が胸を満たした。
進学先は彼女と共に決めた。
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跪く男第3話。
私にとって読んでくれる相手がいるのかも解らない話を書き続けることは、マスターベーションに似た感覚がある。
はいは~い、って感じです。
こんばんわ。さいきん感性が瀕死の池袋です。
なにを言われても「ああ」とか「へぇ」とか「はいは~い」とかいう感想しか浮かんでこない。末期である。感受性が天命を全うしようとしてる。
峠を越えたい今日この頃。
最近はもっぱら接待中心生活です。
先日行った和風モダンなお店。
のほほんとコース料理食べてたら突然可愛らしい店員さんが「失礼します」ってデカイ皿に丸い蓋を乗せて入ってきて、ぱかっと開いたそこに生きたオマール海老が意気揚々とハサミで威嚇してきたので盛大にビビりました。
写真。
ザリガニみたいだった。
ラギ「(うおビビッた…)わあ、新鮮ですね」
店員「いまからこちらの海老を鉄板で焼いて参ります」
ラギ「(なに報告だよ)よろしくお願いします」
思考と言動がバラバラに機能するのが大人です。
そして焼かれたオマール君。
接待客「おお、瑞々しくて美味しいな」
ラギ「そうですね(美味くないな)」
続くフォアグラ。
接待客「うん。美味しい」
ラギ「(んんんんん…??)そうですね!」
なにを言われても「ああ」とか「へぇ」とか「はいは~い」とかいう感想しか浮かんでこない。末期である。感受性が天命を全うしようとしてる。
峠を越えたい今日この頃。
最近はもっぱら接待中心生活です。
先日行った和風モダンなお店。
のほほんとコース料理食べてたら突然可愛らしい店員さんが「失礼します」ってデカイ皿に丸い蓋を乗せて入ってきて、ぱかっと開いたそこに生きたオマール海老が意気揚々とハサミで威嚇してきたので盛大にビビりました。
写真。
ザリガニみたいだった。
ラギ「(うおビビッた…)わあ、新鮮ですね」
店員「いまからこちらの海老を鉄板で焼いて参ります」
ラギ「(なに報告だよ)よろしくお願いします」
思考と言動がバラバラに機能するのが大人です。
そして焼かれたオマール君。
接待客「おお、瑞々しくて美味しいな」
ラギ「そうですね(美味くないな)」
続くフォアグラ。
接待客「うん。美味しい」
ラギ「(んんんんん…??)そうですね!」
同意はオートです。
どうやら私は感性も味覚も死んでるらしい。回復魔法唱えて誰か。
まとまった休暇がほしいです(切実)
半休じゃなく!
営業後の直帰じゃなく!
まとまった!休みを!オラに!!!
美術館に行きたい。サルバドール・ダリの絵画を観ながらぼけーっとしたい。
家庭環境の影響かラファエロは苦手です。不思議。
しかし別に休んでないわけではない。先輩「飲み会いくぞ!!」
ラギ「仰せのままに~」
久々の女子会。
先輩「ラギさ、黒髪にしてからビッチ感抜けたよね!今までは誰にでも股開きそうな顔してたけど、今は彼氏一筋って雰囲気でてる!いい男寄ってきそう」
ラギ「先輩……私が8末デット破ったのまだ怒ってるんですか?」
先輩「それはそれ。これはこれ」
ビッチな茶髪時代↓
私と仲良くなる後輩をみるたび上司から「池袋」「はい」「最近○○と仲良いね」「まぁ」「もう抱いたの?」って凄まじいセクハラ喰らってます。抱いてねーよ。
ふつうに男の人も相手にするんですけど、ある程度付き合いが長くなってくると「池袋ってレズ?」って聞かれます。なぜだろう。
女性には気づかれないんですけど、男性には高確率でバレる池袋七不思議。
話が逸れました。
そしてお食事。
綺麗な人は好きだし、綺麗なお食事も好きです。
綺麗な食事を綺麗な人が食べてるのをみると心が安らぎます。我が部隊のお姉さんは顔面偏差値が高いのである。細いし上品だし愚痴言わないし仲良しだし。
ああ、素敵だ。
なかでも私が懐いている先輩がこちら。
綺麗な人である。
何の前触れもなく突然壊れるのが玉に瑕。
便乗。
先輩「変顔の私と平常顔の私、どっちが好き?」
ラギ「どっちも先輩じゃないですか」
先輩「どっちが好き?」
まったくもって選ぶ必要を感じない質問でしたが、一応先輩なので妥当に返事しておきました。
ラギ「どっちも好きです」
先輩「おらきたビッチ!!!www」
解せぬ。
楽しかった流れに任せて辛いことをさらっと話します。
なんと去年に引き続き今年も手術が決まりましたー。パンパカパーン。
つらい。
体調が劣悪な自覚はあったのですが、どーーーーー…しても20時前に仕事を終わらせることができなくて先延ばし先延ばしした結果、ついに最悪の事態。
医者「あ。池袋さんこれ手術ですね」
ラギ「嘘でしょ!!?」
また大腸の手術です。
こんだけ修理してもぶっ壊れるならもう大腸いらないよ。なにする器官だよ大腸。人間って適応してく生き物だから大腸取ったら小腸が役目を引き継いでくれんじゃないの。むりなの?(無理です)
というか医者が高頻度で使う
「原因はストレスと生活習慣ですね」←これ。
このぼやっと感!
腹立つわー!
人の臓器弄繰り回した結果がそれか!
もっと明白なことわからんのか!
原因を突き止めたようでいて実は何一つ解明されてないこの説明に、なにを改善するべきかまったくわからない私はおこだよ!
っかーーー!!
お仕事行ってきます!!!
ノシ
深夜になると外から大きな猫の叫び声が聞こえてくるんですけど(※十中八九、放し飼いしてるラギ家のねこ)、これがまた猫が叫んでるのか女が喘いでるのか聞き分けがつきません。
女が喘いでたら観に行くけどな!
深夜のシアター気分で!
皆様、アオカンの際にはご自衛下さい。
お手紙なう。
\だだんっ/
中高大の卒業と同時に貰った手紙や、読者さんから頂いたお手紙や、塾・学校の先生、ブログで知り合った方からの手紙など、沢山の手紙を読み漁ってます。なう。
とくに読者の方々から頂いたお手紙は、コスプレ・小説・創作ブログ・管理人リアル・二次創作・ツイッター等、その時々でメインに活動していた私に向けてお声を頂戴しているものが多く、たかだか24年の人生に大きな歴史を感じます。
怠惰の代名詞みたいな性格をしてる自分が唯一誇れる長所は、人様から頂いたお気持ちやご厚意を大切にできるところだと思います。
短所はいまだに放浪癖が直らないところです。
20歳に家を飛び出し、一文無しで都内をさ迷い続けたところ、転々とパラサイト生活をしながら金を貯め、途中Y管理人に出会い、「日本の中だけで生きてた癖に島国が狭いって事によく気づいたな!」と言って貰って海外に飛び出し(今でも名言だと思ってる)、社会の底辺を、自分の足場を綿密に調査しながら、今に至ります。
私が生きるのに必死だった時代は10代、自分を考え始めたのは20代です。
15のとき運命の人に出会いました。
同性です。華やかで明るくて美しいエイズの感染者でした。差別を背中に感じながら強く生きる彼女の弱さを支えたいと思いました。言葉を尽くし金を尽くし時間を尽くし愛を尽くしました。私が持ち得るもの全てを丸々捧げるような恋でした。
彼女を通して夢を持ちました。
人形のように親の言いなりになっていた自分が初めて反発した時期でした。もちろんどんなに訴えても理解は得られませんでした。夢を捨てろ悪い友達と縁を切れとなんども言われました。
定められていた道を疑い、考え、反発して、家を飛び出したのは、法律的に責任を背負えるようになった20歳の夜でした。携帯を捨てました。繋がりから居場所が割れるのが怖かったので友人関係もすべて切りました。一人きりになりました。縛るものが何一つない自由でした。
1年、色んなものを見ました。
家も金もない状態からの生き方も学んだし、海外に行って島国の小ささが見えたし、家庭という閉塞的な場所を世界だと思っていた自分が、もう一度生まれ変わったような心地でした。
夢を仕事にしました。
目を覆うような失敗ばかりでした。それでも結婚を目当てに一攫千金を目論むような女にはなりたくないと思いました。とても素敵な男性との縁談も棒に振りました。馬鹿だねって口々に言われますそれでもいいよって私は思います。
私にとって人生は自分を磨くことです。
つまらない人生を引き摺って歩くくらいなら、いま死のうが50年後に死のうが同じです。
こうやって、10年後も20年後も、楽しく生きていけたらいいなあ。
色々と大変だけど、予定が一切ないより沢山予定で詰まっていたほうが自分らしい気がします。
自分語り終わり。
最近食べることに目覚めました。
前まで銀座の串揚げにハマッていたのですが、いまはフランス料理がお気に入りです。
コース料理は一番高値のやつがうまいと盲目に信じてたのですが、真ん中のコースが一番美味しかったです。
牛フィレ肉はどこの料理で出されても美味しいと思えない。ぐにゃっとした食感がだめだ。
イベリコブタのグリルのが好きでした。
でもお寿司も好きですよー。
大将に頼んで海鮮丼作ってもらいました!
美味しかったです。
次はイタリア料理が食べたいなあ。
文字が書けない!!!
…いや、うそうそ。字が書けないのはえらいこっちゃ。文字は書けます。文章が書けません。
文章うううう!!!!
妄想を文章化するには萌えとガッツと時間と根気と粘り強さと集中力が必要だと私は考えるのですが、私に足りないのは圧倒的判断力。
コレジャナイを判断するのが遅い。
どれくらい遅いかというとpixivで1万8,376文字書いたあと「もしかしてコレつまんなくね?」と突然気がつくレベルです。遅いよ!!!
数多のコレジャナイを繰り返し、幾ばくの時を重ねて、手元に残るは数本の連載ばかり。
気分転換にサマーランド行ってきました。
二回目に話しかけてきた男がすごくドストライクだったのに友人がシカト決め込んだせいで縁を持てず。
帰りのバスの中で、話しかけてきた男性のなかで一番タイプだった奴はどれって話になったので、ここぞとばかりにネチネチネチネチ言ってやりました。
ラギ「だから二回目の男さー。顔良かったのにさー」
友人「ごめんて」
ラギ「あーライン知りたかった!あわよくばもって帰りたかった!」
友人「だからごめんて」
今年の夏は健やかに過ごします。
ノシ
ツイッターにて「最近の学生はクラスごとにグループラインがある」と知った池袋。
まじかよ!!!
私が学生だった時代は集団をひとつの輪に組み込むシステムが充実していなかったため、グループラインなんて便利なものは存在しませんでした。
最近の学生やばいな!
イジメられっ子が浮き彫りになるな!
赤司さーーーーんっっ!!!
赤司さん確実に洛山クラスのグループラインに招待されてないよ!ぜったい一人だけハブかれてる!クラス総勢40人だったとして39人参加してるグループラインに赤司さん一人いない疑惑がいま私の中で浮上したよ!
クラスメートのグループラインに招待されてない赤司さん激萌え…
そして始まる妄想TL。
■以下クラスメートのグループライン
「え?誰も赤司くん招待してないの?」
「だってアイツこーいうの嫌いそうじゃね?」
「同級生より先輩とつるんでるしな~」
「赤司様がいると気軽にトークできないよぉ><」
「クラスの連絡事項とかどーすんだよ」
「赤司くんは聞き逃しとかしないし。万能だし」
「つかアイツ、部活の公欠で休んだとき、次の日の授業変更知ってたぜ」
「じゃあやっぱりグループラインは大丈夫だな??」
洛山クラスのグルチャネタはもっぱら赤司さん(崇拝)
赤司くん↓
「だれも連絡事項教えてくれないから僕がしっかりしないと。(自己完結型の欠点)」
怒涛のすれ違い。
■以下キセキのグループライン
赤司:クラスのグループラインに僕だけ招待されてない件について
赤司が洛山の同級生にハブかれてる疑惑が浮上して逆に誰も突っ込めないキセキたち。そして赤司さんの悩みを解消すべく、赤司を抜いたグループラインを設立。
黒子:【悲報】赤司くんの孤立化が深刻に←new!
黒子:どうしますか?
青峰:俺らが洛山に乗り込んで「おい赤司もグループライン混ぜてやれよ」って交渉する
緑間:それでは完全にモンスターペアレンツなのだよ
緑間:もっと穏便に打開策を
黄瀬:赤司っちの第三の人格に期待
紫原:-----ここまで解決方法無し-----
デジバイスを経由して進化するデジモンのごとく、愛を持て余しすぎてどんどん加虐的な方向に進化していく我が赤司愛…。
そして共感してくれる、いもちゃさん。(いつもの事)
リプ↓
いもちゃさん:あああ赤司さんがマイナス方向に無限ループしているううううwww
いもちゃさん:会話して!!
いもちゃさん:赤司くんに干渉してあげて!!!!
ラギ:赤司くんの前でグループラインの話題を避ける女子。
ラギ:文化祭の打ち上げは赤司くんだけ口頭説明
「文化祭の打ち上げについてぺらぺーら」
「了解した。ありがとう」
「どう致しまして」
「ところで他のクラスメートは日程を知っているのかい?」
「はい、昨日のグループラインで…あっ」
「……それならいいんだ(にこっ)」
ラギ:せつな司wwww
いもちゃさん:赤司くんはグループに入ったらクラスメート全員に愛でられればいい…
ラギ:卒業までグループライン入れないとガチでいじめになるので、三年の三学期の後半辺りで招待されればいいですね!そしてようやく仲間に入れてもらえた赤司さんが気張りすぎてめちゃくちゃトーク飛ばすと可愛い。
赤司「夕飯なう(写メ付き)」
クラスメート「!!?」
いもちゃさん:この子明らかにグルチャの使い方間違ってるwww
ラギ:赤司さんは最後の最後で報われるタイプだと信じてます。(闇落ち後に救助される奴)
ラギ:ラインとツイッターの違いがわからな司がどんどん軽快にトーク飛ばす赤司くんが可愛すぎてツラァ…
いもちゃさん:そんなんだから人格増えちゃうんだ!!
悪意無く赤司さんディスるいもちゃさんが大好きです。
話がどんどん膨らんで「洛山のグルチャが赤司の独壇場、そして赤司日常ツイッター化へ」という素晴らしい展開へ。
ラギ:赤司のグルチャを見せてもらったキセキ
ラギ:「なんか赤司だけプライベートツイッターみたいになってね?」と気がつくも面白いから放置www
いもちゃさん:誰にも指摘されないからいつまでもLINEをtwitterにしてる事に気づかない司www
いもちゃさん:そして虹村さんに報告辺りで突っ込まれる司
ラギ:!?
