2024年になったのか
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若い女は需要が高い。
『学歴』『美人』『可愛い』『若い』の4枚のカードがあったら、男性市場では『若い』のカードが一番強い。
29歳は微妙ですよね。
29歳の私が感じた苦痛は「若く見える」という壁でした。男性からすれば私は「偽装カード」なんです。
上司「初めまして。チーム長として配属されたました!みんなの統括なので頼ってください!」
私「よろしくお願いします」
上司「女の子ひとりでしんどいかもですが頑張りましょう!」
私「(女の子って…)」
上司「噂の池袋さんですね!佐久間くんの」
でたよ
噂の池袋さん。
ここ2週間、例の佐久間とかいう男のせいで私の知名度は爆上がりです。
素材の受け渡しや他班への挨拶では「あ、佐久間くんの」という反応をされます。
佐久間くんの、なに。
嫌だな、この反応。
私「私は『佐久間さんの』ではないです」
上司「そうですね。失礼しました。というか佐久間くんのこと知ってたんですね!」
私「噂で聞いてます色々」
上司「おっとこれは良くない方向のやつ」
私「そりゃそうでしょう」
広まってる噂はすべて佐久間さんの妄想の話です。
しかも、これだけ私を持ちネタにしてる佐久間さんは一度も会いに来てません。
上司「すみません池袋さん。少しマスクを下げてもらえますか?」
私「?はい」
上司「………。」
マスクを取ると上司は私の顔をじっと見つめて「マスク取るの躊躇わないんですね」と笑いました。
上司「噂で、池袋さんの年齢が30歳前後って聞いていたので『自己紹介カードの写真も加工じゃないか』って疑ってたんですよ。でも普通に可愛いですね!」
何だコイツ。
『冗談交じりなら何を言ってもいい』というスタンスの人、デリカシー死んでません?
私「上司さんも私と同い年くらいですよね?」
上司「俺は池袋さんの3つ上です」
私「歳のわりに常識無いですね」
上司「俺も若く見えるでしょ♡」
幼いの間違いでは?
私「点数つけるのでマスク取ってもらえます?」
上司「嫌です♡」
上司が私の隣の席に腰を下ろしたので、積もりに積もった苦情を伝えようと思い、作業の手を止めました。
一瞬だけ怯む上司。
私「上司は佐久間さんと仲が良いんですか?」
上司「喫煙仲間です」
でた喫煙室!!
口ぶり的に、この人も噂の一端だな!?
仕事に集中したくて黙認してましたが、佐久間とかいう男は他人をネタにし過ぎでしょ。勝手に人のプライベートを詮索して喜ぶって未成年の行動ですよ。
私「佐久間さんっていつ会社にくるんですか。本人に言いたいことが沢っっっ山…あるので、仕事終わりに話せると嬉しいのですが」
上司「えっ!会ってくれるんですか!?」
突然の食いつきに驚きましたが、2週間近く「佐久間くんの池袋さん」と呼ばれ続けて、私もいよいよ苛立ちがピークでした。
私「現実の女は地下アイドルみたいに優しくないってことをしっかり説明します」
上司「うわっ、めっちゃ面白そう。池袋さんの会計持つんで、3人で飲みに行きません?」
私「良いですよ」
上司「わーい、日取り調整します!」
掴みどころがないというか、飄々としてるというか。
上司は威厳や立場を気にしない人でした。
良く言えばフレンドリー、悪く言えばメリハリがない。
あと行動が早い。
しばらくスマホを操作した上司は、にぱぁ~っと効果音がつきそうなくらい明るく笑いました。
上司「さっそく今日の18:00に約束を取りつけました!場所も確保してあります!池袋さんは今日は17:00上がりでOKです!化粧直しとか色々どうぞ!」
上司の権力を使うな
12時に出社した私を17時あがらすな。
私「私の日報みましたか?夕方は素材の回収に行きますし、スキャンも刷り出しも溜まってるので帰れません」
上司「なんでもっと早く出勤しないんです?」
私「私いま他班から仕事を貰ってるんですけど、12時前に出勤すると誰も出社してないんですよ」
どうなってるんだこの職場は。
上司「他班の仕事なら返しちゃっていいですよ。うちの班の仕事じゃないですし。池袋さんはお手伝いなんですから。捌けない量を押しつける方が悪いんです」
私「本来であれば捌ける量です」
上司「え~。でも予定は常に変動するものですよ。ねー、鳥羽くん?」
上司は私の椅子に手を置いて、デスクの奥を覗き込みました。
やめろ!
