2024年になったのか
,+
私が悪いね
佐久間さんには散々「噂するな」とか「話題に出すな」とか言っておいて、自分も人の噂話してるんだもん。そりゃ嫌われるよね。
上司が珍しく気を遣って「話題に出たの一瞬ですよ」とか「今日が初めてです」とかフォロー入れてましたが、ヴィヴィアンくんには響かず。
別に上司のせいじゃないけどね。
あれ以降、思う所もあり口数が減りました。
本当に衝撃が大きかった。言い返せないことがキツかった。そもそも他人と雑談するからトラブルになるんですよね。仕事をする場所なんだから仕事をしないと。
上司「cut108フレームミス。これだとキャラの髪の毛が真四角に切れますよ」
私「修正します」
上司「こっちは200%で拡大してください」
私「ディテールの描き込み必要ですか?」
上司「要らないんじゃないですか? どうせ潰れるし」
私「わかりました」
上司「今日飲みに行きません?」
私「行かないです」
上司を経由しなければいけない確認事項だけ会話がありましたが、上司が雑談をふっかけてきても、飲みに誘われても、仕事以外の話はすべて「はい・いいえ」で流しました。
上司の事は嫌いじゃないけど、如何せん口が軽い。嘘はつかないけどデリカシーがないし、この人は社内でだいたい輪の中心にいるから、私と話した内容も筒抜けにされる。
気を許すんじゃなかった。
軽口に乗るんじゃなかった。
年下の子に指摘されて、何も言い返せないような行動を取るんじゃなかった。
上司は大きめのため息を吐きました。
上司「ビビくんって若いですよね」
私「はい?」
上司「未熟って意味で」
これは愚痴?
仲良いんじゃないの?
同情?
下手に反応したらまたややこしいことになりそうだし、無反応で通しました。もう鳥羽さんだけでいい。鳥羽さんとだけ話したい。
そして月日は流れ、秋
鳥羽班が完パケしました!!
長かった。
本当、会社内のすべての班をお手伝いしましたが、この班ほど先行きの不安な映画は無かった。
皆が口を揃えて「鳥羽班は闇を煮詰めた蟻地獄」と言っていた理由がわかる。
鳥羽さん「お疲れさま…(四泊三徹)」
私「おつかれさまでした…(虚無)」
この業界、〆切前はとうぜんのように徹夜前提のスケジュールで動くの本当によくない。
こうしてすべてが終わるとどうなるのか。
そう。
打ち上げです
鳥羽さん「いままで手伝ってくれてありがとう。池袋さんのおかげで本っっっっ当に助かった。池袋さんのおかげで終わったと言っても過言じゃないよ」
私「過言ですよ(笑)」
鳥羽さん「ごめん、打ち上げは強制参加なんだ…」
予想はしてた
関係者各位が参加する打ち上げに関して制作は強制参加です。担当じゃないけどね。もう班とか担当とか関係ないポジションだったので反論せず参加表明をだしました。すべては佐久間とかいう男と接点を持ってしまったせい。
打ち上げは新宿の会場で、30~50人くらいが参加していました。
ビンゴの景品に作品の円盤がでると萎える~~~!
できあがるまでに千回ほど目を通し、いつしかカット番号までもを記憶した作品の円盤をもらって嬉しい人いるの?私なんて自分の担当作品みてないよ。
「私服で来い」と言われ『どうせ接待役だろ…』と清楚系の服で参戦。女性陣は私だけがスカートでした。私が持ち得るすべての常識がこの業界では一切役に立たなくてウケる。
佐久間さん「らぎたゃ~」
私「あ。お久しぶりです」
佐久間さん「ごめんね俺、途中で匙投げちゃって」
私「本当ですよ。よく私の前に顔出せましたね」
途中辞退した佐久間さんも参加していました。
フッて以来だから数か月ぶり。
佐久間さん「仕事慣れた?」
私「さすがに慣れました」
佐久間さん「ヴィヴィアンくんの事だけど」
脈絡!!