いもちゃさん:そしてしばらくLINEで呟くのをやめる司
ラギ:wwwwww
虹村「このグループラインって連絡事項回すやつじゃねーの?お前だけ違うこと書いてね?」
赤司「!!!」
ラギ:赤司さん可愛すぎツラァ…
ラギ:突然呟きをやめた赤司さん(笑)にクラスメートが心配し始める愛され司…
いもちゃさん:そしてクラスメートから「呟いていいんだよ!」と励まされ、らいんったーが産まれるwwww
ラギ:ラインったーwwwwwwwwww
ラギ:~~~完~~~
すごい楽しかった。(早朝4時)
おそまつさまでした。
仕事行って来ます。(現実)
ノシ
更衣室にて
ラギ「らんで室内こんなあちゅ、暑いんだよコノヤロー!ばか!ばか!れーぼー!れーぼー!」
後輩「ラギさん今日言語障害やばいですね」
室内にて
上司「おい」
ラギ「あい」
上司「ストッキング電線してる。このあと客のところ行くなら履き替えろ」
ラギ「ああ…はい。あ。今日は○○さんが20時にいらっさ、いらっしゃるので、予約のお席を取っといてくらさ…下さい」
上司「おまえ熱あんじゃね?」
ラギ「まさか(笑)」
あった。
念のためと渡された耳で体温測るやつでピッと測定したら38.6度あって上司爆笑してました。
熱が表面上に表れない便利な身体を酷使して24年、職場でおかゆを作ってもらったのは初めてでした。有難いですね。心優しい職場です。
ラギ「お粥まっずいわあ…」
上司「思っても口に出すもんじゃないぞ」
お父さんみたいな声で言われたので完食しました。(※させられました)
熱があると自覚した私は、これ見よがしに「体調不良でも仕事を頑張る健気な私」をアピールしましたが見事に全てスルーされたので虚しくなって止めました。
一時間も保たなかった。
苦楽を共にした職場の人間より萌えを共有するフォロワーさんのほうが圧倒的に優しくて泣けました。
所詮アイツらとの関わりなんて金だよ!
金が繋ぐ社会の縁なんてこんなもんだよ!
…と荒んでたら帰宅時に職場の人たちがゼリーとか果物とかチョコとかたくさんくれたので認識を改めました。
世界は愛で満ちている。(現金)
そんな体調不良時に、ゲリラ豪雨ばりに突然あたもんさんから「ラギさんのワンココスに似た絵をフォルダで見つけたので送りますー」と、悩ましげで麗しい女性のイラストが送られてきてついに熱で幻覚見たのかと思いました。
それらしい呟きも画像もpixivのリンクも一切なかったのに、突然ぽんっと美麗なイラストが送られてきたときの私の動揺を50文字以内で説明せよ(5点)。
A.脳が揺れた。(らぎはかぜをひいている)
あ た も ん さ ん が 絵 師 だ っ た ←new!
知……知らなかった…。
熱か夢か副作用かと疑いましたが、熱でも夢でも副作用でもなく現実でした。
おおおぉ神よ…。
頂いたイラストがこちら!!!
似てると言ってもらえたコスプレ写真がこちら!
おこがましい…。
身の程知らず感が滲んでいて大変遺憾ですがご容赦ください。
髪色と雰囲気と衣装と目の色と拘束具はそこはかとなく似ています。
それだけでも類似要素としては40点を占めてると思うんでs似てるって言われちゃったきゃっほーーー!!!!(歓喜)
うつくしいものに似てると言われると嬉しいですね!花とか月とか蝶とか姫とか!言われたことないけど!
上記に並べた美しき単語を網羅するほどのイラストを頂いて、あまつさえ「似てる」と言われた私は天にも昇る気分ですよ!ひゃっほーい!
これはもう道行く人に『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花の君よ…』とか求婚される日も近いな!良い出会いを逃さぬようカバンに婚姻届常備しよ!
ツイッターにて
あたもんさん:ゆかた着たー(写メ)
なんかめっちゃ美人の写真載ってて二度見した。
とても…良い夢から…目が覚めた…心地です…。
私あんまり人の外見を褒めないんですけど、あたもんさんは本気で美人だった。
可愛いっていうぼんやりした表現じゃなく、360度どこからみても「きれい」って言われる類の人種だった。
あたもんさん…素晴らしいスペックの後出しが…多いですね…。 _(:3」∠)_
話は変わり試験日が刻一刻と迫っていて、同じ試験を受けるMiさんに毎晩「試験日まであと○日☆」って送ってるんですけど見事に一度も返信がきません。
そのわりにクッソどうでもいい話は素早く返信してくる。
見てますかMiさん!勉強しましょうね!試験まであと85日ですよ!莫大な量の暗記は20日切ってからじゃ遅いんですよ!見てますか!!
七夕の短冊に「受かりますように」って書けばよかった。
確かあのときは「もっと福利厚生が充実しますように」って書いてY管理人に「素朴な願い事だな」って鼻で笑われたんですよね。
ラギ「じゃあY管理人はなんて書いたんですか!」
Y管理人「不老不死」
相変わらず底なしの強欲っぷりでした。
以上。
歯茎右下奥に眠る親知らずが膜を破ろうと神経を刺激する痛みに耐えながらブログを更新した私に、拍手!
ノシ
とても…良い夢から…目が覚めた…心地です…。
私あんまり人の外見を褒めないんですけど、あたもんさんは本気で美人だった。
可愛いっていうぼんやりした表現じゃなく、360度どこからみても「きれい」って言われる類の人種だった。
あたもんさん…素晴らしいスペックの後出しが…多いですね…。 _(:3」∠)_
話は変わり試験日が刻一刻と迫っていて、同じ試験を受けるMiさんに毎晩「試験日まであと○日☆」って送ってるんですけど見事に一度も返信がきません。
そのわりにクッソどうでもいい話は素早く返信してくる。
見てますかMiさん!勉強しましょうね!試験まであと85日ですよ!莫大な量の暗記は20日切ってからじゃ遅いんですよ!見てますか!!
七夕の短冊に「受かりますように」って書けばよかった。
確かあのときは「もっと福利厚生が充実しますように」って書いてY管理人に「素朴な願い事だな」って鼻で笑われたんですよね。
ラギ「じゃあY管理人はなんて書いたんですか!」
Y管理人「不老不死」
相変わらず底なしの強欲っぷりでした。
以上。
歯茎右下奥に眠る親知らずが膜を破ろうと神経を刺激する痛みに耐えながらブログを更新した私に、拍手!
ノシ
あっつい…。
夏ですね。いかがお過ごしですか。私は冷房機具から離れられない毎日です。
外出たくないよーやだやだ。
お仕事したくないよーやだやだ。
ついでに電気料金の請求も見たくないよーやだやだ。
やだやだオバケに身体を乗っ取られています。やだやだ。駄々っ子系女子。
ただし未成年に限るという上限がつきそうなのでそろそろ自重します。大人やだやだ。
とある事情で資格の勉強をしてます。
この歳にもなって勉強とかめんどくさいめんどくさい!って現実逃避にツイッターを覗くと高校三年生のフォロワーさんが「勉強本当に嫌なんだけど…」と深刻に呟いていて、勉強の面倒臭さに年齢は関係ないと自分を奮い立たせて今日も元気にお勉強です。
就活生の皆様、というより私が関わったことのある全ての学生様、どうぞ頑張ってください。
持論ですが、就職はもちろん本人の努力もあるのですが、会社と個人の相性が合わない所ははじめからご縁がありません。
会社に選ばれる立場であると思い込まず、自らが会社を選ぶ立場であることを忘れずに、駄目だったらさくっと駄目だった経験を踏み台にして、たくさんの会社と出会って、ときどきのんびりチャンスを待ったりして、ご縁を結ぶチャンスを探して行ってください。
私が第一線で就職活動に励んでいた時期は100年に1度と言われる不況に突入したリーマンショック直後でした。
合同説明会の予約がすぐ満席になったり、選考の途中で採用打ち切りの通知が届いたりと、採用側が試行錯誤していた時期で、ほんっっっとうにメンタル削られまくってしょうがなかったのですが、今となっては良い思い出です。
女性の活躍する職業は無限にあります。
自信に見合う実力は誰からみても魅力的です。
若年層にとっての雇用状況、特に正社員枠は大変厳しい最近ですが、どうか焦らず、諦めず、明るく腐らず、ゆっくりじっくりこの不況を進んでいってください。
継続は力なり。
継続と言えば気づけば小説を8ヶ月も更新していなかったらしく、ついに
「ラギさんの小説が大好きです。執筆再開される日をお待ちしています」
というコメントを頂いてしまいました。
すみません。
これだけ偉そうなこと書いておいてするべきことを後回しにする駄目な大人の典型です。
あーーー
あーーーーーー…
小説を待っててくれる人がいるって嬉しいなあ。
去年は荒らしの関係でコメント返信すらしてなかったのですが、そんな愛想の無い人間の書く文章をずっと長く読んでくださってる方がいて、あまつさえ半年振りの更新に「待ってました!」と言葉を頂くたびに心臓がぎゅんっとなります。
私などの書く文章や言葉が、なにかしらの楽しみとして誰かの心に残ってくれたのなら、書き手としてこんなに嬉しいことはありません。
小説の更新が遅いのは妖怪のせいでも夏のせいでもなく私のせいです。
本当にマイペースな人間で大変申し訳ないのですが、ゆっくりじっくり時間をかけながら丁寧に仕上げていきたいと思いますので、これからもお付き合い頂ければ幸いです。
ももさんいつも(見捨てないで下さって)ありがとうございます。
ここで言っても届かないのは分かっていますが、前回頂いたコメントも今回頂いたコメントも、いつも大切に読ませていただいています。
更新も頑張ります。
違う話にかっ飛ばします。
今年の夏は遊んだぜ!!!
ああ、夏が終わるね。(※7月)
いい夏でした。
だれか花火の写真下さい。
ノシ
先週、Y管理人がオハイオ州より一時帰国されました!
Y管理人とは私の昔の同居人であり、10歳の歳の差なんて気にならないほど仲良しの友達である。
おかえりなさい!おかえりなさいっ!
Y管理人絶対服従の私は犬のように喜びました。
そりゃあもう友を集め、宴会を開き、寝る間も惜しんで酒を煽ろうと提案したのですが!
Y管理人「とりあえず寝るわ」
そんな!!!
お土産のBath & Body Worksを押し付けるように私に手渡し、布団を敷くY管理人。
意味が解らない!
半年振りの再会だよ!
もっとなんかないの!
ラギ「やだやだやだ!寝ちゃやだ起きて!やだやだやだ!」
Y管理人「うるっさいわこの犬キャンキャンキャンキャン…あんまうるさくすると保健所連れてくで」
ラギ「いやーーーーーー!!!」
結局15時間ぐらい爆睡してました。
半日!半日寝てたよこの人!
せっかく昼に帰ってきたのに!
もうもうっ
そして深夜2時。突然の点灯。
パチッ
ラギ「……え、なに…」←寝てた
Y管理人「おい起きろ。私が帰ってきたんだぞ、宴会開け。身内集めろ。酒飲み行くぞ。1時間で支度しろ」
横暴!横暴だよこの人!
それでも人が集まるY管理人クオリティ。
25人のグループラインにて、合計13人もの人たちが真夜中のタクシー飛ばしてうち集合。
はしやん「寝てたんだけど、ラインがあまりにも煩くて起きたよね。どう責任とってくれんの」
ラギ「私も被害者だよ」
特に意味も無くダラダラと喋り、とくに意味も無く『絶対にOKをもらえる告白台詞』について話し合いました。
一番最初にY管理人を口説き落とせた男は居酒屋の会計を免除される簡単な遊びです。
男A「どういう人に魅力を感じますか?」
Y管理人「高収入で戸籍が綺麗なヤツ」
高槻「Yさんって男運ないもんね!ドブに落としたの?」
Y管理人「お前をドブに落としてやろうか」
ときどき物凄い勢いでY管理人の地雷を踏み抜く高槻さんの発言を、我々身内の会では高槻の乱と呼んでいます。
やめたげてー
Y管理人不機嫌になると長いからやめたげてー
Y管理人「今日の酒は全部おまえの奢りだからな高槻」
高槻「別にいいよー」←代表取締り
Y管理人「くそ腹立つ!しね!しんで詫びろ!」
そして脈絡なく始まるゲーム。(絶対にOKをもらえる告白台詞)
高槻「Yさん」
Y管理人「なんだよ。言っとくけどおまえには絶対落ちんからな!!」
高槻「オレの持ってる銀行口座使っていいよ」
Y管理人「抱いて///」
あゆ「もっとがんばろ?????」
高槻さんはいつも一人勝ちするのな!
楽しかったです。
時は流れ、深夜徘徊編。
さいきん面白いなあと思ったゲームがこれ。
風船を中に入れて様々な角度から棒を除所に突っ込んでいくシンプルな遊び。
棒は1~10段階くらいまであって、1段階刺し込むたび「カチッ」って音が鳴ります。
割ったらテキーラ。(問答無用)
みんなやべぇやべぇ言いながら、サイコロで出た目の数だけ刺し込んでいきます。
1を出した男子「ラッキー!一回!!」
女子「ああぁんっ///もっと奥までぇ~奥まで入れてぇ~ん///」
1を出した男子「仰せのままに!!」←奥まで入れる
パァァンッ!!
馬鹿である。
そして酒が入るとすぐにホモが始まる男性軍と、レズを始める女性軍。(私)
女の子可愛いです。
いちゃついてる男の子も可愛いです。
仕事は辛いけど毎日楽しいです。
浅倉さん!!!
お久しぶりです。
コメントありがとうございました!