鳥羽さんは適切な仕事量をくれている!
真面目な鳥羽さんに軽薄なノリで絡むな!
上司「今日この子、佐久間くんとデートだから早めに仕事切り上げたいんだけど、いいよね?」
鳥羽さん「…はい」
私「他班に圧かけるのやめてください!」
上司「進捗確認と催促しとくよ?」
鳥羽さん「…………。」
風向きが変わったな
何だこの空気。
上司が意味の分からないことを言ったので黙って様子を伺うと、鳥羽さんが物凄く苦そうな顔で私をみました。
鳥羽さん「ごめん池袋さん。今日もし佐久間さんに会えるなら会ってほしくて…」
私「え…」
鳥羽さん「俺にLINEに連絡返せって伝えてほしくて」
私「それは…どういう…」
鳥羽さん「佐久間さん、俺の班の演出なんだ…」
Cパートの演出か!!
音信不通の!あの!
2ヶ月滞納の原因になっている!
あいつか!…あいつか!?
えっ、仕事を放置して飲みに行く予定立ててるの!?
それは人としてどうなの!?
私「むしろ鳥羽さんも一緒にきますか?」
上司「鳥羽くん来たら逃げるよ。目の敵にされてるし」
私「そんな大袈裟な…」
上司「鳥羽くんの彼女、佐久間くんが狙ってた子だから」
それは初耳ですが
私が軽率に立ち入っていいエピソードじゃなさそうだったので傍観に回ったら、鳥羽さんは物凄い勢いで首を振りました。
鳥羽さん「違います!勘違いです、付き合ってませんって。前も言いましたけど、ただの同期です!」
上司「鳥羽くんはからかい甲斐があるなあ」
鳥羽さん「池袋さん本当に信じないでね!!」
私「はぁ…」
どっちでもいいよ
この会社、恋愛脳な人間多すぎ。
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若い女は需要が高い。
『学歴』『美人』『可愛い』『若い』の4枚のカードがあったら、男性市場では『若い』のカードが一番強い。
29歳は微妙ですよね。
29歳の私が感じた苦痛は「若く見える」という壁でした。男性からすれば私は「偽装カード」なんです。
上司「初めまして。チーム長として配属されたました!みんなの統括なので頼ってください!」
私「よろしくお願いします」
上司「女の子ひとりでしんどいかもですが頑張りましょう!」
私「(女の子って…)」
上司「噂の池袋さんですね!佐久間くんの」
でたよ
噂の池袋さん。
ここ2週間、例の佐久間とかいう男のせいで私の知名度は爆上がりです。
素材の受け渡しや他班への挨拶では「あ、佐久間くんの」という反応をされます。
佐久間くんの、なに。
嫌だな、この反応。
私「私は『佐久間さんの』ではないです」
上司「そうですね。失礼しました。というか佐久間くんのこと知ってたんですね!」
私「噂で聞いてます色々」
上司「おっとこれは良くない方向のやつ」
私「そりゃそうでしょう」
広まってる噂はすべて佐久間さんの妄想の話です。
しかも、これだけ私を持ちネタにしてる佐久間さんは一度も会いに来てません。
上司「すみません池袋さん。少しマスクを下げてもらえますか?」
私「?はい」
上司「………。」
マスクを取ると上司は私の顔をじっと見つめて「マスク取るの躊躇わないんですね」と笑いました。
上司「噂で、池袋さんの年齢が30歳前後って聞いていたので『自己紹介カードの写真も加工じゃないか』って疑ってたんですよ。でも普通に可愛いですね!」
何だコイツ。
『冗談交じりなら何を言ってもいい』というスタンスの人、デリカシー死んでません?
私「上司さんも私と同い年くらいですよね?」
上司「俺は池袋さんの3つ上です」
私「歳のわりに常識無いですね」
上司「俺も若く見えるでしょ♡」
幼いの間違いでは?