しばらく仕事に専念して忘れ(ようとし)ていた人の名前を出されたのでドキッとしました。
佐久間さんは人の顔色を伺うタイプではないのですが、この日は妙に察しが良く「僕が言っておきましたから!」と気遣わしげに言いました。
佐久間さん「知らない間に個人情報を調べられた女性と! たかが数分、話題に出されていた男では! 被害に雲泥の差があると!! 言っておきましたから俺!」
また余計なことを…
私「上司の入れ知恵を感じる…」
佐久間さん「失礼な!俺の意見ですよ!」
私「どこ目線で話してます?」
佐久間さん「愛をこめて♡ラギたゃ目線です」
お前は加害者だよ
己の罪を忘れるのが早すぎる。
佐久間さん「俺言っておきましたから。ヴィヴィアンくんに。今日辺り連絡が来ると思います」
ラギ「えっ。連絡しろって言ったんです!?」
佐久間さん「LINE教えておきました」
私の個人情報はティッシュか?
軽すぎん? LINEのIDが人から人に流れることって滅多になくない? この会社に入ってから私の許可とって連絡先を交換したの鳥羽さんくらいなんだけど。
原画マンが昼夜問わず連絡を入れてくるので休日は通知を見ないようになっていたのですが、確認してみると本当に連絡がきてました。
ヴィヴィアン:ヴィヴィアンです
ヴィヴィアン:今日出社されますか?
ヴィヴィアン:お話したいことがあります。
今日は打ち上げ~~~!!
連絡ボード見てくれ…。勤怠表の上にあるんだから…。
数時間前に入っていたLINEに既読をつけちゃったので、すぐ返信しました。
ラギ:打ち上げ終わったら荷物置きに会社寄ります
ラギ:21時を回ります
すぐ既読がつきました。
ヴィヴィアン:了解です。
ヴィヴィアン:大丈夫です、待ってます。
待ってます?
仕事しながら?
それとも仕事終わりに私のこと待ってるの?
ニュアンスが汲み取れない!
最近の子は文字数が少なすぎる!
打ち上げが終わる時刻が20:00だったので21:00と伝えましたが、まぁ~~~~~~終わらない。
自分の立場が下っ端であることを忘れていた私は、閉会後に酔いつぶれた参加者さんのタクシーを手配したり各セクションごとに挨拶回りをしたり…
ラギ:すみません22時超えます!
ラギ:すみません23時回ります!
ラギ:ごめんなさい終電近くになりそうです…!
ラギ:ヴィヴィアンさーーーんッッッ
この間、既読つかず。
終電近くになるなら荷物は自宅に持ち帰っても良かったのですが、ヴィヴィアンくんが既読をつけなかった為、とりあえず会社に向かいました。
23:30
時間帯的に確実に終電を逃すのですが、もう構わない。
会社に着いてエレベーターをのぼると、廊下の電気は落ちていて、フロアに人の気配はありませんでした。
まず一番可能性の高い喫煙室をのぞき、その次に相手の席まで行ったのですが鉢合わせせず。帰ったか…と疑い始めたところで、私の席で突っ伏する男性を発見。
いた。
ラギ「ヴィヴィアンさん。お疲れさまです」
声を掛けたけど起きない。机を指先でコンコン鳴らしたのですが、それでも起きない。眠りが深すぎる。初めてマスク取ってるところ見たんですけど、寝顔が白雪姫みたいでびっくりした。
肌がきれいだと化粧も楽しいよね。
肌のシミを隠す化粧じゃなくて、トーンアップで魅力を足していく化粧をしていた頃、私も楽しかった。
ラギ「お待たせしてすみません~。起きてください~!」
コンコンコンコン強めに机を叩くと、ようやく目覚めたヴィヴィアンくん。明らかに不機嫌。
ヴィヴィアンくん「いま何時ですか」
ラギ「24時です」
ヴィヴィアンくん「お腹空いた」
ラギ「奢ります…」
私はコンビニで何か買ってデスクで話す程度を予想してましたが、ヴィヴィアンくんが「お酒入れません?」と提案してきたので居酒屋になりました。
つづく