浅倉さんに小説を読まれてると思うと、なんだかヒエーってなります。
二次創作以外の小説は読まれないことを前提にさらさらと書いていたので、コメント頂いた時はドキッとしました。すごく嬉しかったです。
早いものでもう5年以上の付き合いになりますね。
そろそろ私とも酒を交わしてください。
ビジネストークとかじゃなく、本当にお会いしたいです。それか写真送ってください。待ってます。(本気)
ノシ
あの頃のオレ達はただ純粋に互いが必要だった。
子供は大人のように、相性が良いとか趣味が合うとか、そういった基準で人を選ばない。
自分の一番近くにいる存在を頼り、好意を寄せ、互いの色に染めあいながら調和していく。だからこそ関係に行き止まりはなく果てしない。
小学校6年生、最後の春。
あの頃のオレは確かに、永遠を信じてた。
『10年後の自分に手紙なんか書いてどうするのさ。…ね、ゆずる。ボクいいこと思いついちゃった。明日のタイムカプセルに入れる手紙、ボク宛てに書いてよ。ボクはゆずる宛てに書くからさ』
一生傍にいる。
オレはそんな陳腐な考えを信じて疑わなかった。
■□
中学一年、春。
運命がやってきた。
交響団体の生演奏を聴きにいった日のことだった。きっかけはカラヤンだ。
そろそろスポーツに飽きるだろうという時期だった。
音楽にはとんと興味の無い小鳥は、何度も帰りたいと駄々をこねた。彼は一つのことに集中している最中、他すべてが疎かになる。
「ボク、音楽とか興味ないんですけど」
「まぁまぁ小鳥くん、そう言わずに」
音楽は教養になるから。そう言って小鳥を引き摺り連れてった祖父の強引さはたいしたものだ。
席に着くなり「ポップコーンはないの?」と皮肉った小鳥を豪快に笑い飛ばした祖父を、小鳥は「このひと苦手」と不機嫌に詰った。
「ゆずるのじいさんは皮肉も通じないの?」
「どうだろう。子供の我侭だと思ってるのかも」
根負けした小鳥はちょこんと席に座り、むすっとした顔で舞台を睨んでいた。
「ボク、5分聴いてつまらなかったら帰るから」
「そう言うなって」
苦笑いで引き止めてはみたものの、有限実行の小鳥ならやりかねない。彼が本気で途中退場したあとのフォローを考えつつ、やがて開始のアナウンスが流れ、客席が静まり返った。
黒い皮の椅子にふんぞり返る小鳥は、ちいさな王様みたいだった。
彼は舞台にあがってきた指揮者をみて、馬鹿にするように鼻を鳴らした。
「うーわ」
いかにもストイックそうな指揮者だった。
小鳥は典型を嫌う。
教科書のように美しいバランスで成り立つバッハの音楽より、自分のスタイルを模索して組み立てるダンスのほうが肌に合う。
幼い頃一度だけオレに負けた習字で、それを痛感したのだと言う。はじめから型に嵌っているものを真似て競うものは嫌だと。独創的な小鳥らしい意見だと思った。
小鳥は目を細め、鼻で笑った。
「あーあ。指揮者の顔みただけで萎えちゃった」
せいぜい子守唄になるくらい静かな音楽ならいいねと欠伸をもらした小鳥は言う。オレは静かに目を閉じて「そうだね」と答えた。
小鳥が興味無いと吐き捨てるものを、いつしかオレも軽んじるようになっていた。
そしてこの日。
オレは初めて小鳥以外の天才に出会った。
その男は、音楽のために生まれてきた人間のように自在にオーケストラを操った。
ベートーベン。交響曲第3番、英雄。
フランスの共和主義を守るため戦っていたナポレオンに捧げられた曲だ。50分という長さの中にあらゆる変化を詰め込み、思いを乗せ、最後の盛り上がりへと発展していく。曲の素晴らしさに潰されることのない、指揮者の圧倒的なカリスマ性と存在感。
圧巻だった。
こんなにも素晴らしいベートーベンを振る人を他に知らない。
オレは50分間ずっと、時速180キロのジェットコースターに乗っているように身を硬くし、目を見開いていた。瞬きの僅かな瞬間さえ惜しい。心臓の音さえ雑音だ。
すごい。
すごい、すごい。
すごい。
「…ヘルベルト・フォン・カラヤン」
行儀良くお辞儀するカラヤンから視線を外せないまま、震える声で呼んだ。みっともないくらい裏返ったその声を、皮肉屋の幼馴染は笑わなかった。
あの男は、小鳥と同じ天才だ。
衝撃だった。
心のどこかで小鳥以外の天才は認めていなかったオレにとって、カラヤンは稲妻のように突然、オレの価値観すべてを覆した。
演奏が終わり、客席にいた人々が拍手を贈るなか、オレは腰が抜けて立つ事すらできなかった。
「…ゆずる」
耳に馴染んだ声に、ゆっくりと隣を向いた。
ことりだ。そうだ、小鳥がいる。小鳥もこの演奏を聴いていたのだ。
――ことり。
「ことり…あのひと」
「うん」
小鳥は泣くのを堪えるのように唇をわななかせ、かすかに狂気を含んだ声でわらった。
「あの人、すごい」
いままで一度も人を褒めたことのない小鳥が、自分以外の生き物を評価した。
それは地球上の生物が死に絶えることより、人間が月面を歩くことより、凄いことだとオレは思った。
人は二度生まれるという。
一度目は存在するために。
二度目は生きるために。
どこかとおくの静かな場所で、小鳥の産声を聞いた気がした。
□■
握手会があるからと、花束を抱き嬉々としてカラヤンに会いに行った祖父と会場で別れ、手を繋ぎながら帰路につく。
大地に陽が当たって温められた土から春の匂いがした。草木は静かに揺れ、春の小川に桜の花びらが流れてる。とおくで犬が高く鳴いた。夕日が沈む。世界が幕を閉じていく。
「ねぇゆずる」
心地良い春の風を受けながら、小鳥はぽつりと呟いた。どちからともなく立ち止まる。
繋いだ指先がすっと離れた。
オレは静かに顔を上げた。
向き合った先の、黒曜石のように深い黒の瞳は凪いでいた。
衝撃も振動も波紋もない穏やかな表情のまま、小鳥は運命の恋人と巡り会った少女のように、ふわりと笑う。
「ゆずる、ボクと一緒に音楽をしよう」
まるで壊れる前兆のように小鳥は美しかった。
世紀の天才指揮者と呼ばれたカラヤンと同じ時代を生きることができた。それは、小鳥にとってこの上ない僥倖であり、同時に、奈落の底に突き落とすくらいの絶望であった。
■□
それからの小鳥は新しい玩具を与えられた子供のように音楽にのめりこんでいった。
今までと違うのは、部活も勉強もこなして友達とも戯れるところだ。
一つのことにしか没頭できない飽き性の小鳥はそのスタンスをがらりと変え、なにか一つでも欠ければ死ぬと言わんばかりに、日常生活の謳歌した。
そしてオレと小鳥の関係も変化した。
学校では一切関わらない。小学校のときみたく中途半端な距離感じゃない。廊下ですれ違おうが同じクラスになろうが見向きもしない。小鳥は校内での干渉を全面的に拒絶した。
理由は聞いていない。
あるのかも知らない。
ただ小鳥が望む環境や距離を保つことを優先し、オレのささいな疑問などどうでもよかった。
□■
「ねぇ、ゆずるくん」
女子特有の柔らかい声に名を呼ばれ、ぼんやりと思考を飛ばしていたオレはハッとして後ろを振り返った。
くりっと大きな瞳と目が合う。隣の席の女子が不思議そうにこちらを見つめていた。
女子は長い睫をぱちぱちと瞬かせた。
教壇に教師はいない。
実習中だった。
「なにみてるの?」
「外だよ。サッカーやってたから」
「あ、本当だ。何組だろう」
「…3組だよ」
女子は窓を覗くように身を寄せてきた。かすかに肩が触れる。髪から花の香りがした。
不思議と嫌悪感はなく、触れ合った肩をそのままにオレは教室内を見渡した。実習と黒板に書かれた字は掠れ半分に消えていて、男子は席を立ち、女子は仲の良い同士で輪を作りお喋りをしていた。
女子はひょこっと顔をあげ、オレを見つめた。
「なんで3組ってわかるの?」
白雪姫のように肌が白く黒髪の綺麗な可愛い女の子だ。その黒髪は少しだけ小鳥に似てる。
いや、小鳥よりもこの子のほうが猫毛だ。
「小鳥遊がいるから」
「たかなしくん?」
「…小学校が同じだった奴」
久しぶりに呼んだ、小鳥の正式な名に口元が緩んだ。
中学に進学し、彼を「ことり」と呼ぶ者はめっきり減った。同じ小学校からこの中学へと進学した友達が3割を切っていることが一因だろう。
オレたちの住む町は東西南北それぞれに中学がある。
北の中学に行こうと提案したのは小鳥だった。
オレたちの学区内からは一番遠い中学だ。徒歩で30分はかかる。それでもオレは特にこれといった進学希望もなかったため二つ返事で了承した。
小鳥はみんなには嘘をついた。
東に進学すると。
バレたのは卒業式前日だった。
春から一緒に登校しようと誘ってきたともだちを、小鳥は「そういえば」と軽く笑って暴露した。
えええ、とクラスがどよめいたとき、オレは教室の隅で「ああ、ついに言ったか」と彼らを眺めた。
なんでなんでと小鳥を囲み、悲しむ者や驚くものが大半の中、もちろん責める者もいた。
心無い小鳥の嘘を、裏切りだと感じたのだろう。小鳥が6年間で築き上げた大きなグループの者達。彼らは揃って東に進んだ。きっと同じ中学へ進学しようと約束でもしたのだろう。
彼らは酷く傷ついた顔で憤り、納得のいく理由を小鳥に求めた。
『だってボク、ゆずる以外の友達が中学までついてくるの、うっとおしいんだもん』
罪悪感なんてひとつもないような顔で、小鳥は6年間傍にいた人間を切り離した。
もう何年も昔のことのように思えるそれは、その実まだ一年も経っていない。
小鳥はきっと、そんなこと覚えてもいないだろうけど。
「ゆずるくん、この時間になるといつも外見てるから、誰のこと見てるのかなあって気になってたんだ。…そっか、小鳥くんのこと見てたんだね」
ことりくん?
言葉に妙な引っ掛かりを覚えて女子をみれば、女子はへらりと気の抜けた笑みをこぼし、目を細めた。
「二人はずっと、仲が良いんだね」
ああ、もしかしたらコイツ、同じ小学校の人間なのかもしれない。そのときオレは、久しぶりに小鳥以外の人間をまじまじと凝視した。
顔も声も印象にないけど、小鳥のことを『小鳥』と呼ぶ人間を、久しぶりにみた。
・
・
・
「羽丘美月さん」
クラシックのレコードを止めた小鳥が歌うように口ずさんだ。オレは眉を潜め、首を傾げた。
「だれそれ。新しい演奏家?」
「…ゆずる、本気で言ってる?」
「回りくどい言い方やめろ。何が言いたいんだよ」
「…ふぅん」
小鳥が何かを探るようにオレをみた。
まんまるの瞳がすぅと細まり、小鳥は気位の高い猫のように顎をあげた。
「なんていうか、にぶいねぇ」
「はぁ。なんだそれ」
「ゆずるは彼女とか作らないの?」
「はぁ?」
話がまるで見えないまま、我が物顔でオレのベットに腰掛けていた幼馴染は、枕を抱きしめて寝転がった。ふわっと広がった黒髪に、一瞬だけ隣の席の女子が重なった。顔はもう思い出せない。
「おい、ブレザー脱げ。皺になる」
「ボク、最近彼女できたんだけどさ」
「知ってるよ」
「えええ。なんで知ってるの?」
わざとらしいことこの上ない。
「小鳥は派手なんだよ。色々と」
「なんだ。驚かせようと思ってたのに」
クスクスと笑いながら枕に口元を埋める小鳥から視線を外し、窓の外をみる。
小鳥が学校生活での話を振ってくるのは珍しい。友達だろうが彼女だろうが、なんとなく第三者の話をするのはタブーだと思い込んでいた。
オレたちの間に、決め事もタブーもある筈がないのに。
「別れようか?」
オレは窓の外を見たまま一度だけ瞬き、それから視線を小鳥に向けた。
さらりと告げられた言葉に反応できなかったのは、本格的に意味が分からなかったからだ。
「…はい?」
「だから、別れようかって」
「だれと」
「彼女に決まってるでしょ。ゆずるが別れて欲しいって言うなら、別れるよ」
感情が投影されないビー玉のような瞳でじっと見つめられ、居心地の悪さに身じろいだ。どういう流れでそうなったのかさっぱりわからない。もしかしたら寂しげな顔でもしたのだろうか。
小鳥がそんなことに気を遣うとも思えないが。
「お前、それは駄目だろ」
「どうして?」
「好きだから付き合ってるんだろ」
「付き合って欲しいって言われたから付き合ってるんだよ」
「…なんだそりゃ。じゃあおまえ、オレがもし付き合ってくれって言ったら、おまえ、オレと付き合うの?」
もちろん冗談のつもりだった。
人の心の機微をいまいち理解してない彼に道徳を説くつもりはない。ただほんの少し、小鳥の中でのオレの立ち位置を測りたかった。
なのに。
「そういう冗談、やめて」
小鳥は笑顔だった。
笑顔で、それでいて神妙な雰囲気で、視線を泳がせた。焦りとも苛立ちとも違う、初めてみる顔だった。
「小鳥?」
なにか言いたげな彼が、何も言ってこないだろうことは明白だった。最近の小鳥は察しろ精神が強い。なんでもかんでも分かり合えると本気で信じているのだ。
伏せた睫がゆっくりとあがってオレを見る。瞬間、そわっとした何かが背中を走る。心臓がドクドクと鳴って、空気が凍ったように指先に冷気をかんじた。
「―――……」
少しずつ少しずつ、変わってきてる。
なにが。それはなんだろう。
なにが変化してるのかは分からなかった。
わかりたくはなかった。
「ゆずる…あのさ」
小鳥は、うろ、と視線をさ迷わせ、それから何かを決意したようにオレに向き直った。ド、と心臓の脈が跳ねる。
小鳥はさいきん自分の意見を押し通さなくなった。探るように、俺の意見を求める。
押し付けられた言葉に頷くのではなく、オレ自身の言葉を、心を、欲しがる小鳥に、どんな感情を与えれば正解なのかがわからない。
わからない、けど。
「オレは小鳥に彼女ができてうれしいよ」
何かを。
致命的な何かを告げられる前に、遮った。
小鳥が少しだけ目を見開いた。
昔は天使のように可愛らしかった顔立ちも、いまでは女性以上に艶やかでうつくしい。沢山の才能を宿したこの美しい生き物を、オレは世界中の人間に小鳥を見せびらかして歩きたかった。
独占しようと思ってはいけない。
だってオレたちは幼馴染で、これからもずっと一緒にいる大切な友達だ。
だから、オレは小鳥を肯定する存在を否定してはいけない。小鳥の恋人も家族も友達も先生もすべて、彼に繋がる全ての人間を、オレは誰一人拒むことなく受け入れる。
「あぁ、そう。それはありがとう」
そっけなく、小鳥が言った。
絡み合っていた視線がはずれ、オレは脱力して息をついた。小鳥は自嘲した笑みを口元に浮かべ「彼女の話はもうやめよ」と遮った。
「もう飽きちゃった」
それはまるでオレに向けられてるのかと錯覚するほど冷たく、心臓の深い部分を一刺しされた気分だった。
その言葉を、小鳥は人に向けても使うのだと、俺は初めて怖くなった。
□□
跪く男第2話。
終わりが見えない。
取引先の人が警察にパクられまして、しばらく慌しい日々を過ごしていましたが私は元気です。上司は瀕死です。
上司「ブタバコぶっ込まれ野郎はいつ出てくんの?」
ラギ「企業の不正ですからなんとも…」
上司「アイツに回してた仕事どうするよ」
ラギ「別のとこに委託するしか…」
上司「別のとこって誰だよ」
ラギ「とりあえず迅速な対応が必要かと…」
上司「だからそれが詰んでるんだよわかれよ馬鹿!」
上司のやり場の無い怒りが特に理由なく私を襲う。
これが俗に言うストレス社会なのね。ストレスは上から降ってくるのね。転職しよ。
皆さんも上司が酔った勢いで隠し講座を暴露したり下請け会社から得体の知れない金が入金されていたりするのを見かけたらお気をつけ下さい。悪事を暴き社を正すのも偉業だと思いますが、私的には自身の職歴に泥を塗る前に転職することをお勧めします。はぁぁぁ…。
久しぶりの書き込みが欝っぽくなってしまい申し訳ありません。私は元気です。元気元気って言ってれば脳が麻痺してくる気がして最近じゃ事あるごとに元気ですって健康アピールしてます。
ラギ「私は元気です」
同期「会社泊まりこみ二日目にして元気とかドラックやってるとしか思えねぇよ」
それな。
そういえばツイッター始めました。(突然)
@519_s2
以前交流してくれた方々にご挨拶伺いたかったのですが、如何せん前は受身だったので、いざこちらから探すとなると手がかりが見つからず、自分がいかに人様の厚意に胡坐をかいていたのかひしひしと感じる毎日です。ふえぇぇ…。
なんのプラスにもならない池袋の日常をダダ流ししてる呟きですが、もしよろしければまた構ってくれると嬉しいです。
久しぶりすぎて機能のあれこれを忘れましたが操作するうちに思い出すだろうと前向きに構えてます。最近の子はスターの機能を「読みました」って意味でポチるのね。おばあちゃん最近理解した。
そしてここからが本題なのですが
ツイッターで仲良くして下さってる絵師さまよりイラストを頂きました!