私「点数つけるのでマスク取ってもらえます?」
上司「嫌です♡」
上司が私の隣の席に腰を下ろしたので、積もりに積もった苦情を伝えようと思い、作業の手を止めました。
一瞬だけ怯む上司。
私「上司は佐久間さんと仲が良いんですか?」
上司「喫煙仲間です」
でた喫煙室!!
口ぶり的に、この人も噂の一端だな!?
仕事に集中したくて黙認してましたが、佐久間とかいう男は他人をネタにし過ぎでしょ。勝手に人のプライベートを詮索して喜ぶって未成年の行動ですよ。
私「佐久間さんっていつ会社にくるんですか。本人に言いたいことが沢っっっ山…あるので、仕事終わりに話せると嬉しいのですが」
上司「えっ!会ってくれるんですか!?」
突然の食いつきに驚きましたが、2週間近く「佐久間くんの池袋さん」と呼ばれ続けて、私もいよいよ苛立ちがピークでした。
私「現実の女は地下アイドルみたいに優しくないってことをしっかり説明します」
上司「うわっ、めっちゃ面白そう。池袋さんの会計持つんで、3人で飲みに行きません?」
私「良いですよ」
上司「わーい、日取り調整します!」
掴みどころがないというか、飄々としてるというか。
上司は威厳や立場を気にしない人でした。
良く言えばフレンドリー、悪く言えばメリハリがない。
あと行動が早い。
しばらくスマホを操作した上司は、にぱぁ~っと効果音がつきそうなくらい明るく笑いました。
上司「さっそく今日の18:00に約束を取りつけました!場所も確保してあります!池袋さんは今日は17:00上がりでOKです!化粧直しとか色々どうぞ!」
上司の権力を使うな
12時に出社した私を17時あがらすな。
私「私の日報みましたか?夕方は素材の回収に行きますし、スキャンも刷り出しも溜まってるので帰れません」
上司「なんでもっと早く出勤しないんです?」
私「私いま他班から仕事を貰ってるんですけど、12時前に出勤すると誰も出社してないんですよ」
どうなってるんだこの職場は。
上司「他班の仕事なら返しちゃっていいですよ。うちの班の仕事じゃないですし。池袋さんはお手伝いなんですから。捌けない量を押しつける方が悪いんです」
私「本来であれば捌ける量です」
上司「え~。でも予定は常に変動するものですよ。ねー、鳥羽くん?」
上司は私の椅子に手を置いて、デスクの奥を覗き込みました。
やめろ!
鳥羽さんは適切な仕事量をくれている!
真面目な鳥羽さんに軽薄なノリで絡むな!
上司「今日この子、佐久間くんとデートだから早めに仕事切り上げたいんだけど、いいよね?」
鳥羽さん「…はい」
私「他班に圧かけるのやめてください!」
上司「進捗確認と催促しとくよ?」
鳥羽さん「…………。」
風向きが変わったな
何だこの空気。
上司が意味の分からないことを言ったので黙って様子を伺うと、鳥羽さんが物凄く苦そうな顔で私をみました。
鳥羽さん「ごめん池袋さん。今日もし佐久間さんに会えるなら会ってほしくて…」
私「え…」
鳥羽さん「俺にLINEに連絡返せって伝えてほしくて」
私「それは…どういう…」
鳥羽さん「佐久間さん、俺の班の演出なんだ…」
Cパートの演出か!!
音信不通の!あの!
2ヶ月滞納の原因になっている!
あいつか!…あいつか!?
えっ、仕事を放置して飲みに行く予定立ててるの!?
それは人としてどうなの!?
私「むしろ鳥羽さんも一緒にきますか?」
上司「鳥羽くん来たら逃げるよ。目の敵にされてるし」
私「そんな大袈裟な…」
上司「鳥羽くんの彼女、佐久間くんが狙ってた子だから」
それは初耳ですが
私が軽率に立ち入っていいエピソードじゃなさそうだったので傍観に回ったら、鳥羽さんは物凄い勢いで首を振りました。
鳥羽さん「違います!勘違いです、付き合ってませんって。前も言いましたけど、ただの同期です!」
上司「鳥羽くんはからかい甲斐があるなあ」
鳥羽さん「池袋さん本当に信じないでね!!」
私「はぁ…」
どっちでもいいよ
この会社、恋愛脳な人間多すぎ。
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