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私が悪いね
佐久間さんには散々「噂するな」とか「話題に出すな」とか言っておいて、自分も人の噂話してるんだもん。そりゃ嫌われるよね。
上司が珍しく気を遣って「話題に出たの一瞬ですよ」とか「今日が初めてです」とかフォロー入れてましたが、ヴィヴィアンくんには響かず。
別に上司のせいじゃないけどね。
あれ以降、思う所もあり口数が減りました。
本当に衝撃が大きかった。言い返せないことがキツかった。そもそも他人と雑談するからトラブルになるんですよね。仕事をする場所なんだから仕事をしないと。
上司「cut108フレームミス。これだとキャラの髪の毛が真四角に切れますよ」
私「修正します」
上司「こっちは200%で拡大してください」
私「ディテールの描き込み必要ですか?」
上司「要らないんじゃないですか? どうせ潰れるし」
私「わかりました」
上司「今日飲みに行きません?」
私「行かないです」
上司を経由しなければいけない確認事項だけ会話がありましたが、上司が雑談をふっかけてきても、飲みに誘われても、仕事以外の話はすべて「はい・いいえ」で流しました。
上司の事は嫌いじゃないけど、如何せん口が軽い。嘘はつかないけどデリカシーがないし、この人は社内でだいたい輪の中心にいるから、私と話した内容も筒抜けにされる。
気を許すんじゃなかった。
軽口に乗るんじゃなかった。
年下の子に指摘されて、何も言い返せないような行動を取るんじゃなかった。
上司は大きめのため息を吐きました。
上司「ビビくんって若いですよね」
私「はい?」
上司「未熟って意味で」
これは愚痴?
仲良いんじゃないの?
同情?
下手に反応したらまたややこしいことになりそうだし、無反応で通しました。もう鳥羽さんだけでいい。鳥羽さんとだけ話したい。
そして月日は流れ、秋
鳥羽班が完パケしました!!
長かった。
本当、会社内のすべての班をお手伝いしましたが、この班ほど先行きの不安な映画は無かった。
皆が口を揃えて「鳥羽班は闇を煮詰めた蟻地獄」と言っていた理由がわかる。
鳥羽さん「お疲れさま…(四泊三徹)」
私「おつかれさまでした…(虚無)」
この業界、〆切前はとうぜんのように徹夜前提のスケジュールで動くの本当によくない。
こうしてすべてが終わるとどうなるのか。
そう。
打ち上げです
鳥羽さん「いままで手伝ってくれてありがとう。池袋さんのおかげで本っっっっ当に助かった。池袋さんのおかげで終わったと言っても過言じゃないよ」
私「過言ですよ(笑)」
鳥羽さん「ごめん、打ち上げは強制参加なんだ…」
予想はしてた
関係者各位が参加する打ち上げに関して制作は強制参加です。担当じゃないけどね。もう班とか担当とか関係ないポジションだったので反論せず参加表明をだしました。すべては佐久間とかいう男と接点を持ってしまったせい。
打ち上げは新宿の会場で、30~50人くらいが参加していました。
ビンゴの景品に作品の円盤がでると萎える~~~!
できあがるまでに千回ほど目を通し、いつしかカット番号までもを記憶した作品の円盤をもらって嬉しい人いるの?私なんて自分の担当作品みてないよ。
「私服で来い」と言われ『どうせ接待役だろ…』と清楚系の服で参戦。女性陣は私だけがスカートでした。私が持ち得るすべての常識がこの業界では一切役に立たなくてウケる。
佐久間さん「らぎたゃ~」
私「あ。お久しぶりです」
佐久間さん「ごめんね俺、途中で匙投げちゃって」
私「本当ですよ。よく私の前に顔出せましたね」
途中辞退した佐久間さんも参加していました。
フッて以来だから数か月ぶり。
佐久間さん「仕事慣れた?」
私「さすがに慣れました」
佐久間さん「ヴィヴィアンくんの事だけど」
脈絡!!