ありがとうございます!
以下、わたあめさん、にゃほ助さん、白ものさんより頂いたイラストです。
ありがとうございます…!!
ツイッターを再開してから良いことばっかりで、たぶんいま我が人生において幸せの絶頂期なんだとおもう。なうピーク!なうピーク!
この幸福の連鎖はわたあめさんの「復活記念にイラストを贈らせて頂きます!」というお言葉から始まり、ふわふわした気持ちで数日過ごしていたところ、にゃほ助さんから「記念に…」と赤司くんのイラストを頂戴し、うわあああああとなっていたところへ「ラギさんに黒バスの誰かをプレゼントしたひ…」という白さんの呟きを見つけ、
良いこと続きすぎてそろそろダンプに撥ねられるんじゃないかと背後に警戒しながら毎日を過ごしています。
うおおおぉ…うれしい!涙
個人的にもご挨拶に伺いましたが、改めて本当にありがとうございました。型通りの言葉しか浮かびませんが、ラギさんのために、という、そのお気持ちが嬉しいです。
頂いたイラスト大事にします(涙)
もう長いことブログを更新していなかったのでどこから書いてない事なのかあやふやですが、一週間前に髪の色を落ち着かせました。
企画から営業に飛ばされる危険性が出てきたのでも茶髪とはさよならです。金髪メッシュ気に入ってたのですが年齢的にも仕事的にも黒髪がベストかなあと。
ビフォアー
【公開終了】
アフター
【公開終了】
若返ったねってすごい言われます。
年齢確認とかされてみたい年頃になりました。おばちゃん。
今年中にあと一度だけコスプレして、レイヤー引退します。
あとは若い者たちが楽しむといいよ…。
それと、今年の夏に踊ってみた投稿するので宣伝しておきます。私はもうこのブログしか運営してないのでこちらで宣伝しますが、どうにかしてタビトたちともリンク繋げます。忍者ブログにそういう機能あったかなあ…。お友達のリンク先的な。探しておきます。
社会人6人の予定を合わせる難しさを痛感してます。ひしひし。
最近みたアレコレ
□夏の塩・榎田ユウリ
読んでて、三浦しをんさんのまほろ駅前を思い出しました。これ普通に友情の話でもよくないか。続編もあるようなので全部を読んでから評価しようと思いますが、シリーズⅠに「なぜ相手を好きになったのか」という決定打は特に無い気がする。
□プラスチックとふたつのキス・榎田ユウリ
個人的に貴史くんが好き。実際にいたらはた迷惑で子供だなって距離を置くと思うけど、自分に服従しそうな人間を見極めて、叩くとか頭掴むとか拘束するとか罵倒するとか、子供の暴力みたいな単純さが好きだった。あと濱田さんと魚住くんのキスシーンにどきどきした。
□メッセージ・榎田ユウリ
シリーズⅠからずっと人の死が見え隠れしてたのでそろそろ誰か死ぬだろうって頃に本当に死んだ。子供。これは衝撃だった。そのあとの魚住の精神崩壊も凄かった。最後のキスもどきどきした。あと二冊で最終巻かぁぁぁ!終わってほしくないなあ。
□スタンド・バイ・ミー
12歳の夏、誰も大人になんかなりたくなかった。キャッチコピーが好き。少年時代ならではの、恐怖とスリルに対する好奇心。幼い頃は死を間近に感じる瞬間が多くあった気がする。全身を脱力させてベットに向かって背中から倒れてみたり、7段上の階段から飛び降りてみたり、危険が伴った遊びに夢中になって、怪我をしながら学んでく。
小学校から中学、中学から高校、知らず知らずのうちに変化する友人関係の、ほんの一部分の思い出を切り取って眺めれば、こんなにも愛しい時間が自分にもあったのかと驚くでしょう。
家庭環境の悪いクリスが虚ろな目で「僕は一生この町にいるのかな?」と尋ねたとき、ゴードンが言った「なんだってできるさ」は、クリスの生涯を支えた言葉になったんじゃないかな。
ではまた。
ノシ
幼馴染は24という若さで他界した。
告別式は真っ白な部屋で行われた。四角い空箱のような部屋に、黒い服を着た人間が大勢集って静かに泣いている。
彼が見たら笑うだろう。蟻が集ってるみたいだと、不謹慎な揶揄をぶつけ、彼を愛した全ての人を馬鹿にして、オレに同意を求めてくる。
『譲るって『他人に与える』って意味があるんだって!可愛そうな名前だねぇ』
無邪気に、無邪気に笑い飛ばす。彼の悪意無き暴言を思い出し、人生で初めて読む弔辞を前に、口元は自然と緩んでいた。
昨晩、必死で仕上げた弔辞を手に、顔をあげる。
そこには小鳥が居た。ちいさな写真の中でにっこりと綺麗に笑っている。男の癖に、相変わらず変に色気のある奴。
オレの愛した生涯の友。
「ーー小鳥は良いときに死にました。耳が聞こえなくなってきたから」
これはオレから小鳥への、はなむけの言葉だ。
□■
はじまりは5歳の頃だった。
書道の展覧会で、小鳥の「いちばん」に対する執念が爆発した。彼は獣のように叫び、狂ったように泣き喚いた。
「審査員を呼んで。どうしてボクじゃないの。どうしてゆずるが一番なの」
小鳥は美しい髪をかき乱し、身体を抱えるように蹲った。床に爪を立てながら低く呻く小鳥は、まるで獰猛な動物だ。
彼の足元にはびりびりに破かれたオレ宛ての賞状が散らばっている。
【金賞・高橋 譲】
名を呼ばれたとき、オレは幼いながらに「やばい」と感じた。その結果がこれだ。
「どうして誰も、何も言わないの。ねぇ、誰か、なにか言って。ねぇ。この部屋にいるひとたちは、みんな死体なの?ねぇ、ーー何か言えっ!」
総勢18人の習字教室は水を打ったように静まり返っていた。小鳥の狂気に当てられた生徒たちは怯え、彼を刺激しないように気配を潜めてる。その行為がまた小鳥の癇に障ったらしい。
「どうして誰も、何も言わないの!」
小鳥の中指の爪が弾け飛び、ようやく我に返った先生が慌てて小鳥を抱き上げた。混乱する生徒を宥める抱き方ではなく、縄で手足を縛りつけるような乱雑な抱き方だった。
「小鳥君、落ちついて。また次で頑張ればいいじゃない。展覧会は何度だってあるわ」
「ちがう。今日の展覧会は今日しかない。今日選ばれたのはゆずるだ。ボクじゃない」
小鳥の激しい癇癪は鎮まらない。
訴えるように怒鳴り散らす小鳥の心を、大人なんかが理解できるわけが無かった。オレは、小鳥の血塗れの中指をじっくりと観察したあと大きく息を吸った。
「ことり」
今にも先生の肩に噛み付きそうな小鳥の前に跪く。手足をバラバラに動かして暴れる小さな獣は、一時的に動きを止めた。獰猛な瞳がギロリと動く。
「なに」
「オレの金賞はお前にあげる」
目の奥が鈍く光ってる。オレは剥き出しの怒りを包むように、小鳥の顔に手をかけた。
「これで小鳥が金賞だ」
「…ちがう。金賞はゆずるのものだ。ボクじゃない」
「審査員が間違えたんだ」
「そんなことない。だって誰も否定してくれない」
「違うよ。みんなだって小鳥が一番だと思ってる」
小鳥は涙の溜まった瞳をすっと細めた。言葉の真偽を見極めている。
「…ほんとう?」
「うん。本当」
まっすぐ見つめて肯定すれば、小鳥はどこか遠くを眺めるようにぼんやりと虚ろな目で「そっか」と呟いた。ぷつっと糸が切れたように、だらんと手足の力を抜く。
「ゆずるは、ボクの下?」
「そうだよ。お前より上はいない」
「ボクがいちばん?」
「小鳥がいちばんだ」
何度も頷き肯定すれば、小鳥の瞳に生気が戻っていく。
ぼくがいちばん。確かめるように繰り返し、やがて憑きものが落ちたような穏やかな表情を浮かべた。
「じゃあいいよ。許してあげる」
小鳥はしなやかな動物のように先生の身体からぱっと離れ、オレを抱きしめた。
彼の笑顔が好きだった。
神に寵愛された美しい容姿をしている小鳥は、笑うと天使のように可愛かった。その微笑を向けられることが純粋に嬉しかった。
大人達は小鳥の我侭を「しょうがないわね」の一言で享受し、甘やかす。実際オレも小鳥に懐かれるのは気分が良かった。だから許すのだ。彼の我侭を、その傲慢を。
「ありがとう、ゆずる」
小鳥は、他人が上に立つことを許せない。気高いプライドと、見合うだけの実力。可愛らしい容姿、騙される大人たち。
小鳥は、他人を許すことを知らなかった。
■□
小鳥が習字に興味を失くした。
全国書写書道展で金賞を取った冬の暮れだった。
「飽きちゃった」
潮時だ。投げ捨てるような小鳥の声を聞いてすぐにわかった。
その一言を境に、小鳥はぱったり習字をやめた。頂点を極めた直後だった。勝ち逃げするには好機だ。だけど小鳥のソレは勝ち逃げとは違う。本当に興味が失せたのだ。
始めは小鳥の両親も、未練なく手を引く淡白な小鳥の性格を懸念した。しかし小鳥がその愛らしい顔で「次は別の習い事がしたいな」と微笑めば、両親は苦笑いしつつ、小鳥の意思を尊重した。
小鳥は様々な分野において、才能をいかんなく発揮した。
□■
オレたちは同じ小学校へ入学した。
「ゆずる、ボクより仲良しの子は作っちゃ駄目だよ」
洗脳するように何度も何度も言い聞かせては、オレの交友関係に制限をかける。小鳥は、閉鎖的な二人の世界に他人が介入することを過敏に嫌がった。
言われた全ての言葉に頷づけば、ようやく彼は安心したように微笑むのだ。
「ゆずるは一生、ボクと生きるの」
言葉の重さを理解したわけじゃない。自己犠牲や献身のつもりもない。ただオレは、天使のように可愛い小鳥の要望すべてに応えてやりたかった。
・
・
・
これだけ激しい束縛をしておきながら、学校内でオレたちが親密に接することはない。小鳥は一番大きいグループの中心で毎日を過ごし、オレはどこにも属すことなく、色んな友達と色んな遊びをしながら日々を重ねた。
当たり障りなく人と関わるオレと、人の懐に入り込むのが上手い小鳥。
避けてはいない。用があれば会話もする。関係を隠しているわけでもない。
「ゆずる」
ランドセルを背負い、帰ろうとしたところで小鳥が近寄ってきた。背後に二人の女子を引き連れている。大方、小鳥と一緒に帰ろうと狙い、話しかけるタイミングを窺っているのだろう。小鳥は気づかないままオレの隣に並んだ。
「ねぇ。今日お父さんがいないから、ちゃんと静かにできるならお泊まりして良いって」
心底嬉しそうに笑ってオレの服を掴む。オレは頷いてから女子たちを見た。その視線を追って小鳥も振り返る。
女子たちは盗み聞いた言葉に目を丸くしていた。
「小鳥くんと譲くんって仲良いの?」
「仲良いよ」
まさかね、という意味を含んだ声に返答したのは小鳥だった。
仲が良い。それは間違いじゃない。学校から帰宅したあとはどちらともなく互いの家に入り浸り、休日はベタベタと四六時中一緒にいる。
小鳥がにっこりと微笑んだ。
「ゆずるはオレのものだから」
一瞬心がぐらついた。小鳥があからさまに女子を牽制したことに、全身の毛がぶわりと逆立ったのだ。それがどんな感情なのかは分からない。
小鳥は興味の失せた顔で女子たちを一瞥した後、静かな音楽のような声で言った。
「行こう、ゆずる」
オレを見上げる小鳥の瞳は純度の高い水のように澄んでいて、慈愛に満ちたものだった。
この頃にはもう、人が人を所有できると本気で信じ込んでいる小鳥のその目は、見慣れたものだった。
愛情と支配、信頼と友情は本当によく似てる。小鳥はその、似て非なる感情の名をすり替えて教え込むのが抜群に上手だった。
支配されてると感じるたび、嬉しそうに笑う小鳥の笑顔が、頭の隅を掠めていた。
■■
小学3年生、夏。小鳥は絵に夢中だった。
小鳥一家が海外旅行から帰国したその日、小鳥はいつも以上にオレの傍から離れず、オレもまた小鳥の傍から離れなかった。絨毯にぺったりと座り、身を寄せ合う。
オレたちの間に遊び道具なんて必要なく、互いがいればそれでよかった。
「ゆずる、ボクがいない間なにしてた?」
「家で課題してた」
「だれかと遊んだ?」
「遊んでない」
「一週間ずっと?」
「ずっと」
小鳥がむくれた顔をする。
「ボクがいなくて寂しかった?」
「…それなりに」
「ボクはゆずると離れてて辛かったよ」
この頃、小鳥の独占欲や依存は緩やかに鳴りを潜めていた。いままでの小鳥なら、寂しかったと素直に告げないオレを罵倒しただろう。叫び、怒鳴りつけ、相手を罵って支配する。それが小鳥の所有欲だ。生まれながらに猟奇的な気質だった。
いまは違う。こうして、媚びるように甘えて機嫌を取る。子供が人格を形成していく様というより、強さ順に群れを成す動物が政治を覚えたみたいだと思った。成長というより進化に近い。元々優れたビジュアルに媚びという名の可愛らしさを武装して、小鳥はいったい何を目指しているんだろう。
「海外旅行はどうだった?」
「水がまずい。足湯かトイレの水を飲んでるみたいだった」
真顔で告げる小鳥を笑って髪を撫でる。
ほかには?と続ける。
「風景が綺麗だった」
「へぇ。どんな?」
「バオバブの木とか」
「バオバブの木?」
「知らないの?星の王子様に出てくる大きな木だよ。絵を描いたんだけど、見る?」
「見たい。見せて」
「本当に知らないんだね」
ゆずるは馬鹿だ、と小鳥が誇らしげに笑う。本当は知っていたけど、オレは笑って「小鳥は博識だね」といった。本で身につけた知識より小鳥の感性を介して知る世界のほうがよっぽど美しく、数倍楽しい。
小鳥は一冊のノートを取り出した。
「見ていいよ。本当はまだ途中だから人に見せたくは無いんだけど、ゆずるは特別」
確かに完璧主義の小鳥が、未完成の作品を見せてくれることは珍しかった。オレはそのノートの表面を指先でひと撫でしたあと、ゆっくりと紙を捲った。
紙には世界が凝縮されていた。
星の王子様に出てくる巨大なバオバブの並木道。
えんぴつで描かれたその絵は、ペンの濃淡をうまく活かして色彩や遠近を表現している。小道に並ぶ巨木、世界で4番目に大きい島・マダガスカル。すっと伸びた太い幹に、彼岸花のような咲き方をした緑の葉。伸びる空。沈む太陽。
終焉を氷結したみたいだった。
「夕方だったの?」
「うん」
黒い筆圧に赤が見えた。夕焼けに照らされたバオバブの木と、その奥に燃え落ちる炎の玉と、細長い雲。
無意識にページを捲った。イタリア・南、卵城。殴り書きされた文字の下に、広がる要塞。
「卵の城って書いて『ういじょう』って読むんだって。ナポリにある監獄だよ」
小鳥は歌うように語る。
オレは正座したままノートを凝視した。
「魔術師が城に埋め込んだ卵が割れるとき、ナポリに災いが起こるんだって。監獄が綺麗だったから描いてみた」
「監獄って人を閉じ込めるところだろ。怖いよ」
「いまは観光名所だ。怖くないよ」
監獄が怖いんじゃない、オレはその絵が怖かったのだ。品減の悲鳴が聞こえてきそうなほど重々しく不気味な建物を「きれい」と言った小鳥の感性が。
小鳥はオレの足を跨ぐように腕を伸ばし、ページを捲った。
「これ、サントリーニ」
「アトランティス伝説の?」
「そう」
海に沈んだ島アトランティス。そんな伝説を秘めた地のエーゲ海を小鳥は描いていた。
水平線に沈みゆく太陽の遠景、紺碧の海を金色に輝かせる美しい光の球体は、平面の紙から飛び出してきそうなほど神々しい。
世界が投影された一冊だった。
正座をしながら一枚ずつページを捲り、何時間もかけて丁寧に鑑賞した。時折小鳥が思い出したように説明を加え、オレは黙ってその言葉を聞く。
人通り見終わった後、壊れ物を扱うようにゆっくりとノートを閉じた。
「小鳥は天才だ」
「そうかな?」
「そうだよ」
人は感動で泣きたくなる生き物だと初めて知った。絵を鑑賞するオレの隣で、小鳥は静かにオレの横顔を眺めていた。天才だ。絵に関してだけじゃない。小鳥の探究心は天が与えた才能だ。
「小鳥は画家になるのか?」
問えば、小鳥は気持ち良さげにふふんと誇らしげに鼻を鳴らすだけで、決して頷きはしなかった。
「絵も良いけどボク、死んだあとまで残るものって好きじゃないんだ」
やがてノートが一冊埋まった頃、小鳥は絵を描くのをやめた。
いつも通り最後は呆気なかった。あれだけ大切にしていたノートをぽんっと投げ捨てるようにオレに寄越し「ゆずるにあげるよ」と笑った。
飽きちゃった。
まるで呪いの言葉だ。
□□
小鳥が風邪を引いた。
小学5年生。小鳥がスポーツにハマッていた頃だった。39度の高熱を出し倒れたと聞いたときは、自分の事のように心臓が痛くなった。オレは両親の許可の下、堂々と学校をサボり小鳥の看病に勤しんでいた。
床にクッションを置き、ベットに横たわる小鳥の手を握る。
30分ほど前に起床した小鳥は怖い夢をみたとオレに告げ、虚ろな瞳でもう二度と寝ないと宣言し、うーうーと唸りながら病魔と闘っている。
「小鳥、大丈夫?」
「うう…三途の川の向こうにお婆ちゃんが見える」
「小鳥のばあちゃん、まだ生きてんじゃん」
発言が支離滅裂なのは熱に侵されてるせいだと片付る。小鳥は枕に頭をぐりぐりと押し付け、繋いだ手に力をこめた。
「もっとボクのこと労って」
「労ってるだろ」
実際、オレが小鳥の看病を始めて3日が過ぎた。
医者はただの風邪だと言ったらしいが、明日まで延びるようなら別の医者に罹ると小鳥の親が言っていた。大袈裟だよ、と熱に浮かされた小鳥は気怠げに笑う。
「最近はほとんど外で遊んでたから、知らない間に疲れが溜まってたんだ。明日になれば治る」
「それ昨日も聞いたけど」
「今度はほんと」
伸び盛りにスポーツを始めたことが影響したのだろう。オレよりも背が低く女の子のように愛らしかった小鳥は、整った容姿のまま、性を感じさせない中世的な少年へと変化した。
ダンスにサッカーに野球にバレー。彼が「やりたい」と望んだ競技に適応していく柔軟な身体。羨ましいと妬む心は昔に捨てた。
「小鳥は本当に凄いね。お前が興味を持ったものは、ぜんぶお前のものになる」
「ぜんぶじゃないよ。料理は苦手」
「それはお前が興味を持ってないからだ。本当に好きになって、極めようと思えばすぐにできるようになる」
「そうかなあ…」
その声は掠れていた。小鳥は薬と相性が悪い。鎮痛剤も解熱剤も効果が薄い。可哀相な奴。
小鳥は優しいかおでオレを見た後、ふいに不安げな目をして天井を見上げた。
小鳥は時々、こんな風にぼんやり遠くを眺めることがある。宇宙の果てをみるような、風の始まる場所を探すような、途方もない何かを瞳に映しこむように。
やがて小鳥はゆっくりと瞳を閉じ、静かな声で「ゆずる」と呼んだ。
ころんと横向きに寝返ってこちらを向く。
「一緒に寝よ」
「はぁ?」
突然の言葉に顔をあげれば、繋いでいた手を強く引っ張られ、前屈みになった。そのまま引き摺り込むように腕が布団の中に潜り込む。
オレは一瞬ためらって小鳥をみた。
乱れた黒の髪が白いシーツに映え、熱でうるんだ瞳がゆらりと揺れる。少し見ない間にまた背が伸びた。運動をして骨格がしっかりしてきたのだろう。重たい毛布を片手で軽々と持ち上げ、隣に来いと促す小鳥は、紛れもない男だった。
少女のように可愛らしかった、あの小鳥が。
あの小鳥が。
「…一緒に寝るのはまずいよ」
「なんで?」
「なんでって。オレにその風邪が移ったらどうしてくれるんだよ」
だめだと思った。オレは眩しいものから目を背けるように視線を逸らした。本能だ。本能で駄目だと思う。
引っ張られた腕を突っ張るようにぴんと伸ばし、拘束されていないほうの手でベットのふちを掴む。駄々をこねられるのは目に見えていたからだ。
だからこれは、ベットには入らない、という強い意思表示のつもりだった。
なのに。
「そしたらボクが看病するよ」
掠れた声で笑う気配がした。
手首を掴んでいた小鳥の指が離れ、ほっと息を吐くと同時に二の腕を掴まれた。それから物凄い力で引っ張りこまれ、オレの上半身は吸い込まれるようにベットへと引き摺りこまれた。
小鳥の腹近くに顔面を埋めたオレは、縦に寝る彼に突っ込むような態勢で飛び込んだため、いびつなTの字を描いて、毛布の中へと閉じ込められた。
「っおい、小鳥!」
「はははっ。このまま窒息死するか諦めてボクと一緒に寝るか、どっちがいい?」
「わかった…わかったから!」
閉じ込められた毛布の中で、オレは酷く混乱していた。
相手が病人だという事も忘れて荒々しく毛布を剥げば、小鳥はケラケラ笑いながら「寒いよ」と言ってオレの二の腕を離した。
「おいで、ゆずる」
拘束は解かれた。なのにその声に抗えない。
「もっと壁の方寄れ、ばか」
「えぇー。だって氷枕あるし」
「枕ごと寄れ」
グッと枕を押しやってベットに乗る。甘えたな小鳥がくっついてくる気がしたので、オレは小鳥に背を向けてごろんと寝そべった。案の定、小鳥は楽しげに笑いながらオレの背にくっついてきた。
「なんでそっち向くのさ」
「向き合ってたらおかしいだろ」
「そうかな?」
「そうだよ」
苦しい言い訳かとも思ったが、とくに追求はされなかった。小鳥は何が楽しいのか、どこか違う国のことばでうたを歌いながらオレの背中に額を押し付けていた。
「あ。そういえばさ、この間国語で『ゆずる』って漢字を習ったんだけど」
「…なに」
「譲るって『他人に与える』って意味があるんだって!可愛そうな名前だねぇ」
「はやく寝ろ病人!」
幼少期から小鳥以外の人との接触が極端に少なかったオレは、人に触れられることが苦手だった。頭を撫でられることはもちろん、小鳥以外の人間の指先が触れるだけでぞっとする。
小鳥だけだ。
小鳥だけは許せる。小鳥だけがオレのーー
ゆっくりと目を閉じる。背後にひとの気配がする。小鳥の匂い、小鳥の体温。
これは支配だ。形成される人格に小鳥の意思が刷り込まれる。彼の都合の良いように、彼が望むべき存在で在るように。
かつて、オレの隣には天才の幼馴染がいた。
彼はオレのすべてだった。
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リハビリ小説。海外文庫読んでると洋画字幕風の小説を突発的に描きたくなります。
「おいおいなんてこった。こんな歴史に刻まれる大事件に立ち会えるなんて光栄だなダニエル!」
「ママのおっぱいが恋しくなったかいベイビー」
なんで洋画ってあんなに面白い言い回しするの大好き。
小鳥は香取と同じ発音です。こ↑と↓り↓。
うちのパナソニックテレビはとても優秀な子で、とても多くの番組を長期に渡って録画してくれるのですが、先日久しぶりに録画したアニメを確認したところサザエさんが36話も溜まってて焦りました。
エンドレスアニメこわい。
こんにちは!
アニメといえば、ようやく録り溜めしていたポケモンXYの特別編観ました。
主人公・アランくんの言動や立ち振る舞いが完全にチンピラに見えるのですが、それよりも彼が首に巻いてるムースみたいなやつなんだろう。綿?
XYではついにメガ進化編突入らしいです。
メガとかオメガとか、なぜ「~~モン」と名の付くアニメはみな横文字を使うんでしょう。
もっと現代語を取り入れればいいのに。
げきおこ進化とか。
げきおこと言えば、レックウザはなんでいつもおこなんだろう。
あの竜は意思疎通できないのかな。あの伝説のポケモンはもう少し穏やかに話し合いで解決することを覚えた方がいいと思うんだ。
ゴールデンウィーク満喫してきましたきゃほー!
池袋でヲタクして銀座でBVLGARI買って原宿でパンケーキ食べて部屋に書斎作って久しぶりにpixiv関係の方とお会いしてきました。年甲斐も無くコスプレしたよ!楽しかった。
5月イベントはあと誕生日だけだ。楽しみ!
なんと、にゃほ助さんが誕生日にイラストをくださるのです。
楽しみすぎる…。楽しみすぎる…!
ちょうど立食の最中ににゃほ助さんからメールを頂いたのですが、あのときは動揺しすぎてワインぶちまかしました。(実話)
テツナちゃんと赤司くんと黄瀬くんを描いて下さるのです…!
ひぇぇぇ…///
私もなにかお答えできるように頑張りたいです。いや、頑張るというのは違いますね。頂いたお気持ちに対する感謝を、何かしらの形にして贈れたらと思っています。
以下、私信:
だだこねさん、お久しぶりです!
コメントありがとうございました。更新の滞りが酷く、いくつもの作品が埃を被っている状態のなか、それでもご愛読して頂いていること、文字数制限のあるpixiv返信では伝えきれないほど、うれしく思っています。
わあああ…。だだこねさんだ…!
わあああ…!
先日は(といっても一月ごろですが)、pixivでのコメントもありがとうございました。あまりの怠け癖が災いし、気づけば半年以上も時間が経ってしまった亡霊のような小説ですが、長くお付き合い頂いているだだこねさんからお言葉を頂くと「もっと更新を頑張ろう」と気合が入ります。
当初はpixivさんについて「書いたものを公開する媒体」程度にしか思っておらず、消したり退会したりすることに躊躇いが無かったのですが、いまでは過去作品を含め、いままで頂いた応援やメッセージ等、多くのものに愛着を感じ、大切にしていきたいと思っています。
もう忘れられてしまわれたかもしれませんが、以前ツイッターでだだこねさんから『魔法をとくよ』の小説の一文について感想を頂き、本当は削除する予定だったのですが、一転して「残しとこう!」と思えるようになりました。
やりたいようにのびのびするのが、というお言葉に救われました。
フラッと小さな岐路に立つたび、救い上げるように手を差し伸べてくださり、本当に本当にありがとうございます。
自分はなにで人の気を引けるのか、どうすれば繋がりを保てるのか、考えた結果いきつく先はやはり「小説」や「言葉」に繋がるので、見放されないよう、飽きられないよう、精進していきます。
更新ペースは緩やかですが、これからも読んでいただけるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
長くなってしまってすみません;
pixivメールのほうがいいかとも考えたのですが、それだとかえって気を遣わせてしまうかもしれないと思い、こちらで書かせていただきました。ラブレターを公開して読み上げている気分です。
コメントありがとうございました!