しばらく仕事に専念して忘れ(ようとし)ていた人の名前を出されたのでドキッとしました。
佐久間さんは人の顔色を伺うタイプではないのですが、この日は妙に察しが良く「僕が言っておきましたから!」と気遣わしげに言いました。
佐久間さん「知らない間に個人情報を調べられた女性と! たかが数分、話題に出されていた男では! 被害に雲泥の差があると!! 言っておきましたから俺!」
また余計なことを…
私「上司の入れ知恵を感じる…」
佐久間さん「失礼な!俺の意見ですよ!」
私「どこ目線で話してます?」
佐久間さん「愛をこめて♡ラギたゃ目線です」
お前は加害者だよ
己の罪を忘れるのが早すぎる。
佐久間さん「俺言っておきましたから。ヴィヴィアンくんに。今日辺り連絡が来ると思います」
ラギ「えっ。連絡しろって言ったんです!?」
佐久間さん「LINE教えておきました」
私の個人情報はティッシュか?
軽すぎん? LINEのIDが人から人に流れることって滅多になくない? この会社に入ってから私の許可とって連絡先を交換したの鳥羽さんくらいなんだけど。
原画マンが昼夜問わず連絡を入れてくるので休日は通知を見ないようになっていたのですが、確認してみると本当に連絡がきてました。
ヴィヴィアン:ヴィヴィアンです
ヴィヴィアン:今日出社されますか?
ヴィヴィアン:お話したいことがあります。
今日は打ち上げ~~~!!
連絡ボード見てくれ…。勤怠表の上にあるんだから…。
数時間前に入っていたLINEに既読をつけちゃったので、すぐ返信しました。
ラギ:打ち上げ終わったら荷物置きに会社寄ります
ラギ:21時を回ります
すぐ既読がつきました。
ヴィヴィアン:了解です。
ヴィヴィアン:大丈夫です、待ってます。
待ってます?
仕事しながら?
それとも仕事終わりに私のこと待ってるの?
ニュアンスが汲み取れない!
最近の子は文字数が少なすぎる!
打ち上げが終わる時刻が20:00だったので21:00と伝えましたが、まぁ~~~~~~終わらない。
自分の立場が下っ端であることを忘れていた私は、閉会後に酔いつぶれた参加者さんのタクシーを手配したり各セクションごとに挨拶回りをしたり…
ラギ:すみません22時超えます!
ラギ:すみません23時回ります!
ラギ:ごめんなさい終電近くになりそうです…!
ラギ:ヴィヴィアンさーーーんッッッ
この間、既読つかず。
終電近くになるなら荷物は自宅に持ち帰っても良かったのですが、ヴィヴィアンくんが既読をつけなかった為、とりあえず会社に向かいました。
23:30
時間帯的に確実に終電を逃すのですが、もう構わない。
会社に着いてエレベーターをのぼると、廊下の電気は落ちていて、フロアに人の気配はありませんでした。
まず一番可能性の高い喫煙室をのぞき、その次に相手の席まで行ったのですが鉢合わせせず。帰ったか…と疑い始めたところで、私の席で突っ伏する男性を発見。
いた。
ラギ「ヴィヴィアンさん。お疲れさまです」
声を掛けたけど起きない。机を指先でコンコン鳴らしたのですが、それでも起きない。眠りが深すぎる。初めてマスク取ってるところ見たんですけど、寝顔が白雪姫みたいでびっくりした。
肌がきれいだと化粧も楽しいよね。
肌のシミを隠す化粧じゃなくて、トーンアップで魅力を足していく化粧をしていた頃、私も楽しかった。
ラギ「お待たせしてすみません~。起きてください~!」
コンコンコンコン強めに机を叩くと、ようやく目覚めたヴィヴィアンくん。明らかに不機嫌。
ヴィヴィアンくん「いま何時ですか」
ラギ「24時です」
ヴィヴィアンくん「お腹空いた」
ラギ「奢ります…」
私はコンビニで何か買ってデスクで話す程度を予想してましたが、ヴィヴィアンくんが「お酒入れません?」と提案してきたので居酒屋になりました。
つづく
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