ノシ
小説を書くのが楽しくなくなりました。
なので最近はもっぱら読む専門です。映画や本など色んなところからインスピレーションを得て意欲が湧き上がればいいんですけど、前回は読者の人がいてくれたにも関わらず2年間も「ちぃ神」を放置して、あげく運営サイト様の閉鎖という最悪の形で幕を閉じてしまったので、時間を置き過ぎるというのもいかがなものかと焦ってます。
とあるサイトさんに、
「小説は書くことに慣れると、もっと上手に、もっとわかりやすく、と考え始め、計算することが多くなって、高揚感や興奮が凪いだ海のように落ち着いてしまう」
と書いてあったんですがもうドンピシャ。
もう何年も書いてるので書こうと思えばいくらでも書けるのですが、自分が楽しくもない創作をし続けるのはどうなのかなあ。
書き方変えてみようかなあ。それとも今まで読んだことないジャンルの小説に手を伸ばしてみようかなあ。
飽きた、ともまた違う感覚です。
本当に「書けない」って言葉が正しい。なんなんだろうこれ。
まあ話は変わりますが、GWの予定は埋まりましたひゃっほーい!
5月中旬には誕生日会もあるので、盛大に祝ってもらいます!
ではまた ノシ
グループラインにて。
さくら:やえたんという謎のゆるキャラが会社にきましたw
さくら:っ【画像↓】
ラギ:えっえっ。会社に?
ラギ:なにしに来たんこのゆるキャラ?
美人:八重桜だからやえたん?
美人:なにアピールだべ?
ラギ:おいみろ
ラギ:つ【画像↓】
ラギ:やえたんの検索ワードやばい
ラギ:やえたんといいことしよ(意味深)
めぐみ:すげぇゆるキャラだな…
美人:ゆるすぎwwww
ラギ:つ【画像↓】
ラギ:好きなタイプはレディファーストとか滲み出るビッチ感
めぐみ:や め ろ wwww
さくら:wwwwwwww
さくら:もはやパイナップルも卑猥wwww
ラギ:やえたん色々緩すぎwww
こんにちは。
ゆるキャラアンチではありません善良国民の池袋です。
特に何を書くか考えもせずブログを開いたので、とりあえずいまやりとりしてるグループラインを晒してみましたがろくでもねぇな。
最近ぱったりとネット離れしてましたが、別に忙しかったわけでもないです。相変わらず、遊んで旅行して食ってしてます。
ネット離れを心掛けていたわけじゃありませんが、先日社長と会話してたときついぽろっとネット用語が出ちゃって冷や汗かきました。
社長「私は○○社の~~が嫌いなんでね。合同企画ではあるが主催は別々で執り行いたい」
ラギ「ああ、棲み分けですね」
社長「棲み分け?馬鹿な日本語を使うな。魚じゃないんだ」
即座に謝りました。競争関係の業界ならまだしも、同業で「棲み分け」って言葉はよくなかった。
気が緩んでたなあとか失敗したなあとかじゃなく、純粋に「自分ってゆとりだなあ」と思います。自分の考えや企画に自信があるけど実践に弱いところとか、ぽろっと言葉のチョイスを間違えて後から気づくところとか。
はっきり指摘して叱ってくれる社長の存在が有難い。
小さいことから学んでいこう。
そういえば、今までは新宿と池袋と麻布が主な遊び場だったのですが、ちょっといざこざがありツルむメンバーを総入れ替えしたため、遊び場が新木場と銀座に変わったくらいです。
銀座いいな銀座!
いままで私のなかの銀座認識は、敷居が高いというかセレブリティというか有名人御用達というか一見さんお断り感というか、まぁぶっちゃけ有楽町線に用事が無くて疎遠な地だったのですが、銀座の良さに気がついてからはホストにハマッた喪女のように日参しております。銀座いいね銀座!
前までは寿司にドハマりしてたのですが、いまは串揚げブームきてます。銀座一丁目のベルビアF7にある串揚げ100-001がお気に入りです。週3くらいでわりといます。
コース注文するので全品並んだ写真が撮れず残念です。
仕事で疲れを心身ともに癒したい方はぜひ。
そのあとキルフェボンでケーキ買いました!
そういえばGWの予定が何一つないんですけど、このまま順調に予定なし子を貫けば久しぶりに読書DAYにしようと思います。
そろそろ夏が来るから痩せないとなあ。
海もプールもバーべキュウも怪談話も遊園地も全部したい。
その前に誕生日がくるなあ。
毎年毎年盛大にやってはいますが、こういうのも今年で終わりにしよう。
角田光代さんの恋愛小説に、「相手と向き合うこと」について
相手のことを知るたびに見つめすぎず、適度に目を逸らすこと、好きか嫌いか煮詰めないこと、それは断じて不誠実なのではない。不誠実というのは、凝視したり煮詰めたりしたあげく、他人に逃げることだ。
と書いてあって、この一節がとても衝撃でした。
本当に本当に、これが真理だと思った。
私が、というか、たぶん多くの人が「恋愛」だと思ってる終着や依存を、一刀両断するような、それでいて「ああその通りだ」と納得できるような、そんな言葉でした。
必要以上に求められたり依存されたりするのは確かに気持ち良いけど、そういう、片方が壊れかかってるときの関係ってずっとは成り立たないんだ。
良い本を読んだ。
読み終わったら感想を書きます。
ノシ
ロンワンズ買ってもらった!!
耳の横でりんりん鳴ります。かわいい。
ネックレスも持っているので、胸元でもりんりん鳴ります。可愛い。
鈴のアクセサリーってどうしてこう可愛いのだろう。音が鳴るものが大好きです。すずとか風鈴とかベルとか、なんでも。
お仕事もプライベートも崖っぷちです。今勤めているところが赤字出して契約社員を全員切ったのですがそんな危機的状況の中でお花見行ってきましたきゃっほい!
【公開終了】
女子5人で上野公園に行きました。
天気予報では花見の決行日が降水確率70パーセントでずっと「どうするどうする」騒いでたのですが、自称晴れ女たちが「大丈夫だよ晴れるから!(ゝ。б)」となんの根拠もないプラス思考ごり押ししてくるのでフツーに決行したところ
本当に晴れました。
まじかょ
小説の更新が滞っていて申し訳ないです。
下調べと削りに時間を費やしすぎて…ah言い訳。
言葉を考えすぎてコメント返信とか気軽にできないときがあるのですが、数ヶ月経過したメールやコメントに返信するのってなんだかとても申し訳ない気がしてならない…。
もう忘れたよそんなんって頃にメールの返信が届く場合がございますので、そのときは「コイツやっと返しやがった」ではなく「ああ試行錯誤したんだな」と考えて頂けると有難いです…。
ah…。
色んな小説を同時進行しているので、4月下旬から5月上旬にかけていきなり3作くらいワッと更新します。
短いですかこの辺で。
ノシ
七瀬がおこです。
…私が悪いんだけどね!
でもいままで毎日ラインしてたから、丸一日既読スルーされるとさみしいです。私が悪いんだけどね。(二度目)
私、七瀬と二人になるの苦手なんです。
なんとなく。
好きだけど気まずいっていうか。
どう振舞っていいのかわからないというか。
だからいままで二人で遊んだことってないんです。
たぶん、相当なポジティブ思考じゃなければ普通に感づくレベルで避けてます。
仕事終わり↓
七瀬「ラギさんご飯行きましょ?」
ラギ「いいよ~。じゃあ○○も誘おうか」
休日↓
七瀬「ラギさん飲みに行きません?」
ラギ「いいよ~。じゃあ○○も誘おうか」
仕事前↓
七瀬「ちょっと会いたいです」
ラギ「いいよ~。じゃあ○○も誘おうか」
ホワイトデー↓
七瀬「どこか行きません?」
ラギ「いいよ~。じゃあ○○も誘おうか」
○○さん談:
「ラギさんって七瀬のこと避けてるよね」
好きなんだけどね!!?
振舞い方がわからないの!
二人になったときの!あの!妙な空気が!無理なの!何喋って良いかわかんないの!!
年下って何話せばいいの…。
いや年下が云々というか七瀬が独特過ぎるんだ…。
人前では基本、
私「七瀬すきすきv」
七瀬「はいはい」
って風に流してるんです。
けど二人きりになると
私「七瀬すきすきv」
七瀬「はい自分も好きですラギさん可愛い」
って突然デレるんです。
これがな!?
駄目なんだよ!気まずいんだよ!なんかな!女の子扱いされるとね!私年上なのに!なんか!物凄く気恥ずかしい!!
そんなこんなで一昨日。
ホワイトデーでした。なので店も繁盛。
私のお客さんもオーラスして(※最初から最後まで店にいること)、20時~深夜2時までベタ付けされてたんです。
七瀬はキャストではなくエスコートなので、お客さんの席にはつきません。
だからいつもは待機のときに絡んでるんですけど、14日はずっと席に着きっぱなしだったので七瀬と絡めませんでした。
んで、深夜1時。
ヘルプの女の子が来たので適当な理由をつけて席を立ち、七瀬のもとへ。(サボり)
ラギ「うぅぅ。つかれた」
七瀬「えらいですね。今日終わったら軽くご飯行きましょ」
ラギ「え。あ、うん」
更衣室に直行。
○○を捕まえる。
ラギ「七瀬にご飯誘われたからお前も来い」
○○「拒否権が無い」
了承を得たところで七瀬に報告。
かる~くね。「○○も来るらしいよ」的に。
ここまで極端だと気にするかなとも思ったんですけど、七瀬はしれっと「あ、そうですか」とか言ってたので大丈夫かなと。
問題はここからです。
シャンパンがな?
あいたんですよ。モエシャンとロゼ。
深夜2時に。←店が終わる時間
その前には卓席で日本酒10合飲んでたんです。
というか10合=一升なので、要するに出羽桜一升+ロゼ+モエを飲んだわけですよ。8時間の間で。
ここがよくなかった。
閉店時間にシャンパン入れるもんだから当然、お客が引っ張って、ずるずると深夜3時に。
酔いすぎて七瀬とご飯行くことをすっかり忘れる私。
このとき、私は七瀬と○○を一時間待たせました。
閉店後。(深夜3時)
ラギ「酔ったぁ~んっっ」
片っ端から女の子に奇襲をかける池袋。
【※公開終了致しました】
○○「ラギさん!ラギさん酔いすぎ!!」
女の子「ウケるww写メ写メ」
○○「おい止めろww」
あっちこっち跨りまくる私。
そしてキスをする。泥酔である。
酔ってる人間と飲んでない人間の温度差。
七瀬「…ラギさん浮気ですか?」←飲んでない
ラギ「七瀬ー!!!」
七瀬「いやいやいやいや乗るなって」
ラギ「七瀬好きー」
七瀬「はいはい」
ラギ「すきーーー!!!」
七瀬「ちょ」
【※公開終了致しました】
奇襲。
襲う、跨る、舌入れるの三拍子。
人前で襲いトイレで襲い通路で襲う。
やってることが完全に通り魔。
ラギ「じゃあ、私ちょっと先輩たちに絡んでくるね!!」←ご飯行くの忘れてる
七瀬「………。」
そのあと更衣室にいる先輩たちに絡みに行き、キスして写真撮って抱きついて、もうやりたい放題。
深夜3時30分。
七瀬「ラギさーん……」
ラギ「んー!いま先輩と写真撮ってる~」←泥酔
先輩「うえーいwww」←泥酔
七瀬「………。」
深夜4時。
○○「オメェ「ご飯行こう」とか誘っときながら何時間待たせんだよボゲがッッ!!!」
2時間待たせました。(呆気)
ようやく正気に戻り、あ、やばい待たせてたんだと気がついて急いで荷物をまとめる私。
七瀬「○○さんと先に帰りますね」
ラギ「まって!!!」
○○「おつかれさまでーす」
ラギ「まってええええええ!!!(悲鳴」
本当に申し訳ないことをした。
そのあとはずっと平謝り。
何度もごめんごめんって言ったんですけど七瀬が「うちの同居人朝帰りすると怒るんでもう帰りますわ」って言い始めたので、結局○○と二人でご飯に行く私。
居酒屋にて。
店員「ご注文は?」
ラギ「テキーラください……」
○○「ウーロン茶で。 あとハイボール」
居酒屋ではずっとウーロン茶飲んでました。お茶おいしい。
そしたら、別れたばっかりの七瀬からラインが。
七瀬:ラギさんのばか
うわーと思いました。
ちょっと可愛いと思ったけどまあ、うん。
ラギ「七瀬からライン来よった」
○○「なんて?」
ラギ「ラギさんのばかって…」
○○「拗ねてるんだよ」
ラギ「そんな怒ってるの?」
○○「七瀬、今日ラギさんがずっと卓席着いてたから、構ってもらえなくて機嫌悪かったし。ご飯行くの楽しみにしてたのにアンタ酔いつぶれて二時間待たすし」
ラギ「何も言えないわ」
頭痛いし、思考回らないし、関節ギシギシする。
ので、返信は明日にしようと思ったら、まさかの追撃ライン。
七瀬:チャラ過ぎ
七瀬:店辞めるわ
突然の爆撃。
ラギ「おい○○!七瀬が店辞めるて言い始めたぞ!」
○○「あー…。アイツ、ラギさんに会いに出勤してるようなもんだからねぇ。辞めたらラギさんのせいですね」←他人事
なんで!!!??
私関係ないだろ!!
いや、あるのか!?
いや、ないだろ!!(確信)
とりあえず急いで電話。しかし出ない。追い討ちライン。既読スルー。おいコイツ携帯見てるんじゃねぇか。
しょうがないのでライン。
ラギ:まてまて、ごめんなんて?電話しよ?
七瀬:いや、無理
ラギ:なんで???
七瀬:勘弁して
ラギ:七瀬だけだよ???
七瀬:軽い
ラギ「っあ、このやろ!電源落としやがった!てかなに?なんで?ご飯行けなかったのそんなに重罪?店辞めることにどんな接点があんの?」
○○「ラギさんがあっちこっち浮気するから愛想つかしたんじゃないですかねぇ」
ラギ「いやいやいや。大前提としてアイツ彼女いるやろ。アイツは私のなんなん?」
○○「人間関係って難しいですねぇ」
そのあと何度もごめんねラインしてるんですけど既読だけついて返信は来てません。
7件送りましたがスルーされてます。なう。
そして日曜日の午後。
○○「七瀬が月曜日飲みに行こうって」
ラギ「おいなんで第三者挟んで伝えてくるんだよww私個人に返信ねぇぞアイツww」
○○「たぶん、怒ってるけど会いたいんだと思うよ」
年下わからん。
あれかな。ツンデレってやつかな。
アニメのツンデレは顔赤くなったり状況が簡単だったり心の声が聞こえてきたりするから解りやすいけど、三次元のツンデレはむずかしいです。
こんな後輩ですが、アズさんがまたフヒヒwってなれるように、早く仲直りしてきますね!がんばる!
そういえば髪の毛にメッシュ入れてみました~。
黒とホワイトと茶色です。
ばぁぁん
【※公開終了致しました】
次は黒髪ロングにしよ。
pixivのメール返信滞っていてすみません!!!
三日以上はあけないように頑張っているのですが、本当…;
コメント欄より頂いたお言葉は全て返信致しました!
いつもありがとうございます!!
ノシ
恋愛で駆け引きしてくる人がどうにも苦手で。
ともだちでも恋人でも「ああ、試されてるな」と感じることはあると思いますが、それに応えるとき、人は愛情を使うと思うんです。
私は、相手への手間を惜しまないことを愛情だと考えます。
言葉を思案したり、気を配ったり、時間を作ってあげたり。
相手にとって自分がどの立場にいるのか、いくつのことを許して貰えるのか、だれかと比較したときどれだけ特別なのか、どこまで踏み込んでいいのか。
大切で特別で甘えたいからこそ確認したいんだとわかってるけど、目で確認できない、言葉で説明されても信じられない、そういうものを図りたいときは、失くす覚悟で行動した方が良い。
ときどき誰彼構わず喜怒哀楽をぶつける人もいますが、感情を押し付けてもいい関係っていうものはぜったいに存在していて、自分を晒しだせる相手を「親しいひと」と呼ぶんじゃないかなあって。
12月に付き合っていた恋人に寄りを戻そうと迫られているのですが、もう彼女が泣こうが怒鳴ろうが自傷しようが、もう心が動きません。
察しの良い子だったので、もうすぐ気づくと思う。
ダメになった原因が、片方じゃなくお互いにある事に。大切だった人ほど、一度見切りをつけたら、二度と関わりたくないほど遠い存在になってしまうことに。
貴女が世界一素敵な女の子だから好きになったわけじゃなく、貴女という個人の良さに惹かれて好きになったけど、愛情の失せた心に貴女の個性は光らないし、ただ付き纏ってくるうっとうしいだけのものにさえ感じてしまう。
一度は好きになった人だから、ぜひとも自分で自分の価値を引き下げる前に身を引いて頂きたい。
おはようございます!さきほどニュースで「らーめん女子」が流行っているとの報道をみました。横浜でラーメン女子博が行われたそうな。もっと事前に知っていたなら行きたかった。
そんなことを思いながら足元で寝始めた家猫をうりうり弄りまくってたら、我が従順な家猫は主の特に意味のない行動により起床し、「なんだいおやぶん…?」みたいな顔し始めたので、ちょっと可愛くて写真撮りました。
【※公開終了致しました】
好奇心で起こしてごめんね。
先日、男女4・4の計8人で飲んでたんですが、うちの連れ共はどれだけ悪酔いしても男が女を襲うことも女が男を誘うこともありません。
そのかわり、なぜかいきなり発生するホモ。
男「誰でもいいからキスがしたい!!!!」
男「ばっちこぉぉぉぉい!!!!」
\ちゅぅ…/
【※公開終了致しました】
ラギ「なぜこれだけ美女がそろってるグループ内で男共はホモになるのか(哲学)」
七瀬「春ですから(適当)」
謎の多いグループです。
そのうち皆泥酔状態になり、誰もまともに会話できないくらいになったところでトイレに立ちました。
七瀬「どこ行くんです?」
ラギ「トイレ」
七瀬「ではのちほど」
ラギ「? おう」
このとき多少、ん?と思ったんですけど、まあ酔ってるし思考回路はちゃめちゃなんだろーなあーと軽く流してトイレの個室に入りました。
そしたら、
タッタッタッタッタ…ガチャっ、バンッッッ!!!
七瀬「おじゃましまーす」
ラギ「!!?」
トイレの個室に後輩が乱入。
動揺どころの騒ぎじゃなかった。びっくりしすぎてなぜか笑った。
ラギ「ん????www は???wwww」
七瀬「まぁまぁまぁ……ね?」
ラギ「ね?じゃねーよwwww」
七瀬「はいはいはーい」
そしていきなり便器に座らされる。
※七瀬(♀・年下)ラギ(♀・二個上)
七瀬「見てるからしろよ」
ラギ「しないよ!!?」
七瀬「脱がせて欲しい派なの?しょうがないですね」
ラギ「ちょっとまってちょっとまって!!?」
七瀬「おにーさん♪」
ラッスンじゃねぇよ
そんなこんなで攻防戦。
というかドアの鍵!鍵開いてるよ!二人でこんなことしてるの人に見られたらどうするつもりなのコイツ!?
ラギ「ま、まってまって、とりあえず滞在するつもりなら鍵閉めよ?他の人入ってきたら、もう私死ぬしかない」
七瀬「命賭けのアバンチュールとか(笑)」
ラギ「お前を殺せばいい話だけどな」
七瀬「施錠しまーす!」
鍵閉めてから思ったんですけど、むしろ追い出せばよかったんじゃね?
便器から立ち上がり、すぐさまドアに向かう私。
ラギ「いや、つかお前出てってから私が鍵閉めるわ」
七瀬「はい遅ーい」
久しぶりの壁ドン。(される側)
のち、いきなり舌ぶっこんでくる濃厚なキス。トイレでキスとかムードないなオイ!!
ラギ「トイレで…とか…」
七瀬「ん?ホテル行く?」
ラギ「いかねーよ…」
そのまま舐められたり噛まれたり、わりと諦めモードで自由にさせてたんですけど、そのうち「年下にされっぱなしにするのもなあ」と思って反撃。反転して耳噛んでキスマークつけてやったら、七瀬がビビッて離れた。
七瀬「タチラギめ…」
ラギ「わーっかったから、もう出てけって」
七瀬「いーやぁーだぁー……あ!」
片手でドア開けて突き飛ばして追い出しました。
そのあと、席に戻ったらしれっとした顔で「ラギさん遅かったですねぇ」とか言うもんだから頭ぶっ叩きました。
なんだかなあ。
好きなんだけど…なんかなあ…。
小慣れてる感が嫌だ。
しばらく恋愛は控えよう。
ノシ
ともだちでも恋人でも「ああ、試されてるな」と感じることはあると思いますが、それに応えるとき、人は愛情を使うと思うんです。
私は、相手への手間を惜しまないことを愛情だと考えます。
言葉を思案したり、気を配ったり、時間を作ってあげたり。
相手にとって自分がどの立場にいるのか、いくつのことを許して貰えるのか、だれかと比較したときどれだけ特別なのか、どこまで踏み込んでいいのか。
大切で特別で甘えたいからこそ確認したいんだとわかってるけど、目で確認できない、言葉で説明されても信じられない、そういうものを図りたいときは、失くす覚悟で行動した方が良い。
ときどき誰彼構わず喜怒哀楽をぶつける人もいますが、感情を押し付けてもいい関係っていうものはぜったいに存在していて、自分を晒しだせる相手を「親しいひと」と呼ぶんじゃないかなあって。
12月に付き合っていた恋人に寄りを戻そうと迫られているのですが、もう彼女が泣こうが怒鳴ろうが自傷しようが、もう心が動きません。
察しの良い子だったので、もうすぐ気づくと思う。
ダメになった原因が、片方じゃなくお互いにある事に。大切だった人ほど、一度見切りをつけたら、二度と関わりたくないほど遠い存在になってしまうことに。
貴女が世界一素敵な女の子だから好きになったわけじゃなく、貴女という個人の良さに惹かれて好きになったけど、愛情の失せた心に貴女の個性は光らないし、ただ付き纏ってくるうっとうしいだけのものにさえ感じてしまう。
一度は好きになった人だから、ぜひとも自分で自分の価値を引き下げる前に身を引いて頂きたい。
おはようございます!さきほどニュースで「らーめん女子」が流行っているとの報道をみました。横浜でラーメン女子博が行われたそうな。もっと事前に知っていたなら行きたかった。
そんなことを思いながら足元で寝始めた家猫をうりうり弄りまくってたら、我が従順な家猫は主の特に意味のない行動により起床し、「なんだいおやぶん…?」みたいな顔し始めたので、ちょっと可愛くて写真撮りました。
【※公開終了致しました】
好奇心で起こしてごめんね。
先日、男女4・4の計8人で飲んでたんですが、うちの連れ共はどれだけ悪酔いしても男が女を襲うことも女が男を誘うこともありません。
そのかわり、なぜかいきなり発生するホモ。
男「誰でもいいからキスがしたい!!!!」
男「ばっちこぉぉぉぉい!!!!」
\ちゅぅ…/
【※公開終了致しました】
ラギ「なぜこれだけ美女がそろってるグループ内で男共はホモになるのか(哲学)」
七瀬「春ですから(適当)」
謎の多いグループです。
そのうち皆泥酔状態になり、誰もまともに会話できないくらいになったところでトイレに立ちました。
七瀬「どこ行くんです?」
ラギ「トイレ」
七瀬「ではのちほど」
ラギ「? おう」
このとき多少、ん?と思ったんですけど、まあ酔ってるし思考回路はちゃめちゃなんだろーなあーと軽く流してトイレの個室に入りました。
そしたら、
タッタッタッタッタ…ガチャっ、バンッッッ!!!
七瀬「おじゃましまーす」
ラギ「!!?」
トイレの個室に後輩が乱入。
動揺どころの騒ぎじゃなかった。びっくりしすぎてなぜか笑った。
ラギ「ん????www は???wwww」
七瀬「まぁまぁまぁ……ね?」
ラギ「ね?じゃねーよwwww」
七瀬「はいはいはーい」
そしていきなり便器に座らされる。
※七瀬(♀・年下)ラギ(♀・二個上)
七瀬「見てるからしろよ」
ラギ「しないよ!!?」
七瀬「脱がせて欲しい派なの?しょうがないですね」
ラギ「ちょっとまってちょっとまって!!?」
七瀬「おにーさん♪」
ラッスンじゃねぇよ
そんなこんなで攻防戦。
というかドアの鍵!鍵開いてるよ!二人でこんなことしてるの人に見られたらどうするつもりなのコイツ!?
ラギ「ま、まってまって、とりあえず滞在するつもりなら鍵閉めよ?他の人入ってきたら、もう私死ぬしかない」
七瀬「命賭けのアバンチュールとか(笑)」
ラギ「お前を殺せばいい話だけどな」
七瀬「施錠しまーす!」
鍵閉めてから思ったんですけど、むしろ追い出せばよかったんじゃね?
便器から立ち上がり、すぐさまドアに向かう私。
ラギ「いや、つかお前出てってから私が鍵閉めるわ」
七瀬「はい遅ーい」
久しぶりの壁ドン。(される側)
のち、いきなり舌ぶっこんでくる濃厚なキス。トイレでキスとかムードないなオイ!!
ラギ「トイレで…とか…」
七瀬「ん?ホテル行く?」
ラギ「いかねーよ…」
そのまま舐められたり噛まれたり、わりと諦めモードで自由にさせてたんですけど、そのうち「年下にされっぱなしにするのもなあ」と思って反撃。反転して耳噛んでキスマークつけてやったら、七瀬がビビッて離れた。
七瀬「タチラギめ…」
ラギ「わーっかったから、もう出てけって」
七瀬「いーやぁーだぁー……あ!」
片手でドア開けて突き飛ばして追い出しました。
そのあと、席に戻ったらしれっとした顔で「ラギさん遅かったですねぇ」とか言うもんだから頭ぶっ叩きました。
なんだかなあ。
好きなんだけど…なんかなあ…。
小慣れてる感が嫌だ。
しばらく恋愛は控えよう。
ノシ
とりあえず私が片思いしてる子の名前決めましょう。
髪型が黄瀬+七月生まれ=七瀬ちゃん
七瀬。
ななせちゃん。
ななせくん。
よし。
こんばんわ池袋です。恋愛って楽しいですね。レズもそうです。楽しいんです。法が認めずとも人に公言できずとも、恋をしているときほど心躍るんです。
聞いてください。
七瀬がタチでした。(※me too)
ラギ「え?」←硬直
七瀬「え?」←異変に気づいて硬直
いや、ね。
話し合わなかった私が悪いよね…ええええええ(頭抱え)
確かに私はフェムタチですが!!
……フェムタチですが!!(二度目)
確かに七瀬はボーイッシュな子です。
頭良いしスレンダーだしテキパキしてる。
でもさー、手ぇ繋ぐのもキスするのも舌入れるのも全ッ…部こっちから仕掛けたんですよ?
七瀬も年下だしさ!「も、もうだめです!///」とか←こんな言い方拒否じゃないじゃん!?
まさか下克上されるなんて思わないじゃん!!?
七瀬「え、って…ラギさんってネコですよね?」
ラギ「え…いや、私タチだけど」
七瀬「………ええええ」
ラギ「七瀬ってボイネコじゃ…?」
七瀬「私見たまんまですけど」
うそぉん。
ラギ「ま…マッテマッテマッテ」
七瀬「ロッテ」
ラギ「いまそういうノリいらないよ?」
たぶんお互いに動揺した。
ラギ「……。」
七瀬「……。」
ラギ「……。」
七瀬「……ラギさん、男性経験は?」
ラギ「いや……人並みに」
七瀬「そうですか。いただきます」
ラギ「まってまってまってロッテ!!!!」
ネコは無理だー!
年下に押し倒されるのはプライドが無理だー!ワンチャンなら良いけどこの子バイト先の子だー!嫌でも顔合わせるー!
ラギ「おおおおお落ちつけよ!!」
七瀬「なにひよってんですか処女ですか。そうですか。大事に抱きます」
ラギ「やめろおおおおおおおお!!!!」
本気で何かに抗ったのは久しぶりでした。
後輩は皆受けだと認識してた私の価値観に突如として現れた年下攻めという新しい概念。
いままでは「おやすみなさいラギさん」とか「好きだよ七瀬」とか甘ったるいLINEを毎日してました。なのにいまじゃ「ラギさん抱けるわ」「頭冷やせよ」という押し問答が続いてます。
こんなはずじゃなかった!!!!
とりあえず恋愛相談してるしおりさんに連絡。
ラギ:聞け
しおり:うん
ラギ:私レズなんだけどね????
しおり:うん
ラギ:七瀬もレズだったんだけどね???(奇跡)
しおり:やったな!
ラギ:お互いタチだったんだわ。
しおり:そういうホモ好きですよ!!(大声)
二次元の話じゃねぇよおおおお;;;;
久しぶりに人を好きになったのに。前の恋愛が癒えてきて、そろそろ新しいステップに移ろうってときだったのに!!
ラギ:ホモだった場合最終的にどーやってハッピーエンド迎えるの????
しおり:じゃんけん♥
博打だなオイ!!
ホモそんな簡単に上下決めてんのォ!!?
ホモアイデンティティしっかり!!??
そうじゃなくてさ!!そうじゃなくてさぁ!!??
ラギ:もっと私に主導権くるように裏工作してよ!!!
しおり:お空に響けピリカピリララ~~wwwwww
相談する相手間違えたよ!!!!
誰か慰めて……orz(涙)
ノシ
会社が潰れる直前の血生臭い一週間の話します。
(ブラッディweeeeek!)
たぶん私は寝なくても適度に活動できる部類の動物なんですけど、それでも『人ってこれ以上寝なかったら爆発するのか?』ってくらい寝なかった4日間がありまして、高熱でんのなアレ。
半日15分睡眠×4日を繰り返して
39度近い熱でました。
人体吃驚現象。頭回らないし瞬き痛いし骨バッキバキいうし止まると寝るし(※立ってても)、ちょっともう二度と経験したくないです。
本当に小さいことで苛々してたなあ。
フジのアナウンサーが『早急』のこと『そうきゅう』と発音した事も事務所の椅子と机の高さがあってない事も正社員より派遣のほうが使えることも、全てに対してぷりぷりしてた。
ぷりぷりらぎ。
ぷりらぎ。
ひとりでぷりらぎ。
『この会社たぶん潰れるよね』って雰囲気の中でもポジティブに頑張ったわけですよ。
あのときの通話料2万。
※辛くなるとY管理人に電話する池袋。(極限)
トゥルル……ピ。
Y管理人『…はい』
ラギ「これもうアレだわアレ。寝不足萌え。オフィスラブ展開のアレよ。BLにありがちな奴。そのうち我が社でも上司が部下を喫煙所に連れ込んで『おまえ例の件進んでる?ま、気楽にな』って肩叩くよきっと。私の知らない場所でも常にBLは発生しているんだわ今日も世界は美しい」
Y管理人『楽しそうで何よりだ』
ラギ「うちの会社男性社員1人だけどな!!」
寝ろといわれました。
Y管理人と話してると世界が自己完結する。
こんばんわ。
最近温かくなってきた気がします。
寒さが和らいで日がぽかぽかする季節が好きです。冬寄りの春。3月末の早朝4時半とか好き。静かな雨が降ってたらさらに素敵。お布団に包まったまま窓を開けて椅子に座ってデスクに置いたコーヒーを飲みながら小説を書いてる時間が好き。軽く羽織れば我慢できる程度の寒さが好き。
いまるいさんへの黄高小説を書いてるんですけど、誰かのために書く小説ってすごく楽しいです。
潔癖も黒バスホラーもそうなのですが、そのひとが好きであろう状況や関係性を考えながら、普段は好きに書き散らしてる言葉を考えて考えて織り込んでいく作業が楽しい。
潔癖のときは朝霧さんの創作されたイラストや頂いたメールから「きっと朝霧さんは、しっかりとストーリー構成された話が好きで、ほどよい距離感の赤黒ちゃんが好きなんだろう」と勝手に解釈して書き進めたし
黒バスホラーはリクエスト内容から「原作キャラの行動パターンや性格をそのままに、原作では絡みの薄いキャラ同士の掛け合いを色濃くして赤司さんはミステリアスな雰囲気で…!」と心掛けて書いたし
いま書いてる黄高は、日頃から仲良くしてくださってるるいさんへ宛てた小説なので、るいさんの好きであろうシチュエーションやポップな言葉遊びや細かい情景描写など、持てる語彙力をフルに出し切って取り組んでます。
るいさんとはたぶん感性が似通ってて、静かで穏やかで優しい恋愛も好きなんじゃないかなあ!って、勝手に親近感抱いて勝手に好意的に思って勝手に好きなのですが(独り善がり)、贈るからには満足してもらえるような小説を創作したい…!
なんかこう、読み終わった後にストンっとくるような文章を書きたいです。
そう思いながら書き続けて、早半年。
誕生日祝い小説なのに次の誕生日を迎えてしまう。
リクエスト小説…実はあと2つあるんですけど…たぶんもうリクエストしてくれた人すら忘れていると思う。
うぅ…遅筆…。
しかも潔癖もホラーも未完…
表紙絵頂いてる癖に…
うう…
途中まで出来てるんです本当に。
ただ、小説書くときって気分とかコンディションとかで具合が違ってくるので、絵画みてきた直後とか映画みたあととか、そういう感極まってるときに書きたくて…書き…たくて…(小声)
話は大幅に変わりますがダンス行ってきました。
【※公開終了致しました】
久しぶりに踊ったー!
インストラクターやスタジオが違うだけで気分が全然違います。ピップホップも楽しいですが、個人的にジャズも気になってます。でもピアノとヨガとバレエも習いたいから今考え中!どうしよう!むむむ…。
昔踊ってたときの写真↓
【※公開終了致しました】
なんでも踊った。本当に。
あまり着飾るのは好きじゃないので衣装の着替えだけ面倒でしたが、やっぱり人前にでるなら綺麗なほうが素敵ですよね。
ゆうとさま!!!
pixivからのメールをありがとうございました。
ブログも読んでいただいてるとのことだったので、こちらでもコソッとお礼申し上げます返信遅くてすみません。
私もウニ好きですー。
池袋の活動範囲ほとんど一緒だったので、お時間あるときにでもヒレ酒片手に魚介類食べたいですね。
ツイッターなのですが、始めるかどうかは迷ってます。
黒バス垢じゃ…ないかも…たぶんペダル…かも…;;
リアルタイムで知れたほうが誘いやすいですよね…
うぅ…。
そのうちまた…何かの折にでも…(曖昧な日本人)
気分がノッたので、小説の続き書いてきます。
ノシ
こんばんわ、池袋です。
二ヶ月前に行ったビアンイベントでナンパされまして、タイプじゃないからのらりくらりかわしてたんですけど、先日行ったイベントでまさかの再開。
びっくりした。
まぁ、そんな話はいいんですけど。
バレンタインでしたね! ハッピーバレンタイン!
今年も大量にチョコ作りました。
【※公開終了致しました】
この上からホワイトチョコぶっ掛けたんですけど、その写真を見たしおりさんが「精液ぶっ掛けたの?」とか聞いてきてので『あぁ、国家試験疲れたんだな』と察して流しました。
しおり:精液突っ込んでください
ラギ:ラギシモネタ苦手だよぉ///
しおり:ホワイトデーのお返しに精液混ぜる系男子ファイッ!!!!
聞いちゃいねぇ。
ラギ:精液って火に通したらどーなるの?
しおり:たんぱく質だし(たぶん)変性するんじゃないですかね…??(たぶん)
気になったので、ぐぐってみた。
検索ワード『精液 火に通す 食べれる』
検索結果『知恵袋 ヒット一件』
知恵袋?????
ちょっとよく意味がわからない。
ので、ヒットした知恵袋を見てみました。
質問内容↓
質問,精液を料理に混ぜたら何罪ですか?
コイツやばい奴だ(確信)
戦慄しました。その発想はあれか。手編みのマフラーに髪の毛編みこむとか彼氏への手料理に血液混ぜるとか、そういう…そういう…病んだ感じの…あれか…。
ちなみにベストアンサー↓
A,火を通す料理であれば、たとえ性的疾患にかかっていても、食の安全は確保されますね。
問 題 は そ こ じ ゃ な い。
ラギ:お い 見 ろ
ラギ:っ【知恵袋スクショ】
しおり:怖っwwwwwwwwwww
ラギ:「火を通す料理であれば性的疾患であっても食の安全は確保されますね」
しおり:ホワイトデー(意味深)
ラギ:おいやめろ。
皆さんラインでどんな会話されますか?
ラインいいですよねライン。メールより堅苦しくない感覚と電話より敷居低い感じが好きです。なので内容が本当にくだらない。(※相手にもよる)
6人のグループラインにて。
(ラギ・Y管理人・はしやん・あゆ・パピヨンさん・八坂)
Y管理人:だれかいるか
ラギ:はいっ!
Y管理人:ラギ以外で
ラギ:【悲報】突然のハブ
はしやん:お前らウルセェ…
あゆちゃん:はいはいはーい!俺もいるよ♪
Y管理人:3人か?既読4人やけど。一人足りんな
ラギ:この中に犯人がいる
はしやん:いねーよ。この中以外にいるんだよ
あゆちゃん:だれだぁ~?
※普通に考えれば八坂さんかパピヨンさんのどちらかです。
はしやん:八坂さんに一票
八坂:オイコラ橋本、先輩疑ってんじゃねぇよ
あゆちゃん:八坂さんwwwww
ラギ:ちょwww馬ッ鹿wwww
八坂:あ
Y管理人:八坂
八坂:会話に混ざるの面倒だったんでROMってましたこんばんわごめんなさい
あゆちゃん:てかなんで皆起きてるの?(※深夜4時)
はしやん:全員暇だからだろ
Y管理人:みかん食ってた
ラギ:同じく
Y管理人:なぁなぁ、風立ちぬ観ようや
ラギ:お見合い大作戦の方が面白いですよぉ
はしやん:二人ともどこいるん
ラギ:こたつ
Y管理人:こたつ
あゆちゃん:わぁ♡俺もそっち行きたーい♡
Y管理人:却下。
あゆちゃん:ふぇぇ…;
Y管理人:なんか面白い話しろよ
Y管理人:ラギ
ラギ:えーーー。
八坂:なんだよこのLINEテロ
八坂:こいつら一緒にいるんじゃねぇの?
はしやん:こいつらいつもこうです。すぐ他人巻き込む
ラギ:先日、後輩とラーメン屋行ってきてな
はしやん:なんか始まったし
あゆちゃん:わくわく
ラギ:↓
ラギ「私可愛く撮るからお前は変顔しろよ」
後輩「ま じ か」
ってなってな
はしやん:嫌な先輩だなお前
ラギ:できたのがこれ。
ラギ:っ【画像】
【※公開終了致しました】
あゆちゃん:ファーーーーーーwwwwwwwww
八坂:背後wwwwwwww
はしやん:悪霊wwwwwww
Y管理人:目wwww目ぇやばいやろアジの開きかよwwwwww
あゆちゃん:アジの開きwwwwwwwww
ラギ:でもこの後輩、顔可愛いよ?
はしやん:嘘や
八坂:証拠はよ
ラギ:っ【画像】
【※公開終了致しました】
はしやん:ま じ か 。
八坂:七変化やべぇな
ラギ:こいつ見てたら私、自分のキャラ薄い気がして
Y管理人:わかる。
ラギ:だから、みんなでキャラ付けしようよ!!
Y管理人:わかる。
あゆちゃん:キャラ付けってどーするの?
Y管理人:わかる。
はしやん:Yさんもう眠いだろ?
Y管理人:わかる。
八坂:Yさんの理解力
はしやん:Y管理人 は 英知 を 得た 。
ラギ:私の話を聞いて
あゆちゃん:ラギはどうしてキャラ付けがしたいの?
ラギ:私が私であるために
あゆちゃん:どうして人は自分らしく生きたいと願うの?
ラギ:それが生きるということだからだよ
あゆちゃん:どうして人は生きなきゃならないの?
ラギ:おい誰か会話混ざってこいよ
はしやん:~そして時代は哲学へ~
八坂:強制終了(Ctrl+ALT+Delete)
Y管理人は寝オチした。
前にpixivで「物書きさん同士が集まってネタやリレー小説を考えるグループライン」という素晴らしい企画があったのですが、まぁ知名度の高い物書きさんばっかりが集まってたので断念しました。
でも、一度でいいから尊敬してる物書きさんや絵師さんとお話してみたい。
ときどきPCでフォロワーさんをみると「相互フォロー」って表示されるときがあって毎回心臓止まるんですけど、あれめっちゃドキドキする。
去年、当pixivにて荒らしが発生致しまして、そのとき仲良くしてもらっていた絵師さんにその荒らしが飛び火して、もう散々でした。お相手様がpixivを退会されてしまい、私も退会して再登録したのですが、その絵師さんとは縁が切れてしまって…。
もうpixivで人と関わるのやめよう…と激しく落ち込んだのですが、まぁ傷は癒えるものだしpixivでの読み手様との距離感もなんとなく掴んできて、またちまちまフォローを始めてみました。
同じ地雷は踏まないように距離感がかなり広めですが、メールを貰ったりするとすぐ懐柔されます。
ちょろらぎです。
やっぱり「相互フォロー」って格別に嬉しい。
直接お話したことはないけど「貴方の作品は読んだことありますよ」って言われてるみたいでドキドキする。
自分は小説専門ですが、絵師さんからもフォロー頂くことがあったりして、毎回「うわーうわー!!」って思ってます。心の中で。
フォロワーさんもそうです。ああいう、目に見えるかたちで誰かとの繋がりが見えるのは嬉しい。
いつの間にかフォロワーさんが1000人を超えまして、たぶん、中にはこのブログを閲覧してくださってる奇特な お心の広い方もいらっしゃるのだと思います。
いつもありがとうございます!
もう飽きたわぁ~と思われないようにこれからも頑張っていきます!
pixivのコメ返が素っ気なくてすみません。
※敬語+定型文(コメントありがとうございます等)を書いてると文字数が足りない。
1193人のフォロワーさまへ、池袋より愛を込めて。
最近読んだあれこれ。
以下角田光代さん作品
□約束のジュエリー
思い出とか約束とか時間とか記憶とか、消えていくものを消さない方法が『指輪』というかたちあるものなら、そういうことを理解した上で恋人に贈り物をするのなら、この物語の世界はなんて幸せで溢れているのだろうと思った。
□扉を開ける
浮気されて放心状態のとき、旦那に贈られた結婚指輪をみつめたおばあちゃんの話が素敵だった。漠然と消えてしまいたいと思ったあのとき、見つめるものがあってよかったと思う、という言葉が深かった。
□静かな絢爛
大好きだったあああ…。弱虫ペダルのパロ書いたお話です。一人の人生の中で、携わったものや人や風景や通り過ぎていった時間を、ふっとした拍子に立ち止まり、振り返り、慈しむ。そういう話が好き。記憶は愛おしいものが沢山詰まってるんだよって、そういう優しい気持ちが好き。
ノシ
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